NPO法人 湘南鎌倉猫ほっとさぽーと 活動ブログ

鎌倉・逗子・葉山で飼主のいない猫の不妊去勢手術をサポートしています。

イヌとネコと飼い主さんの防災セミナー

2016年08月03日 | 日記
先日藤沢市保健所で開催されました「イヌとネコと飼い主さんの防災セミナー」が大好評でした。
たくさんのご参加ありがとうございました。

湘南地区の県動物愛護推進員を中心に活動している湘南犬猫協議会(当会のメンバーも参加しています)が主催したセミナーでしたが、防災対策に対する関心の高さがうかがえました。
 

日ごろから考えておくことが大切ですね!
簡単ですが講師の方にお話しいただいたポイントを記録しておきます。

ペットとの同行避難  深作さん(獣医師)
 
避難とは、危険な場所から安全な場所へ逃げること。指定された避難場所が適切でないこともある。
自分で考えて安全な場所へ逃げること、愛犬愛猫と一緒に!
また避難所には3日~1週間しかいられないと考え、事前にどこへ行くのか、ペットの預け先など決めておくこと。
周囲の無理解などに腹を立てたり喧嘩したりすることなく、ペット連れは協力し合い、穏やかに交渉し、自分たちの居場所を作ること。
大切なこと~人混みでは口輪をつけ、人と争わず、自分で考えて行動、日頃から迷子札、マイクロチップをつけること。

愛犬のための減災予備知識 千田さん(JKC愛犬飼育管理士/ドッグライフカウンセラー)
 
ペットは災害弱者。避難所に着いたら、喧嘩しない、犬を自宅に置きに行かない、犬連れ同士声を掛け合い、協力しあう。
避難長期化と共に動物連れへのクレームが増える、周りへの配慮忘れずに。
災害時に活きるしつけ~名前を呼んだら来る、依存や分離不安ないように、知らない人からおやつをもらえるくらいの社会性・順応性をつける、そしてクレートトレーニングが出来ていること。

知っておきたい我が家の弱点 深谷さん(一級建築士)
 
命を守れる家にしよう。家の建っている場所は安全か?自宅の弱点を知り、弱点を補う。
今すぐできる安全対策~寝る場所は安全か?動物たちも安全な部屋で寝かせよう。
古い家屋なら2階や平屋部分が安全、水害の心配なら2階が安全、土砂災害の心配なら崖と反対側の2階の部屋がより安全。
ガラス飛散防止、通電火災防止、照明落下防止、家具や家電の固定など。
大切な命を守れるのは飼い主だけ!