水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

ハリー(正塚晴彦)《訂正》

2016-10-12 | 宝塚
初日だからハリー(正塚晴彦)と稲葉っち(稲葉太地)に会えないかな、などという思いつきで
雪組「私立探偵ケイレブ・ハント/Greatest HITS!」に行って来たわけですが、残念二人ともロビーにはいませんでした
でも1階後方席で並んで観劇していたそうです

ハリーの大劇場オリジナルの新作は、6年ぶり前回の月組「ルパン」は原作アリでしたので。
《訂正》’12年に星組の「ダンサ・セレナータ」があったので、4年ぶりですね。すっかり忘れてました
    一応観たんですが、あんまり記憶がないです

なんかもの凄く懐かしい感じがしました「ああ、これこれ」みたいな
舞台セットはおそろしくシンプル。役が少なくて、コロスが踊ってて、照明が暗くて、大劇場向きとは到底言えない
場面転換に、沢山の盆とセリがひっきりなしに動いて幕を使わない、暗転もそんなに多くない、
上から見てて、この舞台機構を使うのが好きだから、宝塚を辞めなかったのかな、なんてことさえ考えてしまいました

少し前にスカステで、100周年運動会をやってましたが、ハリーは椅子取りゲームに出てましたね
いかにも「しゃーないな」って顔してました確か90周年の運動会の時も、出てましたね。
椅子取りゲームは、運動会に関わってない演出家が出る、って決まってるんでしょうか
ちょっと悪ぶってても、「出て下さい」って言われたら、素直に出るところが、なんか可笑しいです
歌劇の座談会の写真にも、手でハートを作って映ってましたし(歌劇のおねーさん強そうですもんね


ハリーのお芝居は、宝塚の中でも特異だなと思います。
ドラマチックな恋愛は無いし、王子様もお姫様もまず出てこない。ケレン味が無く、大芝居でもなく、
割と普通の人たちの(美男美女が普通かどうかはともかく)日常が描かれていて、
人生のほろ苦さが滲み出ているといって強いメッセージ性があるわけでも無い
これ、舞台が現代の日本だったら、ホントやめて、タカラヅカじゃないし、って言われそう
舞台が海外だから、ギリギリ宝塚なのかもしれない
日本だったら、普通に銃器を出すわけにはいかないしね
でも、なんでもアリの宝塚だから、やっぱりハリーには居て欲しいなぁ他にこんな作品書く人いないし
連続してハリー、ってのはイヤかもしれないけど

絶好調の頃に戻ったとは言えないかもしれないけど、「ケイレブ・ハント」結構好きです。
珍しく初日に観たので、こなれてきたら、もっと良くなる気がしますし。

初宝塚の人が見たら、「これが宝塚?」って、びっくりするでしょうが
ベルばらを見てハマる人もいれば、ハリーの作品でハマる人も…いるかもしれない
そこは運ですね
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ケイレブ・ハント/GHとり... | トップ | ケイレブ・ハント »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

宝塚」カテゴリの最新記事