NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

ペット同行避難訓練 逗子市

2016年10月01日 | 日記
逗子市主催の総合防災訓練が本日(10/1)、逗子運動公園で開催されました。

プログラムの中に湘南獣医師会によるペット同行避難誘導訓練があり、参加してきました。

災害時にペットを連れての避難(同行避難)は国や自治体が推奨していることですが、
連れて行ってはいけない、避難所に入れないといった間違った理解をしている方がまだまだおられます。

先日の台風10号による北海道の豪雨でも、ペットがいるからという理由で避難指示に従わなかった住民がいたと報道されました。
北海道新聞:「ペットと避難」周知進まず ためらう住民相次ぐ 北海道内の豪雨災害

一部抜粋
『北海道内を襲った一連の豪雨災害では、避難所でペットを飼うのが不安との理由から、避難をためらう住民が相次いだ。
国は災害時、飼い主にペットと一緒に避難する「同行避難」を求め、自治体には避難所でのペットの取り扱いルールを防災計画に盛り込むよう促すが、周知や取り組みは遅れている。
専門家は「災害時は人命が最優先され、ペット問題は後回しになりがちだが、避難の際の混乱を避けるためにも重要な課題だ」と指摘する。』


環境省パンフレット:災害時におけるペットの救護対策ガイドライン

パンフレットの中では、同行避難は『動物愛護の観点のみならず、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全の観点からも、必要な措置である。』と説明されています。

事前準備などについては上記の環境省のパンフレットに詳しく説明されていますので、ペットを飼っている方はぜひ目を通して下さい。
また地域の防災訓練にも参加してみて下さい。



ところで、このブログのテーマである「野良猫」は災害時はどうなるのか・・・
いつも置いて行かれてとてもかわいそうなことになります。

野良猫は餌を与えている方が不妊・去勢手術を徹底して下さい。
そもそも野生動物ではないペット種の「猫」が飼い主のいない状態で存在していることはとても不自然で不幸なことです。

野良猫は手術の徹底とできる限り飼い猫化が対策になります。
間違っても繁殖させることがないように、どうぞよろしくお願いします。