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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議100物語 第32話 「結婚指輪」

2008-05-02 10:49:50 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんにちは。

新規分です。
実はまだ未消化なんです。
とっても不思議な哀しい話です。

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随分前に大地震が起き、沢山の方が亡くなられることがありました。

犠牲者の中には、知り合いがいました。
男の人です。

私たちは、色々な資料を読み、助かった人名簿などをみて、当時、そこに住まわれていたその方たちの安否に一喜一憂しておりました。でも、結局一周忌までには、何も見つからず、犠牲者として扱われることになりました。

男の方には奥様がいらっしゃいました。
生きている方に賭けていたのですが、犠牲者として扱われる時、おっしゃいました。

「せめて、せめて、遺体がみつからないと」

でも、それは無理でした。震災により、倒壊した家屋、地盤沈下。地流れ。山崩れ、がけ崩れ。土砂流で埋まった家。どう見ても、認めざるを得ない状態でした。

「なら、せめて、・・・せめて結婚指輪が還ってくれば、あきらめる。それだけでいい。何もいらない。夫の結婚指輪が欲しい」

一生懸命探される奥様に対して、なす術もない私たちは悲しみの気持ちがこみ上げました。




そして、3回忌になろうとする時・・・・・




・・・・・・・その方の左手だけ見つかったんです。
指輪をしておられました。


まさに3年ぶりに奥様は亡くなられたご主人と会われたんです。希望通り指輪が還ってきたんです。


不思議な話です。今でも不思議です。
でも、すごく夫婦間の愛情が見えてきます。
こんな強い絆の夫婦をご覧になったことはありますか?
亡くなった方の奥様に対する強い愛情を私は感じました。
そして、愛されている奥様の亡くなった方に対する強い愛情。

素敵なご夫婦だったんですね。だったんですよ。お幸せでした。
短い期間だったけれど、とても愛の深い生活だったのでしょうね。

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この話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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