鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

小田急 地下鉄直通ロマンスカー公開

2007年11月04日 | 私鉄(関東・東北・北海道)

地下鉄直通ロマンスカー公開
通勤・観光ニーズに対応

小田急・東京メトロ

小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)は19日、2008年(平成20年)3月から小田急線と東京メトロ千代田線間で直通運転を開始する日本初の地下鉄線内座席指定制特急の新型ロマンスカー「MSE」(60000形)を報道公開し、運転計画を発表した。落ち着いた車内空間を意識した設計で、平日は通勤用として朝晩を中心に本厚木・唐木田と北千住間などで1日4本を運転。土休日には北千住-箱根湯本間などで計6本を走らせ、ビジネスと観光の双方のニーズに応える運用を行う。

2008年3月運転開始
平日4本、土休日6本

 千代田線内の停車駅は北千住のほか、乗降客数が多い大手町、霞ヶ関、表参道の3駅を設定。小田急線内では従来の特急停車駅と、一部列車の停車駅として成城学園前を新たに加えた。10両編成を基本とし、一部は6両編成での運転も行う。

 平日は朝の通勤時間帯に本厚木発北千住行き「メトロさがみ」を1本、帰宅時間帯に「メトロホームウェイ」として北千住発唐木田行き1本と大手町発本厚木行き2本の計4本を運転。土休日は、朝の「メトロさがみ」1本と、日中に北千住発箱根湯本行き「メトロはこね」を2往復、夜間の北千住発本厚木行き「メトロホームウェイ」1本の計6本を走らせる。

 また、土休日のうち年間30日程度、朝の北千住行きを、霞ケ関-桜田門間の連絡線を通って有楽町線の新木場まで乗り入れる臨時列車「ベイリゾート」として運転。東京ディズニーリゾートや台場地区など、東京ベイエリア方面への行楽の利便性も高める。

 特急料金は東京メトロ線内の一律200円と小田急線内の料金の合算額とし、大手町・霞ヶ関-町田間は600円、北千住-箱根湯本間は1070円などの設定。メトロ線内のみの乗車はできない。特急券は改札口付近とホームの券売機や駅事務室などで乗車の1カ月前から発売する。

 車両は歴代ロマンスカー伝統の流線形を継承しつつ、地下線内走行のため先頭車両の先端部に貫通扉を設置。車体は、海や青空をイメージさせる明るい「フェルメール・ブルー」をベースに、「バーミリオン・オレンジ」の帯をあしらった。車内も2・3㍍と高い天井や座席の背もたれ部分を高くするなど、ゆとりの居住空間を提供する工夫を随所に凝らしている。

 東京メトロの梅崎寿社長と小田急電鉄の大須賀頼彦社長は、それぞれ「これまでとは質的に異なる新たな輸送サービスを提供するもの」「将来の通勤形態の新たな可能性を示す先駆的な第一歩」と期待を寄せている。

前にもご紹介しましたけど、新しいロマンスカーが来年デビューします。今度のロマンスカーは地下鉄を走ると言う事で、貫通型の先頭車ですけど、特に違和感はない感じがします。ただ、地下鉄内に特急が走る事に少し戸惑いはありますが、これからはこれが新しい地下鉄のスタイルになって行くでしょうね。


JR北海道 モータ・アシスト式ハイブリッド車両を開発

2007年11月03日 | JR北海道

モータ・アシスト式ハイブリッド車両
JR北海道が開発

 JR北海道は23日、モーターを補助動力として使う鉄道車両としては世界初の「モータ・アシスト式ハイブリッド駆動システム」搭載車両を開発した、と発表した。ハイブリッド車両は既にJR東日本が実用化しているが、同社の「シリーズハイブリッド」に比べ「軽く、小さく、安い」(柿沼博彦副社長)のが特徴。3年後にも試作車を製造して実用化を図るとともに、複合車体傾斜システムとの組み合わせにより、特急の高速化にもっなげる方針だ。

鉄道用では世界初
小型軽量、費用は半分
3年後にも試作車

 同システムは、モーターを持ったアクティブシフト変速機とコンバーター・インバーター、バッテリー、制御装置で構成。低速域ではモーターのみで走行し、時速45㌔を超えた時点でエンジンが始動するとともにモーターがアシストして駆動力を高める。

一方、惰行時にはエンジンで、ブレーキ時には車輪からの動力で、それぞれモーターを駆動し、モーターを発電機として使ってバッテリーを充電する。

 従来の気動車と比較し燃費を15~20%改善でき、二酸化炭素(CO2)などを軽減。駅出発時の騒音も低く抑えられる。また、シリーズ式に比べシステムを小型軽量化でき、費用も半分。既存の車両を改造してハイブリッド化することも可能だ。

 同社は2002年(平成14年)10月からディーゼルハイブリッドの開発を進めていたが、当初目指したシリーズ式をやめ、駅間距離の長い地域、に適したMA式に改めた。日立ニコトランスミッションとの共同開発で、開発費は3億3000万円。

 柿沼副社長は「1つのモーターを発電用としても使ったところがポイント。地球環境にもやさしい乗り物だ」と話している。

北海道でもハイブリッド化の動きが!
北海道は非電化区間が長く、気動車天国だから当たり前と言えば当たり前なんだけど、先に開発したJR東日本のハイブリッド車を凌ぐ性能と半分のコストと言うのがすごいですね。早く実用化され、全国各地に似たような車両が普及すると、地球環境にも大きな影響があるでしょうね。


JR東日本 廃止間近!山田線・岩泉線キハ52・58

2007年11月03日 | JR東日本

キハ52がラストラン
JR東日本盛岡支社
山田、岩泉線で11月24日

 JR東日本盛岡支社は、同支社管内の山田線盛岡-宮古間で従来使用してきた冷房装置のないキハ52、58形気動車に代えて、冷暖房完備のキハ110系気動車の投入を開始した。岩泉線(茂市-岩泉間)でも11月24日から順次投入、翌25日からは両線で始発から全列車がキハ110系での運転となる。

 同支社ではキハ52形のラストランを記念し、11月24日に「栄光のキハ52号」「さようならキハ52号」を運転する。栄光のキハ52号は同形4両編成で、往路は盛岡-宮古・岩泉間で運転。途中駅の茂市で2両ずつ宮古行きと岩泉行きに分割する。運転時間は盛岡発9時43分、宮古着12時19分、岩泉着12時54分。復路は岩泉発13時10分、盛岡着16時15分。

 さようならキハ52号は宮古発15時49分、盛岡着18時の通常の普通列車に、栄光のキハ52号で宮古まで使用した車両を増結して同形の5両編成で運転する。

 両列車の発車に合わせ、盛岡、宮古の両駅ではそれぞれ出発式、見送り式を行う予定。

 栄光のキハ52号の岩泉発着車両は全車指定席で、指定席券は往復とも完売している。

とうとう盛岡支社のキハ52・58の廃止がカウントダウンとなりました。長い間、山田線や岩泉線の顔として働いてきましたが、老朽化には勝てなかったようです。今後はキハ110に受け継がれますが、新しい車両も新しいドラマを作ってもらいたいですね。