鉄道車両アラカルト

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貨物・旅客地域流動調査。貨物最多は神奈川→栃木

2007年06月26日 | 国内旅行

鉄道輸送、貨物最多は神奈川→栃木
旅客は東京-神奈川

貨物・旅客地域流動調査

 国土交通省は、本年度版の貨物・旅客地域流動の調査結果を公表した。全国の都道府県間で物や人がどのように移動したかを詳細に追跡した年次リポートで、今回は初めて輸送モード別に集計。貨物鉄道の輸送量が都道府県別で最も多いのは神奈川発栃木行き、旅客鉄道は双方向合計で東京-神奈川間の移動がトップだった。

初のモード別集計

 同省総合政策局情報管理部が今後の鉄道や道路の整備計画を立てる際の基礎資料として実施しているもので、業界団体や事業者から寄せられた2
005年度(平成17年度)の輸送量を精査。今回から集計方法を変更し、貨物は鉄道、内航海運、トラック、旅客も鉄道、旅客船、航空、自動車のモード別にカウントした。

 それによると、同年度の年間貨物輸送量は前年度に比べ1・8%減の55億8400万トン。国内貨物は物流効率化の流れに沿って輸送量が減り続けており、4年連続で60万トンの大台を割り込んだ。モード別のシェアはトラック88・9%、海運10・4%、鉄道0・7%。鉄道は前年度の0・6%に比べ、わずかに分担率を上げた。

 全輪送機関の合計で発送量が最も多いのは神奈川、着量トップは東京で、発量は前回首位の千葉と1、2位が逆転した。鉄道の輸送品目では、コンテナを中心とする「その他貨物」が64・2%で半分以上を占め、次いで化学工業品が30・7%。鉄道の都道府県間ランキングは、①神奈川発栃木行き②神奈川発群馬行き③神奈川発長野行きで、いずれも主力貨物は京浜地区の精油所からタンク貨車で運ばれる石油類。4位以下では、東京発北海道着が6位、東京発福岡着が8位に入り、遠距離で優位性を発揮するオンレール輸送の特性が表れた。

 このほかのモードでは、内航海運は鹿児島発神奈川行き、トラックは兵庫発大阪着がそれぞれ首位。トラックは2位の東京発埼玉着、6位の三重発愛知着など上位のほとんどは隣接する2都府県間の輸送だ。

 旅客の年間輸送量は延べ879億人で、前年度比0・3%の増加。輸送機関別シェアは自動車75・0%、私鉄15・1%、JR9・7%、旅客船、航空機各0・1%。前回調査との比較では、自動車が0・3ポイントシェアを下げたのに対し、私鉄は0・2ポイント、JRは0・1ポイント上昇し、ガソリン高騰などで公共交通機関がシェアを回復した。

 都道府県別の発量は①東京②神奈川③埼玉④大阪⑤千葉で、順位は前年度と同じ。東京の21億5910万人は、2位の神奈川の9億8942万人の2倍以上という巨大な数字。双方向の移動量は①東京-神奈川②東京-埼玉③東京-千葉-と、通勤利用の多い東京と隣接県が上位を独占。鉄道と自動車の比較では、東京-神奈川間の場合、鉄道の6億5106万人に対し、自動車は2億2232万人で、路線網が整備されている首都圏では4人のうち3人が鉄道利用という結果が判明した。

意外と貨物でも旅客でも鉄道の利用率って低いんだなあと思いました。貨物なんかわずか0.7パーセントのシェアなんて!これからは地球温暖化の対策として列車による貨物輸送が増える兆しにあるけど、まだまだですね。やはり利便性が悪いからなんでしょうね。旅客の方もこれからは少子化問題なども有り、長期的には利用客が減るでしょうけど、都会では道路交通機関が、混雑などで正確な時刻に目的地に着けないことなどから、利用率はあがるんでしょうね。



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