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「男性保育士」についての「誤解」を解くために、知っておきたい3つのこと

2017-01-26 19:55:01 | ニュースまとめ・総合
「男性保育士」についての「誤解」を解くために、知っておきたい3つのこと


男性変質者には天の朝日・・

1月19日、熊谷俊人・千葉市長がツイッターで以下の発言をして以来、「男性保育士」についての議論がネットやメディアで盛んに交わされています。

熊谷・千葉市長の発言は、「千葉市立保育所男性保育士活躍推進プラン~男性も女性も心から子育てを楽しめる保育所を目指して~」

https://www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/unei/documents/danseihoikusi.pdf

を紹介し、このプランの中に書かれた「性差に関わらない保育の実施」において、「保育士としてのキャリア形成のため、男性保育士も女性保育士と同じように、こどもの性別に関わらず、保育全般を行っていきます。保護者には市の方針であることを説明し、理解を求めます。」という部分について言及したものと考えられます。

これに対し、ネットでは「男性保育士が女児の着替えやおむつ替えをするのはイヤ」「着替えはいいけれど、おむつ替えはイヤ」などの意見、あるいは「男性差別だ」、「いや、性犯罪の危険を考えるべきだ」など、さまざまな意見が飛び交いました。
「男性保育士」への誤解があるのでは?

発端となった千葉市が発表した資料には、以下のように記されています。

「保育士においては、長い間女性の職業と認識されていました。しかし近年、男女雇用機会均等法の施行や職名が<保母>から<保育士>に改正されたことなどにより、男性保育士の人数も徐々に増えてきています。」

そもそも、これはあまりにザックリし過ぎた把握です。男女雇用機会均等法が施行されたのは1986(昭和61)年4月1日ですからもう31年も前、そして<保母>から<保育士>に名前が変わったのは1999年で、それもすでに18年も前の話なのです。まったく「近年」の話しではありません。正式の公文書でも、これほどアバウトな記載がなされるほど、「保育」について、実はよく知られていないことを知り、残念な気持ちになりました。

1月25日のNTVテレビ「スッキリ」では、この件に関して地デジ機能を使ったオンライン投票が行われていました。「男性保育士は女児にどこまで行っていい?」という質問への最終結果がこの数字。

着替えもおむつ換えもOK=57958票、着替えOK、おむつ換えNG=19189票、着替えもおむつ替えもNG=6564票でした。

この問題を最初に報道したJ-castニュースでも、同じような投票が行われています。

http://www.j-cast.com/2017/01/24288759.html

世論を巻き込んでこれだけ大きな議論になった背景には、男性保育士、あるいは「保育」そのものに対する、多くの誤解や認知不足があると思います。

問題なのは、

1男性保育士の社会的な認知度が低い。

2そもそも「保育士」の仕事の内容がよく知られていない

3性犯罪の問題と「男性」保育士というジェンダーの問題が混同されている。

ということなのです。

そこで、保育や幼児教育の歴史や男性保育者についての研究を踏まえ、上の3つについて明らかにすることで、今回の「男性保育士」の問題について、考えてみたいと思います。
1男性保育士の社会的な認知度が低い。

保育園にお子さんを預けている方の中にも、「うちの保育園には男性保育士さんがいる!」という方のほうが少ないかもしれません。先の千葉市の文書によれば、千葉市の公立保育所等に勤務する保育士の正規職員のうち<女性 650 人 男性 50 人>(平成 28 年 4 月 1 日現在) とあります。

厚生労働省の調査でも、平成25年に保育士登録している人118万6,000人のうち、女性が113万6000人(96%)、男性が5万人(4%)で、圧倒的に女性が多いことがわかっています。http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/s.1_1.pdf

「保育士」の多くが女性であることは、その歴史と大きく関わっています。日本では1891(明治23)年の小学校令により、「幼稚園」で子どもを教える「保姆」は「女性」と定められたことから、女性による保育の歴史がはじまりました。「資格」としては1926年に幼稚園令に基づいて「保姆」という名称が定められ、幼稚園のほか、幼稚園から派生した簡易幼稚園(保育園のルーツのひとつ)、あるいは地方で独自に発生したさまざまな託児所や保育施設でも、資格者である女性の「保姆」、または資格がなくても女性が保育にあたるようになっていきました。

戦後は、1947年に学校教育法に基づいて現在の「幼稚園」が生まれたときに、「幼稚園教諭は男女問わずになれる」と定められた一方で、保育園(保育所)は児童福祉法に基づいて形作られ、保育者は「保母」という名称で女性に限られた職業になりました。

経営者や用務員などの形で、男性も保育には関わって来ましたが、正式に資格を取れるようになったのは、1977年に児童福祉法が改正されてからです。当時もまだ正式な資格名は「保母」でしたので、「保父」という通称で、男性も資格者として保育に従事することができるようになったのです。

あまり知られていませんが、当時、先駆けだった世代の男性保育者の中には、シンガーソングライターの中川ひろたかさん、児童文学作家の杉山亮さんなど、「保父」からスタートして、今も子どもに関わる文化活動をしている人も多いのです。

その後、男女雇用機会均等法の施行(1986年)を受け、「保母」から「保育士」へと名称が変わったのは1999年、児童福祉法の改正によるものでした。それ以降は、男女問わず「保育士」という国家資格として保育に従事することができるようになったのです。
2そもそも「保育士」の仕事の内容がよく知られていない

保育士の仕事内容について語るときに外せないキーワードが「専門性」という言葉です。未だに保育士は子どもとただ遊んでいればいい、ご飯を食べさせたりおむつ換えをしたりという世話をしていればいい、と思っている人も多いのかもしれませんが、保育の仕事はそんな単純なものではありません。

実際、保育士の仕事は多岐にわたります。「遊び」は子どもの成長発達を促すためであるのはもちろん、人間関係を築くきっかけにもなり、また子どもが「まなび」を得るところでもあります。そこにはケガの心配もあり、細やかな配慮が必要です。子どもたちが自由に遊ぶためには、その準備をぬかりなくしなければなりません。

たとえば、子どもたちが自由にお絵かきしたいと思ったら、たくさんの画材や用具、材料を子どもが選びやすいようにあらかじめ配置しておかなければなりません。食事の介助といえど簡単ではありません。アレルギーの子や、体調の悪い子がいる集団の中で、一人ひとりの様子をしっかり確認しながら食事することが必要です。漫然とただ食べさせていたのでは窒息などの危険とも隣り合わせなのです。おむつ換えや着替えには、便や尿の様子や身体の様子をよく観察することで、病気ではないか、虐待の兆候などはないかなどを確認する意味もあります。

子どもは日々成長、発達し、昨日出来なかったことが今日突然できるようになる、ということの繰り返しです。大勢の子どもたちの中にあって、一人ひとりの子どもの成長発達をしっかり見守り、子どもの欲求を受け止め、子どもの言葉や様子を記録し、翌日の保育へとつなげていかなければなりません。保育士には、一人ひとりの子どもの存在を愛情深く受け止めることが求められるのです。さらに「保育所保育指針」にも定められているとおり、保護者支援も保育士に求められる仕事の一つです。保護者との信頼関係を築くため、これらのことを日々行っている保育士には、常に研修や勉強が求められます。

つまり、「男性」か「女性」か、という性差よりも、専門性を持って保育に当たることが出来るかの方が、よほど大きな意味があるのが「保育士」という仕事なのです。
3性犯罪の問題と「男性」保育士というジェンダーの問題が混同されている。

今回の「男性保育士」の件で、ツィッターなどに多く書き込まれていたのが「性犯罪」の問題です。確かに、これまでに保育施設で男性保育士による性犯罪が起きた事例もあります。小学校などでも同様の事件は起きています。

しかし、男性保育士と性犯罪を単純に結びつけるべきではありません。それは「女性の仕事にわざわざ男性が入ってくるなんて、何か特別な趣味があるのだろう」というような、ジェンダーによる偏見に過ぎません。

問題視しなければならないのは、男性保育士の存在ではなく、そういった「癖」のある人たちが誰でも入ってこられる日本の制度の問題なのです。海外では、虐待事件や性犯罪が表に出ることが多いことから、保育現場においてもそういった犯罪を防ぐための制度が設けられています。

たとえば、イギリスの保育現場では、保育従事者として働きたい人に対しては、必ず「前科」を調べることが法律で義務づけられています。これまでに何か子どもへの問題を起こしていないか、子どもに関わることが禁じられている人ではないか、確実に犯罪歴を調べ、その結果がクリアにならなければ、子どもに関わる仕事に就くことができません。海外から移住してきた人については、海外での以前の犯罪歴まで確実に調べられます。

日本ではそういった仕組みがないことが問題です。基本的に日本では「子ども好きな人はいい人」というような漠然とした性善説で保育が続けられてきており、子どもにとって危険な人を調べ、排除する仕組みが全くありません。男性を排除するのではなく、「危険な人」を排除する仕組みを作ることが早急に求められます。資格更新の仕組みなどを設けて、問題があった場合には排除していくことも必要です。そうでなければ、男性でも女性に関わらず、子どもに関わってはいけない人を排除できないのです。

もともと「保母」という女性限定の仕事だったことから、今でも保育の世界にはジェンダーの問題がかなり多く残っています。「少数派」としての苦労もあります。男性の入職で初めて男性用のトイレを作ったり、物置のようなところを改造して男性の更衣室を作ったりする保育施設もあります。最近、騒がれている保育士の処遇の問題も、元々が女性の仕事だから賃金が低かったという歴史があります。処遇が悪いことから結婚と同時に「寿退職」した男性保育士もいます。「男性だから力仕事が得意でしょう?」と女性の同僚に言われ、庭仕事や力仕事ばかりさせられる、といった話しも聞きます。世間一般でも「女性の職場に来る奇特な男性」という色眼鏡で見る人がまだまだ多く、それが今回の議論が拡大した一つの要因になっていると思うのです。

男性でも女性でも、人間の人生の最初の5年間に関わる人の存在は極めて重要です。本来、男性だから、女性だから、ということではなく、専門性が高く、より保育士にふさわしい人がその人生最初の5年に関わるべきなのです。 
男性保育士さんたちはどう考えている?

では、今回の騒動について、実際に男性保育士さんはどう思っているのでしょう? 聴いてみると、こんな意見が返ってきました。

公立保育所で働く男性保育士さん(30代)です。

「まず、千葉市長が行政の長として保育と保育士にこれほど理解と配慮を示している事に嬉しく思います。市長に寄せられた意見に対しては頷くこと半分、一方で<よくも犯罪者予備軍にしやがって>という憤り半分ですね。もし、保護者から直接、否定の目を向けられた時、自分はどう対応出来るのか、職場ではどういう対応が成されるのか、と不安にもなります。性別云々という以前に、人間性と専門性で考えてほしいですね。結局、保育が仕事として低く見られている現状が根底にあるんじゃないかと思います。いま騒がれていることが、ただ騒がれて終わるのではなく、保育士という職業は、専門性豊かな人間が一生懸命やっているんだということが、もっともっと浸透してほしいなと思っています。」

男性保育士さんのツィッターから。

男性保育士で、今は私立保育園の園長先生(40代)はこう言っています。

「犯罪予備軍を男女の性差で論じていることが、根本的に無理がありますね。おむつ替えですか? よく私、若い女性保育士さんに、布おむつのあて方を教えていましたけどね(笑)。おむつ替えの時間って、子どもとの1対1のスキンシップの機会で、0歳児保育には欠かせない時間なんです。だから、もし保護者から<不安だ>という意見が届いたら、保育ってこういうものだからねと、保護者にきちんと説明して理解を得られるようにしたらいいんじゃないですかね?下手な保育士はどこにでもいるし、上手な保育士もいて、そうした人材を適材適所に配置していくのが園運営です。私は基本的に、男性保育者擁護はしません。知らないどこかの人が、犯罪予備軍かどうかなんてわからないですし、それは男女問わずいえることですからね」

私立保育園で働く男性保育士さん(30代)の意見です。

「<男性か女性か>ということよりも、その<人>の問題なんじゃないなのかな?と思っています。自分に対しても、実は同じような意見や疑問は毎年保護者や時には同僚からあります。<誤解を生むから女の子の着替え、オムツ、トイレトレーニングはやめた方がいい、やめてほしい>と言われれば、一時的ですが、女の子の着替えやオムツ交換を控えるときもあります。私を守るために<控えた方がいい>と代わってくださる先輩もいました。でも、それも一時的なもので、同僚の先生方から<あなたなら任せられる>と信頼して頂けているので、今は特別なことはしていません。ただ保護者から要望があったときは上司と検討して個別に対応しています。男でも女でも、同僚や保護者から信頼してもらえる<人>であることが、自分は大事だと思っています」

元保育士だった男性(30代)はこう言います。

「自分が働いていたときには、自分も含め、自分の知り合いやまわりの男性の保育士でそういうことを言われたということを、聞いたことがなかったです。でもそういう記事を読んだことがあり、明日はわが身かもと思って、気を引き締めて、少しでもそういう目が向けられないようにと思って、日々働いていたのも事実です。いま騒がれていることが、ただ騒がれて終わるのではなく、保育士という職業は、専門性豊かな人間が一生懸命やっているんだということが、もっともっと浸透してほしいなと思っています」
保護者は保育士の人間性と専門性を信じること、保育士は誠実に保護者との信頼関係を築くことが大切

保護者や内部の女性の同僚からの視線を受け止めながら、男性保育士さんたちは日々、保護者や同僚との信頼を築こう、子どもとの関係をしっかり築いて良い保育をしようと努力しているはずです。保護者のみなさんにお願いしたいのは、「男性保育士はイヤ」と最初から拒否するのではなく、その保育士さんの毎日の保育の様子、子どもとの関わり、保護者との関わりをしっかり見てください、ということです。その上でやはり疑問があるのであれば、それは男性だからということではないはずです。

専門性を身につけ、豊かな保育を実践しようとしている保育士さんたちが、日々、子どもに対して、そして保護者に対して、人間対人間の関係をしっかり築くために、現場でいかに努力しているか、多くの人に知って欲しいと思います。

熊谷・千葉市長のフェイスブックでのまとめ

https://www.facebook.com/toshihito.kumagai/posts/1265747763494729

は、その意味で、多くの男性保育者にエールを送るものとなったと思います。

保育や教育の現場では、多様性(ダイバシティ)、ジェンダーフリーであることが求められる時代になっています。

男性か、女性か、という視点で考えるのはもはや時代遅れです。

男性も女性も、保育士が専門職としての地位を確立するために、今回の「騒動」が良い方に作用することを願っています。

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ  蓮舫氏は安倍政権を批判できない 民主党時代の「天下り放置」実態

2017-01-26 17:23:23 | ニュースまとめ・総合

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ  蓮舫氏は安倍政権を批判できない 民主党時代の「天下り放置」実態


J-CASTニュース 1/26(木) 17:00配信


 天下り問題が霞ヶ関でかなり話題になっている。マスコミの取り上げ方を見ると、トランプ大統領の就任と重なったからか、目立たなくなっている。

 2017年1月後半の今、国会開催中であり、蓮舫・民進党代表は、安倍首相の責任を問うと言っている。そうなると、民主党時代の天下りへの対応が蒸し返されて、お家芸の「大ブーメラン」になるような気がする。本コラムでは、第1次安倍政権で天下り規制を含む公務員制度改革をやっていた筆者の経験に基づき、これまでの天下り規制を整理しておこう。

■役所からの情報伝達に着目

 多くの人は「天下り」はいけないという。「天下り」を再就職として、全ての公務員の再就職を禁止しろとかいう人もいる。ただし、これは職業選択の自由から、無茶な話だ。そこで、「天下り」の何がいけないのかと言うと、役所の権限・予算を使って再就職するというところに行き着く。一方、受け入れ側も、役所の権限・予算を見越して天下りを受け入れてくれる。

 役人が現役ならば権限・予算を持っていることは分かるが、辞めた人に役所の権限・予算があるかといえば、それはない。役所に影響力があるかといえば、本人はあると言うかも知れないが、実はよく分からない。ただし、役所の重要部署が、天下りに際して口利きをしていれば、多分影響力があるのだろう。

 実際の再就職では、役所(本人ではなく人事担当者)から「この人は頼む」という「お願い」があれば、その人は役所に影響力があるという暗黙の了解になる。だから、役所から頼まれると、受け入れ側も安心して、再就職を受け入れる。これが典型的な「天下り」だ。この役所からの頼み方にも、いろいろなランクの人事担当者から受け入れ側に話が行く。こうした「天下り」の本当の話は、役所でも人事を行う管理職にならないと分からないはずだ。他方、役所が介在しないで、本人が独力で行う再就職は、世間からみても「天下り」ではない。

 第1次安倍政権では、こうした人事の生々しいことに基づき、役所からの情報伝達に着目した規制が作られた。これが今話題になっている天下り斡旋等の禁止である。そのとき、天下り斡旋等の禁止がきちんと行われているかどうかを監視する再就職監視委員会の設置も決められ、2008年12月に組織は作られた。

トランプの核戦力強化宣言

2017-01-26 14:08:05 | ニュースまとめ・総合

トランプの核戦力強化宣言

Wedge 1/26(木) 12:10配信



 トランプの「米国の核戦力を強化すべし」とのツイートに対し、12月23日付ワシントン・ポスト紙社説が、思慮に欠けた発言であると非難し、核兵器がテロリストの手に渡らないようにするなど核兵器の危険を軽減することに焦点を当てるべきである、と言っています。要旨、次の通り。

 核兵器の責任ある管理、指揮命令系統の頂点としての注意深い任務は、大統領の厳粛な義務である。それゆえ、トランプの核兵器についての12月23日の向こう見ずなツイートは災厄である。

 大統領候補として、トランプの核兵器についての発言は、様々な異なった考えが混在していた。一方で、日韓からの米国の核の傘引き上げを示唆し、他方では、「唯一最大の脅威」である核兵器への懸念を示しつつ、自らが予測不可能であることを誇った。大統領たるもの、このセンシティブな問題では言葉を注意深く選ぶべきであるが、トランプはそうしているようには見えない。12月22日、トランプは、「世界が核について正しく認識する時が来るまで、米国は核の能力を大いに強化、拡大しなければならない」と述べ、「軍拡競争は放っておけばよい。我々はあらゆるやり方で優位に立ち、勝ち抜くであろう」とも言った。

 核抑止も核兵器もすぐに無くなることはないだろう。しかし、米国とロシア(世界中の核爆弾の93%を保有)は、30年近く着実に核兵器を減らしてきた。米露間の新START条約は、こうした低い保有数を義務付ける条約である。他の軍備管理協定(特に1987年のINF条約)は歪んできてはいるが有効である。冷戦時代から引き継いだ大量の核弾頭を減らすには、長年にわたる努力が必要であった。トランプの新しい提案は、このコースを逆転させることになるのか。他国を制止することになるのか、それとも、刺激することになるのか。

 トランプのツイートは、プーチンがロシアの核戦力強化についていささか威勢のいい発表をした後になされた。ロシアと米国は、核兵器と運搬手段(爆撃機、潜水艦、ミサイル)の近代化について、それぞれのやり方をしている。近代化は米国の抑止力の信頼を維持するための重要な要素ではあるが、費用はどうするのか。12隻の弾道ミサイル潜水艦を建造するという海軍の計画は、他の艦船や潜水艦の計画により圧迫されている。トランプはどういう任務のために核をさらに拡大させたいのか。トランプは就任後、緊急時に用いるべき核戦争計画などを示されるだろう。これらは、最高司令官にとって考え込まざるを得ない事柄である。核兵器が現実のものである限り、トランプは、核兵器がテロリストの手に渡ることを阻止するなど、核兵器がもたらす危険を如何に軽減するかに焦点を当てるべきである。それ以上のことは、必ずしも我々を安全にはしない。

水責めなどの拷問「効果ある」、トランプ大統領が見解示す

2017-01-26 13:59:59 | ニュースまとめ・総合
水責めなどの拷問「効果ある」、トランプ大統領が見解示す


2017年1月26日 12時52分

AFPBB News

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は25日、米ABCニュース(ABC News)のインタビューで、水責めをはじめ一般的に拷問とみなされ米国内法で禁止されている尋問手法について「間違いなく効果があると思う」と述べた。ただ、こうした手法を復活させるかどうかは中央情報局(CIA)長官や米国防長官の意見に従うとした。

 米ホワイトハウス(White House)で行われたインタビューで、水責めに関する質問を受けたトランプ氏は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が米国人の首を切断して殺害するなど数々の残虐行為を行っている現状においては「火に対しては火をもって戦う」必要があると答えた。

「連中がわが国の国民やその他の人々の首をはねているとき、中世以降聞いたこともないような真似をISIS(ISの別称)がしているときに、水責めについて強い思いがあるかと聞くのか? 私の考えでは、火に対しては火をもって戦う必要がある」

 トランプ氏はこのように述べ、その上でジェームズ・マティス(James Mattis)米国防長官やマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)CIA長官の助言に従うとして「彼らがやりたくないと思うなら、それでいい。やりたいと言えば、私は実現に向けて努めよう」と語った。

 一方で「ただ、それ(水責めなど)が有効だと思うかと言われれば、間違いなく効果があると思っている」とも述べた。

【対馬の盗難仏像判決】菅義偉官房長官「極めて残念。韓国に返還求める」

2017-01-26 13:51:40 | ニュースまとめ・総合
【対馬の盗難仏像判決】菅義偉官房長官「極めて残念。韓国に返還求める」



2017年1月26日 12時38分

産経新聞

 菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、韓国の大田地裁が長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像の所有権を韓国の寺に認めた判決ついて「極めて残念だ」と不快感を示した。

 菅氏は「速やかに仏像が日本に返還されるよう、韓国政府側に適切な対応を求めていきたい」と述べた。

 この仏像は同県指定有形文化財の「観世音菩薩坐像」で、平成24年10月に観音寺から盗まれた。仏像を盗み韓国に持ち込んだ男らは韓国で起訴されたが、韓国中部・瑞山にある寺が、仏像は14世紀に倭寇に略奪されたものだと主張し、昨年4月に同地裁に提訴していた。

難民申請1万人超…就労目的の「偽装」が大半か

2017-01-26 08:24:15 | ニュースまとめ・総合

難民申請1万人超…就労目的の「偽装」が大半か


読売新聞 1/26(木) 7:16配信


 昨年1年間の難民認定申請数が、1982年に統計を取り始めて以降、初めて1万人を超えるのが確実となったことが、関係者の話でわかった。

 大半は就労目的の「偽装申請」とみられ、法務省が2015年9月に始めた偽装申請対策の効果が十分でない実態が、改めて浮き彫りになった。

 日本の難民認定制度は10年3月の運用改正で、申請6か月後から一律に就労できるようになった。このため、就労目的の偽装申請が急増。10年に1202人だった申請数は11年以降、過去最多を更新し続け、15年は7586人に上った。

 昨年は9月末時点で既に7926人。関係者によると、申請はその後も増え続け、年間で1万人を突破するのは確実だという。一方、昨年9月末時点で6人(15年は27人)だった認定数は大幅には増えない見通しで、申請数の増加が真の難民の審査に遅れを生じさせている可能性がある。

【千葉女性監禁】生き埋め殺害、元同級生の19歳少女に無期求刑

2017-01-26 08:08:47 | ニュースまとめ・総合
【千葉女性監禁】生き埋め殺害、元同級生の19歳少女に無期求刑


2017年1月25日 22時45分

産経新聞

 千葉県芝山町の畑に平成27年、同県船橋市の女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして強盗殺人や逮捕監禁罪に問われた元同級生の少女(19)の裁判員裁判の論告求刑公判が25日、千葉地裁(松本圭史裁判長)で開かれ、検察側は「犯行の中心的役割を果たした」として無期懲役を求刑した。

 検察側は論告で、女性と物の貸し借りをめぐってトラブルになった少女が共犯の井出裕輝被告(22)=強盗殺人罪などで起訴=に犯行を依頼するなど、積極的に犯行に関与したと指摘。殺意や計画性があったと主張した。

 弁護側は、犯行の計画に少女は関与せず、生き埋めも共犯の中野翔太被告(21)=無期懲役の1審判決控訴=によるもので、強盗殺人罪は成立しないと訴えた。

 少女は最終意見陳述で、「殺害の計画も、依頼もしていない。殺意もなかった」と述べた。

 起訴状によると、少女は27年4月19日夜、井出、中野両被告と共謀し、千葉市中央区の路上で女性を乗用車に乗せ、両手足を緊縛するなどして監禁。財布やバッグを奪い、翌20日未明、芝山町の畑に事前に掘っていた穴に女性を埋めて、窒息死させたとしている。