奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 イタチとカワセミほか

2021-11-20 20:40:42 | 奈良散策
奈良散策 第285弾


11月19日朝の散歩のときに撮った写真です。3日続けてニュウナイスズメを見に行ったので、ちょっと飽きてきました。でも、散歩のついでにちょっとだけ寄ってみました。この日はスズメが多くて、ニュウナイはだいぶ数が減っていました。



出かけてすぐに、道をイタチが横切りました。溝に入ってこちらを見ているので、カメラを構えたのですが、NIKON P950は起動が遅く、なかなか写せません。そのうち、横から人が出てきて、イタチはそちらをちらっと見て、さっといなくなってしまいました。それで、こんな後ろ姿だけ。



これはツグミ





それから、ジョウビタキ



そして、いつもニュウナイスズメを見ている道に行ってみました。この日はスズメが目につきました。







どうやらニュウナイスズメの数が少ないようです。





この日はいつもと違う稲刈り後の田んぼに舞い降りて餌をついばんでいました。そちらに行って撮ったのですが、地面に降りたと思ったら、すぐに舞い上がり、今度は違う場所に降りたりと、じっくりと写すことができません。





電線に止まっているときの撮影が一番楽ですね。





ニュウナイの数が少ないので、この日は早々にその場を立ち去りました。途中でモズを写しました。こうやって見ると、モズもなかなか可愛いですね。







帰る途中でカワセミを見つけました。近くに止まったのですが、逆光なので、うまく写せませんでした。





ミズオオバコが生えている養魚池に人が入ったようです。ミズオオバコがあちこちに浮いていました。葉がちゃんと写せてよかったです。

雑談)今日はいつものニュウナイスズメのいるスポットには行かずに、佐保川土手でも歩こうと思って歩いていたら、高圧線の上に鳥が列をなして止まっていました。ひょっとしてと思って双眼鏡で見たら、やはりニュウナイスズメでした。100羽くらいの群れでしょうか。こんな群れがあちこちにあるのかもしれません。この日は結局、佐保川土手には行かずに家の近くの田んぼだけで帰ってきました。

朝の散歩 鳥と虫

2021-11-19 20:10:43 | 奈良散策
奈良散策 第284弾


11月17日朝はまたニュウナイスズメを見に行きました。行く途中で見た鳥とマンションで見つけた虫です。



鳥の群れがいたので撮ってみたら、ムクドリでした。





民家の屋根にジョウビタキが止まっていました。





そして、いつもニュウナイスズメが止まっている通りに着きました。この日も電線にいっぱい止まっていました。







今日こそ餌をついばんでいる姿を撮ろうと、一脚を伸ばして、いざ撮影と思って見上げたら、電線にまったく鳥が見当たりません。周りを見渡すと、一斉に飛び立った姿が見えました。そのうち戻ってくるだろうと思ってしばらく待っていたのですが、まったく戻ってきません。電線には取り残された2,3羽がいるだけでした。それで諦めて帰りました。



帰りに見つけたキタテハです。



後は、午前中に外出から戻ってきたときにマンションの廊下で見つけた虫です。これはチャバネアオカメムシの越冬型です。



そして、最後はハゴロモのPochazia shantungensisでした。

雑談)今日は晴れていたので、大安寺に行ってみました。南都七大寺の一つで、建立当初は七大寺の中でもっとも大きな寺として知られていたのですが、今は狭い敷地になっています。今月中は秘仏特別御開帳なので行ってみました。落ち着いた雰囲気の気持ちのよいお寺でした。拝観受付に行ったのですが、ちょうど御祈祷の時間で、それが終わるまで収蔵庫の見学をしました。収蔵庫には重要文化財の仏像7体が置かれているのですが、中には係の人は誰もいなくて、勝手に入って勝手に見学するようになっています。実に鷹揚です。その後、境内を見ている間に御祈祷が終わり、本堂内の十一面観音、聖徳太子像、弘法大師像などを見学しました。これも勝手に見ていくような感じになっています。一昨日の帯解寺といい、奈良ではお寺が大変身近な存在であると感じました。その後、元石清水八幡神社を見て、大安寺東塔跡と西塔跡を見に行きました。またしても、広い土地にぽつぽつと塔跡があります。こんな広い土地を将来どうするのだろうと思わず思ってしまいました。

朝の散歩 また、ニュウナイスズメを見に

2021-11-18 20:36:52 | 奈良散策
奈良散策 第283弾


11月16日の朝もニュウナイスズメを見に行きました。





朝、7時20分頃に見に行ったのですが、写真のように電線にびっしりと止まっています。数えてみると、200羽以上はいそうな感じです。



中にスズメも含まれていますが、だいたいはニュウナイスズメです。









この日は稲刈りの終わった田んぼで餌をついばむ姿を撮りに行ったのですが、写真を撮ろうとちょっとでも近づくとすぐに飛び上がってしまいます。意外と難しいです。山渓の「日本の野鳥」によると、ニュウナイスズメは北海道と本州中部以北で繁殖し、冬には暖地に移動するとのことです。「非繁殖期は群れで生活し、水田やアシ原などに現れ、イネ科植物の実を主に食べる」そうです。高野伸二著、「野鳥識別ハンドブック」によると、「秋冬の群れはどこにでも見られるというわけではない。生息地は局地的といってよいであろう。」とのことでした。







こちらはスズメ。一緒に行動していても、こうしてスズメだけで舞い降りてきて別行動を取ることが多いようです。



この日はしばらく粘っていたのですが、とうとう諦めて、養魚池の方に向かいました。途中、またネコを見つけました。これはさくら猫です。









養魚池の縁でハクセキレイが何かを捕まえていたので、金魚かなと思って撮ったら、こんな毛虫でした。



もうコダチダリアがこんなに咲いていました。



最後はマンションの壁に止まっていたアキアカネです。

朝の散歩 ニュウナイスズメ、ミズオオバコ

2021-11-17 20:21:47 | 奈良散策
奈良散策 第282弾


11月15日の朝はいつものルートでない道を歩いてみました。



まず、以前、綺麗に花が咲いていたハス畑に行ってみました。すっかり枯れていました。







仕方ないので、田んぼの横の道を歩いていたら、稲刈りの後にやたら多くのスズメが飛び回り、餌をついばんでいました。





そして、一斉に電線に止まりました。ものすごい数です。たぶん、100羽以上いたのではと思います。







拡大して見ると、確かにスズメもいるのですが、どうやらニュウナイスズメが大部分のようです。ニュウナイスズメは頬に黒い斑点がないので普通のスズメと区別できますが、特に、♀には目の上に白い筋があるのですぐに分かります。



こんな争っている姿も。



ムクドリもいました。



この後、ミズオオバコだろうと思っている水草の生えている養魚池に行きました。







ミズオオバコの花の構造は「牧野 新日本植物圖鑑」に載っていました。「花の株に筒状の包があり、その翼には波状の縁がある」とのこと。波状になっているのかどうかはよく分かりませんが、確かに翼があります。



それに、オオバコのような葉が見えています。たぶん、間違いないのではと思います。

雑談)今日は家族と一緒に帯解寺(おびとけでら)に行ってみました。皇室の安産祈願を行っている有名な寺です。一度行きたいなと思っていたのですが、行くまでの道幅が狭いので、どうしようかと迷っていました。ちょうど今、秘仏・秘宝特別開帳をしているというので、いい機会だと思って思い切って行くことにしました。駐車場は4か所あるのですが、周りには駐車場がないので、もしいっぱいだったら、天理まで行って車を止め、そこからJR桜井線で帯解駅まで行くつもりでした。ところが、行ってみると、びっくり。駐車場はがらがらです。ほとんど人は来ていませんでした。でも、秘仏・秘宝の見どころはいっぱい。今日はちょっと得した気分でした。この後、近くのお寺や神社にも行き、ベンショ塚古墳まで行って戻ってきました。帰りに「はま寿司」で食べて、なかなか充実した一日でした。

松尾寺~矢田寺ハイキング

2021-11-16 20:31:35 | 奈良散策
奈良散策 第281弾


11月14日の午前中に松尾寺まで車で行き、そこから近畿自然歩道を通り、矢田寺まで歩いてみました。日曜日だったので、一人で歩く人、グループで歩く人、夫婦で歩く人、ジョギングをする人、マウンテンバイクの集団など、いろいろな人がいました。私もウォーキングシューズに、リュックを背負い、ちょっとしたハイキング気分です。ポケットにキャノンのSX70HSを入れて、道々、見つけた植物や鳥を撮るつもりだったのですが、数枚撮ったところで、電池マークが赤くなり、電池切れになってしまいました。替えのバッテリーを持ってこなかったのですが、たぶん、後、数枚は撮れるだろうと思って、節約ムードで歩きました。というので、写真はほとんどありません。



松尾寺から松尾山に登り、ここから稜線を歩きます。途中で見つけたビナンカズラの実です。





途中で国見台という展望台がありました。



少し歩くと分岐点があり、右に曲がると矢田寺に向かいます。道はここから急激に山を降り始めました。後で標高を調べると、分岐点が298m、矢田寺が160mだったので、140mも降りたことになります。



途中で、ウラジロがありました。







これはたぶん、ヘラシダ。ソーラスにピントが合わなかったのですが、まあ見えるので、載せておきます。矢田寺まではすぐだと思ったのですが、道はどんどん降りて行き、途中、人にはまったく出会いません。本当にこの道でよいのかなと疑問に思った頃、イノシシよけの柵が出てきました。確か、矢田寺の周辺は柵で覆われていたなと思い出して、やっと着いたと思ったのですが、ここからまだ道は続きました。最後、柵の中に入り、やっと矢田寺に着きました。結局、分岐点から30分くらいかかったかもしれません。







矢田寺は高野山真言宗の寺で、正式には金剛山寺というですが、あじさい寺として知られています。寺のHPを見ると、大海人皇子が壬申の乱の戦勝祈願に矢田山に登り、天武天皇即位後に七堂伽藍48カ所坊を造営したのが始まりとのことです。地蔵信仰の中心地として知られているそうです。



お堂の縁側で猫が気持ちよさそうに横たわっていました。

カメラが使えないので、ひょっとして珍しい鳥でも出会ったら癪なので、もとの道を引き返すことにしました。今、降りてきた急な坂道をずっと登っていくことになります。きっと翌日か翌々日には脚が痛くなるだろうなと思っていたのですが、意外に筋肉痛にはなりませんでした。その代わり、今日は何となく全身がだるくて、足が突っ張ったような感じがしました。

雑談)今朝もニュウナイスズメを撮りに行きました。やはり電線にたくさん止まっていましたが、普通スズメも結構、混じっていました。下に降りて、餌をついばむ姿を撮ろうとしたのですが、近づくとばらばらと飛んでいくので、結局、撮れませんでした。それでも100羽くらいの群れで飛び回る姿は見事でした。それで、家族にも見せてあげようと思って、11時ごろに行ったのですが、まったく、影も形も見えません。どうやら、餌を食べにこの場所に来て、後はどこかに飛んでいってしまうようです。そういえば、いつか銀行の方が、秋に銀行の近くに大量の小鳥がやってくると言っておられたのを思い出しました。ニュウナイスズメかもしれません。