水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

宝塚は歌劇団には違いない、けれど

2020-09-24 | 月城かなと

来年の宝塚カレンダーの掲載月が発表されましたねこちら

 

雪組の次期が発表されたので、次に注目が集まるのは月組の次期と、ゆりかちん(真風涼帆)の去就になります。

まあここから人事の予想大会が始まるわけですが、それは他の方々にお任せして

 

私的に気になるのは、やはり贔屓組である月組と、ご贔屓様がどうなるか、です

劇団のすることですから娘1人事と同じで何が起きるかわかりません

かなとくん(月城かなと)はいずれ間違いなくトップになるだろうと思ってますが、

間にキキちゃん(芹香斗亜)か、愛ちゃん(愛月ひかる)を挟んでくる可能性は十分あると思ってます。

いわゆる大人の事情、っていうのがどう働くのか・・・見当もつきません

 

ただ、かなとくんもそれなりの学年になってきたので、就任するには十分じゃないかなと思います。

かなとくんのウリは、なんといってもあの美貌です(身も蓋もない言い方だわ

なので引っ張りすぎて旬の時期を外したら、勿体ないことになりかねません。

劇団経営において、その程度のビジョンは持って然るべき、なんですけどね~。

ちょいちょいトンチキ人事をやらかす劇団なので、さてどうなりますか(笑い事では無いんですが

 

かなとくんのウリは美貌ですでも技術的にも問題ないレベルだと思います。

歌は「超」は付かないかもしれませんが相当上手い方だと思います。

芝居心があるので、ショーでもそこを磨いてくれたらもっとよくなるでしょうね。

そしてお芝居の上手さはイケコ氏も認めるところです。

一番弱いのはダンスなので、ダンサートップには成れないでしょうが、真ん中で魅せる力は付いたと思います。

かなとくんより踊れないトップはいくらでもいましたし

 

で、気になるのが相手役さんですどうなりますかね~

最近の劇団は歌重視の傾向が強いですからね。

「歌劇団」なんだから当たり前と言えばそうなんですが、でも10年くらい前はそうじゃなかったですよね

確かに上手いに越したことはない。聞くに堪えない歌を延々聴かされるのは苦痛ですけど

 

でも上手い歌を聴きたいのであれば、四季や東宝や外部の歌ウマの人が出る舞台を観に行けばいいのではないでしょうか。

宝塚の良さは、別次元の夢々しさと華やかさにこそあると思います。

歌は上手い人に歌わせればイイと思いますし、ダンスも踊れる人に活躍の場をあげたらいいのでは。

トップだからといって延々苦手な歌を歌わなくてもいいし、踊らなくてもいいと思うのです。

でも、お芝居だけは他の人と代わることはできません

 

かなとくんは美貌とお芝居の人なので、お芝居の上手い人に相手役になってほしいです。

ただ歌が上手いだけの娘役には、娘1になってほしくない

(かなとくんはダンスが弱いので、ダンスが上手い娘役ならなお良し、です

 

人によって重視する点は色々だと思いますが、私は真ん中のコンビが歌下手より大根の方が苦痛です

最近の劇団は歌が歌えて、可愛ければいいだろう、っていう傾向が強かったですからね。

確かに実力に破綻がない方がいいに決まってます。

そして演技力は音校に入学してからの人がほとんどなので、娘1になってからでも伸びると思ってるんだろうなと思います。

 

ただ男役10年ほどではないにしろ、娘役にも長年培われてきた娘役スキルというものがあります。

そして演技力も勉強と経験が必要です。

いくら成績が良くて歌が上手くて可愛くても、それだけで観る人を感動させられるお芝居が出来ると思ってるとしたら舐めてますね。

子どもの学芸会じゃなく、お金をもらっている一応プロなんですから。

男役のトップにも言えることですが、要するに引き出しが足りなさすぎるのです。

それで何を演っても同じにしか見えない。観ていて退屈してしまいます。

観光で一生に一度しか観ない人なら、十分楽しいかもしれませんけど

 

もう少し勉強する時間をあげれば、もう少し色々な経験をさせてあげれば、

もっと素敵な娘役に、そしてもっといい役者になれるだろうに、と残念に思うことが少なくありません。

 

雪組の娘1人事には驚かされましたがそれが、超下級生娘1抜擢の弊害を反省してのことならいいんですけどね

(さすがに学年上がりすぎでしょ、とは思いましたけど


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