こんばんは。
久方ぶりに面白い思いをしたので、摩訶不思議で載せます。
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先日、朝、子供を送りに行こうと車に乗り込もうとしたのですが、ふっと気がつくと右側に人がいて、あれ??と思ったのです。
緑色のセーターにチノパンで、それだけははっきり見えたんですよね。普通にブロックして暮らしている今、そんなにハッキリ、着ている服まで見ようなんて思わない。思わないからこそ、自然に見えたんで、霊だなんて思いませんでした。
まさに、人だと信じて疑いませんでした。
そして、それでも乗り込もうとした勢いがあるので、勢いで乗ってしまってから、「用件」が在るなら聞こうと思ったのです。ですが、実際は、勢いで一緒に乗ってこられて、つい・・・
「尻に座布団のようにその人を敷いてしまいました(滝汗)」
それでも、その時は人だと思っているのです。だって、ブロックした中でも、頭のスクリーンに映るとかの強さではなく、まんま、眼鏡越しに視覚として視えるわけですからね。この勢いはそんじょそこらにはありません。あえて言うなら、生きていれば、こういう存在感の強さは出ます。私だって伊達にブロックしているわけではありません。
で、座布団に敷いてしまってから・・・
「あっ、すみませーん。ごめんなさーい。大丈夫ですか?」と半ば素っ頓狂な口を利いたのは私でした。本当に一緒に乗り込んだと思い込んでいました。しかし、よく思えば、座布団に敷いたのなら、肉体の温かさがあっても、今はない。
しかも、送ってもらう気の息子達は、「???」。
で、よくよく乗り込んでから見ると、座布団に敷いたはずの緑のセーターのおっさんが、しっかり隣座席に座っている。しかも、なんということだ・・・シートベルトをしているんである。
「こいつも、送ってもらう気満々だ。_| ̄|○ ってか、どこに?」
仕方がないので、車を出し、息子らには「母が見間違えた」と申し伝え、3人を乗せて走り出した車。で、いつも大きな道から曲がるその交差点を、うっかりすっ飛ばしてしまった私。その交差点を曲がらなければ、ショートカットではない。だが、その時、すっかり気分は、「青山で幽霊を降ろしたタクシーの運転手」さん並みで、しょうがないや、次で行こうかと思い、行く道を変更したその・・・途端。
そうだよ、角を曲がり損ねたそのホンの数百メートル先にある、隣の駅のすぐ近所で、おっさんは「礼も言わずに降りていってしまったのである」。
「あっ・・・おっさん。今・・・一リットル142円なんですが・・・その・・・」
既におっさんは、煙と消え、私は割り切れない思いで、息子を送り届けた。
その翌日も、翌々日もずっとこのところ、おっさんを探した。ある曜日に限ってなのか、ある日にちに限ってなのか、そんな条件もつけて探した。けれど、故人は、あの日、私の車に無賃乗車をして、シートベルトを締めて、目的地で降りて・・・・
・・・・おそらく満足したに違いない。
思うに、自宅かどこか縁戚の家に帰ったんだろうと思います。
私の霊視ブロックを超えて、肉眼ではっきり視える程の姿で現れたその人。久々に・・霊障もなく、身体的負担もなく、単なるアッシーに使われてしまったそんなお話でした。
tomo
久方ぶりに面白い思いをしたので、摩訶不思議で載せます。
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先日、朝、子供を送りに行こうと車に乗り込もうとしたのですが、ふっと気がつくと右側に人がいて、あれ??と思ったのです。
緑色のセーターにチノパンで、それだけははっきり見えたんですよね。普通にブロックして暮らしている今、そんなにハッキリ、着ている服まで見ようなんて思わない。思わないからこそ、自然に見えたんで、霊だなんて思いませんでした。
まさに、人だと信じて疑いませんでした。
そして、それでも乗り込もうとした勢いがあるので、勢いで乗ってしまってから、「用件」が在るなら聞こうと思ったのです。ですが、実際は、勢いで一緒に乗ってこられて、つい・・・
「尻に座布団のようにその人を敷いてしまいました(滝汗)」
それでも、その時は人だと思っているのです。だって、ブロックした中でも、頭のスクリーンに映るとかの強さではなく、まんま、眼鏡越しに視覚として視えるわけですからね。この勢いはそんじょそこらにはありません。あえて言うなら、生きていれば、こういう存在感の強さは出ます。私だって伊達にブロックしているわけではありません。
で、座布団に敷いてしまってから・・・
「あっ、すみませーん。ごめんなさーい。大丈夫ですか?」と半ば素っ頓狂な口を利いたのは私でした。本当に一緒に乗り込んだと思い込んでいました。しかし、よく思えば、座布団に敷いたのなら、肉体の温かさがあっても、今はない。
しかも、送ってもらう気の息子達は、「???」。
で、よくよく乗り込んでから見ると、座布団に敷いたはずの緑のセーターのおっさんが、しっかり隣座席に座っている。しかも、なんということだ・・・シートベルトをしているんである。
「こいつも、送ってもらう気満々だ。_| ̄|○ ってか、どこに?」
仕方がないので、車を出し、息子らには「母が見間違えた」と申し伝え、3人を乗せて走り出した車。で、いつも大きな道から曲がるその交差点を、うっかりすっ飛ばしてしまった私。その交差点を曲がらなければ、ショートカットではない。だが、その時、すっかり気分は、「青山で幽霊を降ろしたタクシーの運転手」さん並みで、しょうがないや、次で行こうかと思い、行く道を変更したその・・・途端。
そうだよ、角を曲がり損ねたそのホンの数百メートル先にある、隣の駅のすぐ近所で、おっさんは「礼も言わずに降りていってしまったのである」。
「あっ・・・おっさん。今・・・一リットル142円なんですが・・・その・・・」
既におっさんは、煙と消え、私は割り切れない思いで、息子を送り届けた。
その翌日も、翌々日もずっとこのところ、おっさんを探した。ある曜日に限ってなのか、ある日にちに限ってなのか、そんな条件もつけて探した。けれど、故人は、あの日、私の車に無賃乗車をして、シートベルトを締めて、目的地で降りて・・・・
・・・・おそらく満足したに違いない。
思うに、自宅かどこか縁戚の家に帰ったんだろうと思います。
私の霊視ブロックを超えて、肉眼ではっきり視える程の姿で現れたその人。久々に・・霊障もなく、身体的負担もなく、単なるアッシーに使われてしまったそんなお話でした。
tomo