ラスト５日間！

私の大チョンボで電池買いのために同じ道のりを２往復もする事になったＴ。
平面地図ではよく分からなかったけれど、後でお店までは結構距離があった事、階段の上り下りがあった事を知りました。
本当に申し訳ないことをしてしまいました。

「大地の塔」は、光と風と水という自然の力が織り成す、万華鏡の世界です。
風でゆっくりと変化していく万華鏡を見上げていると、まばゆいながらも優しい輝きに合わせる様に、静かな音が聞こえてきます。
この音もまた、風の力のみで動く楽器が奏でている音なのです。藤井フミヤ氏がプロデュースということが話題になっていたパビリオンですが、音楽と芸術に造詣が深い彼ならではのこだわりが、細かな所まで行き渡っているような、そんな気がしました。

皇太子様ご夫妻がお見えになった時、案内の方の
「この万華鏡の下で手を繋ぐと、そのカップルはずっと幸せでいられる」
というような説明を聞いて、お二人がはにかみながら手を繋がれていた、ということをＴＶで拝見したのは、まだ記憶に新しく残っています。
確かに館内はほの暗くて、恋人同士でずっと静かに見ていたい、そんな雰囲気のある所でした。（ちょっと遠い目）

隣接する「長久手日本館」だけは、午後からの入場整理券が取れたので、それまでの間に、中には入れないものの、外の展望台から「サツキとメイの家」を眺めてきました。
ここは他のパビリオンとは完全に離れた、日本庭園の木々の中に、本当にぽつりと一軒だけ建っていました。
見つけた時の印象、
「あ、あれかい！」
って、こんな感想どうかと思いますが、本当にそんな感じでした。
ちょこんと建っていて。
あの小さな家が実は細部に亘り、こだわりの塊のような家なんですね。
万博後、近場のテーマパークなどが、何箇所か移築希望を申し出ていたようなので、そうなってから見学に行ってもいいかな？と思っていました。
どうやら、そのまま会場内に残されるようです。
（いつまでかは定かではないのですが。）

飲食店も物凄い人だかりで、行列が出来てなかなか食事にありつけない、という散々な情報を耳にしていたので、どこでもすぐに食事が摂れるようにと、おにぎりを持参していました。
早朝に家を出たため、朝の分と昼の分とで多めに。
いろんな国の名物料理店が立ち並ぶあたりに、座る所もたくさんあったので、と思い、そちらに向かって歩いて行くと、飲食店は、
・・・・・・・・今日は、・・・空いてますねー・・・。

子「あの料理が食べてみたい！！」
親「このおにぎり、どうすんのや」
親・子「・・・・・・・・」

結局子供が所望する一品だけを購入し、あとはおにぎりをのんびり気分でいただきました。（少し残念　）
混雑したパビリオン前の行列に並びながら、ほおばることになると予想していたのですけどね。
まあ、そうならなかったことは「残念」ではなく、本当に「ラッキー」なことだったのだと思います。