鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR東日本 夜ノ森駅付近で特急を低速運転

2007年05月08日 | JR東日本

車窓からツツジゆっくり見て!
夜ノ森駅付近で特急を低速運転

JR東日本水戸支社

 JR東日本水戸支社は今年も4月28日から5月13日まで16日間、常磐線夜ノ森駅構内のツツジを車窓から楽しんでもらおうと、特急「スーパーひたち」の低速運転を実施する。同駅では、ホーム両側の土手に約6000株のツツジが植えられ、シーズンには赤やピンク、柴、白など原色の美しさが利用者の目を楽しませている。

 徐行する列車は、同駅を8~16時台に通過する上下8本で、通常の時速80㌔を同25㌔に落とす。また、同駅で入場券を購入すると、観光マップをプレゼントする。

JRとしては粋な計らいね。車窓からツツジを見てもらおうなんて、ちょっとステキかも。6000株もあるなら見事なツツジなんでしょうね。お急ぎのビジネスマンもちょっとは心が和むかなあ・・・・


JR東日本 キハE200形、今夏小海線でデビュー

2007年05月06日 | JR東日本

キハE200形、今夏デビュー
世界初のディーセルハイブリッド車

 世界初の営業用ディーゼルハイブリッド鉄道車両、JR東日本の「キハE200形」が今年夏、小海線にデビューする。ディーゼルエンジンで発電した電力と蓄電池の充電電力を組み合わせ、電気モーターで車輪を回す。これにより環境負荷低減、メンテナンス軽減などを図る。併せて、車内設備面では床面の段差縮小、車いす対応トイレの設置など、「人に優しい」車両としての配慮もなされている。

 同社のハイブリッド車両開発は、動力システムの革新による環境負荷の低減を目的に2000年度(平成12年度)にスタート。2003年にはディーゼルハイブリッド試験車両「NE(NeW Energy)トレイン」が完成し、同年5月から走行試験を行って各種データを集めてきた。この車両は2006年7月以降は燃料電池ハイブリッド車両として、さまざまな試験を行っている。

 キハE200形は、NEトレインで得られたディーゼルハイブリッドシステムに関するデータを踏まえて3両製作した。1両当たりの製作費用は約1億9000万円。

 動力システムを構成する主な機器は、ディーゼルエンジン・発電機・コンバーター・インバ-ター・蓄電池・モーター。基本的に、発車時は蓄電池の充電電力のみでモーターを回転させ、ある程度の速度に達するとエンジンが起動して発電機を回し、加速に必要な電力を発生させる。減速時にはモーターを発電機として使用し、発生した電力を蓄電池に充電する。駅に停車している時はエンジンを停止。

 加速性能などは従来のキハ110系気動車とほぼ同じ。最高速度は時速100㌔。

 モーターは交流電源で駆動する誘導電動機。回転速度を調節するための電圧、周波数の制御は直流から交流に変換する方法が便利なため、発電機で発生する交流電力はコンバーターで直流に変換の上、インバーターで再度交流化(電圧、周波数制御)してモーターに供給する。蓄電池の直流電力もインバーターで交流化。

 蓄電池は出力15・2㌔㍗時のリチウムイオン蓄電池。モーター動力のほか、車内照明、冷暖房などのサービス電源も賄う。

環境負荷、メンテナンス軽減

エンジンは出力331㌔㍗時(450馬力)の直噴式直列6気筒横型ディーゼ
ルエンジンで、発電専用。加速時のほか、サービス電源の使用などで蓄電池電圧が下がると自動的に起動して充電する。

 最新の排ガス対策エンジン(コモンレール式)で、エンジン内の燃料噴射系で高圧ガスを作り、電子制御で適切に噴射することで、排ガス中の有害物質を減少させている。ハイブリッドシステムの効果と合わせて、キハ110系に比べて排気中の窒素酸化物(NOX)、粒子状物質(PM)は約60%低減。燃料消費量は、起伏の激しい小海線で約10%低減を見込んでいる。また、駅停車時にはエンジンのアイドリングをストップすることで騒音を約30デシベル低減している。

 ハイブリッドシステムにより、メンテナンスも軽減。気動車で必要な変速機、歯車装置などの保守作業が不要になり、冷暖房も電気式を採用して温水、冷媒配管を廃止した。制御装置などは電車部品との共通化を図り、省メンテナンス型を採用している。

 車体はステンレス製。両運転台構造で、定員は117人(座席定員46人)。裾部分が膨らんだ拡幅車体として車内空間を広げるとともに、キハ110系と比べて▽ドアステップと床面の段差縮小(205ミリ1160㍉)▽優先席部分のつり手高さ低下(1620ミリ11580ミリ)、握り棒の形状変更▽ロングシート部分の1人当たり座席幅拡大(440ミリ1460ミリ)などを行って多くの人に使いやすいようにし、居住性を向上させた。トイレは自動ドア付きで、JIS規格の大型車いすに対応している。

 外観は青系統を主として、さわやかな高原地帯を走る小海線のイメージを打ち出した。ドア(片側2カ所)は車内外とも黄色に塗装して視認性を良くしている。

 キハE200形は夏ごろまで信越線、篠ノ井線、小海線で試運転、乗務員訓練などを実施し、営業運転開始に備える。同社では、小海線での営業運転時の各種データの確認を約2~3年間かけて行い、量産化、次期投入線区などを検討する、としている。

環境に優しいハイブリッドディーゼル車が実用化されるんだけど、小海線での成績がよければ他の非電化線区にも導入を検討しているようです。そうなるとまずキハ58・52・40などは淘汰される可能性が高いと思います。新型車には魅力を感じますが、古い味のある車両が消えていくのにはちょっと複雑な思いがします。


JR東日本・東武 横浜~東武日光直通臨時特急

2007年05月05日 | JR東日本

JR東日本
東   武

横浜-東武日光へ直通臨特急
横浜駅で出発式

 JR横浜駅と東武日光駅を結ぷJR東日本・東武鉄道直通臨時特急「日光83号」の出発セレモニーが4月28日、横浜駅7、8番線ホーム、で行われた。横浜駅からの両社直通特急の運転は初めて。

 同列車は、昨年3月18日からJR新宿-東武日光・鬼怒川温泉間で運転開始した相互直通特急の利用が通算約45万人(1日平均約1235人)と好調なことや神奈川エリアの利用者の要望などを受け、ゴールデンウイーク期間(4月28~30日、今月3~6日)に設定した。

 ダイヤは神奈川エリアの人が日帰り利用できるよう、下り83号が横浜発9時16分、東武日光着11時40分。上り84号が東武日光発17時4分、横浜着19時30分。横浜-新宿間では渋谷に停車、新宿以北の停車駅は通常の「日光号」と同じ。車両はJR東日本の189系6両編成〝彩野″を使用している。

 セレモニーには井上進JR東日本横浜支社長、尾崎一喜JR横浜駅長、大垣雅則東武鉄道営業部長、来賓として斎藤文夫栃木県日光市長などが出席。あいさつで井上支社長は「横浜からの直通列車のご要望をたくさんいただいていたが、東武鉄道のご協力で実現した。360万都市の横浜から1本の列車でつなぐことができ、多くのお客さまに日光、鬼怒川への旅行を楽しんでい敵だける列車に育てていきたい」、斎藤市長は「日光では世界遺産に登録された東照宮などの社寺、温泉、雄大な大自然などが皆さまをお待ちしている。同列車で日光を大いにお楽しみいただければありがたい」とそれぞれ述べた。

 この後、日光83号の乗務を担当する佐藤康明運転士、安田賢仁車掌に花束が贈呈され、関係者によるテープカットの後、尾崎駅長の出発合図で、ほぼ満席の同列車はタイフォンを高らかに鳴らして一路、東武日光へと発車した。

好調だったスペーシアの新宿乗り入れ、横浜まで園長運転されても何の不思議もないわね。むしろなぜ、延長しないのだろうって感じ。今回のゴールデンウイークの利用者の状況によっては定期運行する可能性もあるね。最近、鬼怒川温泉は観光客が減り続けてるって話だけど、活性化できるといいですね。


 


JR東海 N700系訓練装置を報道公開

2007年05月04日 | JR東海

JR東海
N700系の運転技術を習得

 JR東海は18日、東京第一運輸所で、今年7月1日のダイヤ改正からデビューするN700系に対応した、乗務員教育訓練装置を報道陣に公開した。忠実に再現した運転台で、コンピューターグラフィックス(CG)や実際の映像画面を見ながら東海道新幹線の運転をリアルに訓練できる。同運輸所では既に今月初めから活用している。

駅停車時のブレーキ操作など
乗務員教育訓練装置を報道公開
営業運転開始前の導入は初

 同社では、新しい新幹線車両が営業運転を開始する前に、こうした教育訓練装置を取り入れるのは初めてという。営業前に運転技能を習熟し、万全の体制を整える狙いがある。

 300系、700系に対応した従来の訓練装置は、運転台だけを模擬しているのに対し、新しい装置は「臨場感は訓練に不可欠」と、実車と同じ材料を使って車体部分も製作された。

 訓練できるのは従来同様、車両故障が発生した場合の応急処置に加え、車両所への入出庫時の運転取り扱いや、駅停車時のブレーキ操作が新たに行えるようになった。応急処置は、N700系で初めて採用された車体傾斜装置に伴う処置のような、N700系特有の4項目を含めた65項目を確認でき、入出庫時の運転では東京、三島、名古屋、大阪の各車両所ごとに実際の現場を反映した画面を見て訓練できる。

 また、ブレーキ操作は経験年数によって技術が向上するとともに、東海道新幹線では駅にホーム柵を設置したことで、より精度の高さを求められるが、実車に近い状態で訓練できる環境が整ったことで、新人運転士のミス防止にもつながるとしている。

 同日は岐阜羽島から名古屋までの運転と、名古屋駅に停車する際のブレーキ操作や、新横浜-名古屋間で電気系統が故障したとの想定で、運転台での復旧作業などが公開された。毎月の決まった訓練や新人養成のほか、各個人が弱い分野を習熟するためなど臨機応変に利用していく。

 東海道新幹線の乗務員は約1400人。このうち車掌を除いた運転士約600人が主に使用するが、応急処置は車掌も対象となる。東京の新幹線乗務員所に続いて、来年3月までには名古屋、大阪の乗務員所と三島社員研修センターにも順次設置する。工事費は計約10億円。

最新鋭の訓練装置で訓練してもらわないと、やっぱり乗客としては不安があるわけなのよね。1台10億円は高いけど、決して高い投資でないと思うわ。沢山の乗客の安全を守って早く目的地に到着すると言う、矛盾した内容のことをやらなければいけないのだから、これは公開することによって、お客さんへの安心料の提供だと思います。


JR東日本 蒲田駅がリニューアルに

2007年05月03日 | JR東日本

蒲田駅をリニューアル

駅ビルも改装来春開業めざす
コンコースの改装や新「びゅうプラザ」設置など
JR東日本東京支社

 JR東日本東京支社は17日、京浜東北線蒲田駅をリニューアルすると発表した。コンコースの改装、新「びゅうプラザ」の設置、東口、西口階段へのエレベーター整備などを行う。JR東日本グループのジェイアール東日本商業開発が運営する駅ビル「パリオ」「サンカマタ」は営業を一時休止し、改装する。駅リニューアル、駅ビルとも来年春の完了、開業を目指す。

 駅改良はJR東日本の中期経営構想「ニューフロンティア2008」で掲げている「駅を変えます」の一環。駅施設では、老朽化しているコンコースの内装をリニューアル。天井の一部は吹き抜け空間とし、清潔感、開放感のある明るい駅空間をつくる。

 構内に分散している駅施設、店舗は集約。「みどりの窓口」 「びゅうプラザ」は同窓口、旅行カウンター、指定席券売機を1つの店舗内に配置した新しい「びゅうプラザ」とする。改札口(中央口、南口)では自動改札機の配置を見直して混雑緩和を図る。旅客用トイレは増設するとともに、多機能トイレも設置。女性用にはパウダーコーナーも設ける。

 バリアフリー設備として、地元・東京都大田区の協力を得て東口、西口駅前広場と改札階(2階)をつなぐエレベーターを各1基整備する。

首都圏の駅も改装が増えてきたような感じ。出来た年代が似通ってるから当たり前なんだけど、利用客が多いから工事も大変そうね。リニューアルされて、新鮮な感じになるのもいいけど、古き良き時代の駅舎には保存してもらいたいものも結構あるからその辺が難しいところよね。東京駅なんかがいい例かな。最近はバリアフリーに対応するようにしてるから、工事も大掛かりになるかもね。


JR北海道 道内全線、全駅めぐり

2007年05月01日 | JR北海道

全線、全駅めぐり
旭川支社12日間、観光・味覚も満喫

6月5日、出発

 2499・8㌔。JR北海道の営業キロだ。この全線を乗り尽くそうというツアーを、同社旭川支社が企画した。6月5日旭川駅を出発し、12日間かけて合間に道内各地の観光スポットを巡り北海道の味覚も堪能しよう、というぜいたくな旅。同支社は「ぜひ挑戦を」と呼び掛けている。

 JR発足20周年記念の一環として企画した「JR北海道線全線乗りつくし! 北海道の魅力再発見の旅」。普通列車や特急などすべて既存の列車を使い、石勝線夕張支線や新千歳空港駅線などの盲腸線もくまなく走破し、本州内の中小国駅はじめ全465駅を巡る。

 もちろん重複区間もあるが、貸切バスも利用して効率よく回るので、1日の列車乗車時間はそれほど長くはない。途中、バスで宗谷、襟裳、納沙布の3岬や幌延-増毛間のオロロンライン、襟裳の黄金道路などの観光道路、それに旭山動物園や小樽運河、函館山夜景、知床五湖など欠かすことのできない観光スポットも回る。

 札幌、函館では地下鉄、路面電車に乗車、洞爺湖や知床では遊覧船にも乗る。富良野ではメロンの苗付け体験もある。

 十勝川温泉や洞爺湖温泉、場の川温泉などの温泉地での宿泊も楽しめ、北海道ならではの食事や駅弁も用意している。

 旭川駅解散で、大人1人28万8800円から。問い合わせ、申し込みは旅行センター旭川支店=電話0166(22)8180=へ。

JR北海道の全線を乗り潰し、更に観光地を巡り歩くという夢のような企画。でも値段もビックよね。まるで海外旅行なみの値段ね。誰か参加する人居るのかなあと思うけど、これからの北海道は観光シーズン。徹底的に北海道を鉄道で満喫したいと言う人には最高の企画かもしれないね。