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国民の財産を犠牲にした日本資本主義政府の投資のからくり

2015-12-12 12:43:59 | 経済

国民の財産を犠牲にした日本資本主義政府の投資のからくり
 新自由主義という言葉は、実は一般の大多数の大衆あるいは労働者にとっては、ごまかされやすく非常に危険な考え方です。この新自由主義とは、政府が市場を管理することを止め、企業のやりたい放題に野放しにして政治の管理をそれに従がわせていく市場原理主義の考え方です。
 これは1980年代のロナルド・レーガン大統領の経済政策「レーガノミックス」に始まっています。「アベノミックス」はこの言葉のパクリです。これは資本側の利益本位の政策に突き進みますから、一部富裕層以外の中間層さらには貧しい層は、労働の分配率が下げられてしまい、ますます貧しくなってしまいます。 さらにアメリカは1999年に銀行業務と証券業務の一体化を認める金融サービス一体化法を成立させ、マネー集中一括管理し捨てもとともに金融帝国を構築しました。現在の日本も、この方式をなぞっています。商業銀行の投資銀行化を政府が後押しし、資産価格の値上がりで効率的に利潤率の極大化を図りました。金融資本市場でマネーを作ろうとすれば、主役は商業銀行ではなく投資銀行です。ちょうど、政府が五頭のクジラを利用して、国民の税金を投資に回し金融業界の収益拡大に手助けをするという博打をやるのも、あくまで企業の利益を優先にし国民の税金や財産を犠牲にする政策といえます。

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