奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

午後の散歩 猫ばかり

2021-11-15 20:31:14 | 奈良散策
奈良散策 第280弾


最近、虫がいなくなったせいか、花が少なくなったせいか、やたら猫を撮ることが多くなりました。この日も計4匹も撮ってしまいました。11月13日午後の散歩のときの写真です。





最初は5月頃に花が咲いていたタチバナです。こんな実がなっていました。







その横に植わっていた、この木は何でしょうね。





そして、最初の黒猫です。たぶん、以前もこの辺にいたネコだと思います。「クロ」という名前にしましょうか。





そのすぐ近くにいました。何となくいつも見ている「シロ」と顔つきがよく似ていますが、模様が違います。また、この間「シロ」と一緒にいた子猫とも模様が違います。ということで、もう少し前に生まれた子かもしれません。



その「シロ・ジュニア」がほかの猫と一緒にいました。じっとこちらを見ています。



この赤トンボは後ろ向けだったので、名前は分かりません。





養魚池の縁にも別の猫がいました。前足を伸ばして、金魚をつかもうとしています。結局、皆、金魚狙いなのですね。



これはイナゴ♂ですが、コバネか、ハネナガかよく分かりません。



この間から気になっている水草です。いつもは遠いところで咲いていたのですが、すぐ近くまで流されてきていました。



花の下の筒状の苞に翼があります。



また、長い柄のある大きな葉があるようです。というので、たぶん、ミズオオバコではないかと思っています。今日も撮影に行ったのですが、多分、間違いないと思います。



これはナンキンハゼ



ススキに光が当たって綺麗でした。

雑談)昨日、松尾寺から矢田寺までハイキングをするため、車で走っていたら、途中、電線にいっぱい鳥がいるのに気が付きました。運転中だったので、じっくり見ることができなかったので、今朝、歩いてそこまで行ってみました。電線に100羽かそれ以上のスズメが止まっていて、時折、舞い降りては稲刈りの後の田んぼで何かをつまんでいます。ムクも群れでいました。スズメをよく見ると、大部分は目の上に白い筋があり、頬の黒い点がありません。外来種かなと思って、家で調べてみると、これがどうやらニュウナイスズメでした。普通のスズメも混じっていましたが、大部分はニュウナイの方でした。明日の朝、もう一度撮影に行こうと思っています。

午前中の散歩 虫探し

2021-11-14 21:04:32 | 奈良散策
奈良散策 第279弾


11月13日の午前中に家の近くから佐保川土手にかけて虫探しをしました。



まずはマンションの廊下にいたクビキリギス





マンションから出たところにアレチウリが生えていました。その花にアリが。この写真では名前が分かりません。





同じアレチウリにはミナミアオカメムシの幼虫がいました。





佐保川土手まで歩く間に枯葉色になったイナゴがいました。これは♀です。せっかく、腹部末端を撮ったので、各部の名称を以前の記事を見ながらつけてみました。





これは葉の付け根がカールしているので、オニノゲシだと思います。その茎にアブラムシが付いていました。





タイワンヒゲナガアブラムシだったのですが、風で動いたのかあまりうまく撮れませんでした。アブラムシは胎生で、ちょうど子供が産まれるところも撮ったのですが。





佐保川土手に着きました。でも、ちょうど草刈り中でした。追われて出てきたオオヨコバイです。



それから、ヨモギハムシです。



でも、草がないとやはり虫は見つかりません。それで、土手を離れて畑の中を歩いていきました。これはハクセキレイ





カラスに追われて出てきた鳥を写したら、どうやらオオタカのようです。飛んでいるところの写真がもう少しうまく撮れるようになれるといいのですけど。



最後はモンシロチョウでした。

雑談)今日は午前中に松尾寺まで車で行き、そこから近畿自然歩道を矢田寺まで歩きました。今日はリュックを背負い、雨具も持ってすっかりハイキングスタイルです。途中までは楽な道だったのですが、矢田寺への分岐点を過ぎると急に山を下り始めました。30分ほど下ってやっと矢田寺に着きました。この日はコンデジもポケットに忍ばせて途中で鳥や花を撮ろうと思っていたのですが、いざ撮ろうとしたら、電池切れ。ここから先で珍しい鳥にでも出会ったら癪なので、やむなくもと来た道を戻ることにしました。この道がかなり急な登りで、明日あたり足が痛くなるのではと心配しています。

午前の散歩 鳥、花、虫

2021-11-13 19:58:39 | 奈良散策
奈良散策 第278弾


11月12日の午前中に散歩に出かけました。最近、雨や曇りの日が多く、5日間ほど散歩に出かけていませんでした。お陰でブログもやっと前日まで追いつくことができました。この日はいつもの養魚池周辺を歩きました。



出かけてすぐに家の壁にいたハエトリグモを見つけました。「ハエトリグモ ハンドブック」を見ると、チャスジハエトリ♀と似ています。たぶん、これでしょう。



これはイヌホオズキだと思います。





これはヒメツルソバ。久しぶりに歩いたので、どれも新鮮に見えました。







水が抜けかかったため池でキンクロハジロが浮かんでいました。



その奥にはオオバンも。ちょっと遠かったので、はっきりとは写っていません。





これはモズ。風があるので、必死になって捕まっていました。









いつもと違う田んぼの畦道を歩いていたら、こんな花を見つけました。たぶん、ツリガネニンジンだと思います。「植物検索ハンドブック」を見ると、ツリガネニンジンは花も葉も輪生で、萼裂片は線形で細鋸歯、花柱は花冠から出るなどの特徴があります。葉が輪生というところがちょっと違うようですが、「日本の野生植物」を見ると、「茎葉は3-4輪生、まれに対生または互生し、・・・」というのでいいのかなと思っています。



これは別のため池にいたコガモです。この辺り、ため池がたくさんあります。







帰りにこんなキクを見つけました。キクは品種が多いので、調べても分かりませんでした。





そのキクの花に止まっていたチャバネセセリです。

雑談)今日は晴れたので、午前と午後と2回も散歩に出かけました。でも、なぜか何もいません。結局、虫をちょっとと後は猫ばかり撮ってしまいました。コロナの話は「ウイルス干渉」のところを書き終えたので、そろそろまとめようと思っています。今回のは「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関する雑記(第2報)」というタイトルにしました。この後、ブレークスルー感染の効果を入れたSIRモデルとエラー・カタストロフの限界やウイルス自滅についても調べてみようと思っています。テレビを見ているといろいろな話が出てくるのですが、それぞれについて自分でまとめ直してみると、なかなか勉強になっていいなと思いました。

朝と午前中の散歩 鳥と虫と

2021-11-12 20:40:56 | 奈良散策
奈良散策 第277弾


11月7日は朝と午前中の2度も散歩に出かけました。





朝は最初、佐保川土手を歩き、その後、蟹川沿いを歩きました。でも、ほとんど撮影対象に出会えません。朝早いとまだ寒いので、鳥も活動していないようです。やっとカワラヒワを見つけたので、撮りました。





畑に鳥が2羽降りたので、撮ってみたらこんな鳥でした。初め、ビンズイだろうと思ったのですが、よく見ると、これはタヒバリのようです。今シーズン初めてです。





午後からはいつもの養魚池の方に行きました。今頃はキタテハをよく見かけます。





水を抜いたため池にはイソシギがいました。





これはヤノネボンテンカ





そして、「シロ」です。この日も金魚を狙っているようです。





この花の正体を知りたいのですが、まだ分かりません。おそらく、オオカナダモだと思うのですが。(追記2021/12/14:後で調べてみると、ミズオオバコのようです。こちらを参照してください



これはコノシメトンボ





そして、最後はフタモンアシナガバチ。触角の先端が曲がっているので♂でしょうか。

雑談)今日はコロナウイルス SARS-CoV-2の変異株の命名法の論文を読んでみました。
A. Rambaut et al., "A dynamic nomenclature proposal for SARS-CoV-2 lineages to assist genomic epidemiology", Nat. Microbiol. 5, 1403 (2020).
この論文です。普通、生物の名前は種、亜種とかタイプとかで名前をつけられるのですが、コロナウイルスのように変異株が次々とできてくる場合にはそれに対応するような命名法が必要です。それが、"dynamic nomenclature"(動的命名法)という意味のようです。SARS-CoV-2の場合、祖先型につながる二つの系統があって、それぞれ、A, Bというアルファベットで表します。その下の系統は新しい系統が現れるたびにドットと数字でつないでいきます。そして、数字が3つつながると、次は新しい系統としてまたアルファベットから表すというルールのようです。例えば、アルファ株はB.1.1.7、デルタ株はB.1.617.2という名前が付けられています。ただ、どれを新しい系統とするかという基準についても書かれていたのですが、何度読んでも分かりませんでした。

午後の散歩 猫ばかり

2021-11-11 20:42:26 | 奈良散策
奈良散策 第276弾


11月6日の午後はぶらっと養魚池の方に散歩に行きました。でも、何もいない。結局、猫ばかり撮っていまいました。



最初は、歩き始めてすぐに見つけた黒猫です。じっとこちらを見ています。



と思ったら、小さな黒猫が道を横切りました。そして、陰からこちらを見ています。たぶん、子猫かな。





ため池に行くとハシビロガモが浮かんでいました。



実は、昨シーズン、クイナがいたのですが、うまく撮れなかったので、今年こそはと思って昨年いた辺りを探しているのですが、まだ見つかりません。ヨシの生えている原っぱからキョッキョッと声がするので、それかなと思って探しているのですが。代わりに養魚池の縁には別の猫がいました。



昨年、ミコアイサがいた池は水を抜かれてこんな姿になっていました。



対岸にクサシギがいました。



そして、養魚池で泳いでいるバンです。



養魚池では囲いの中に金魚をいっぱい入れてそれに水を吹きかけています。あちこちでいろいろなことをやっているのですが、何のためにやっているのかよく分かりません。

雑談)雨が続くので、ちっとも散歩に出かけられません。今日はスポーツジムに行って運動をしてきました。その後、コロナのウイルス干渉の計算をしてみました。ウイルス1が感染拡大しているときに、感染力のより高いウイルス2が入ってきてウイルス干渉すると、ウイルス1の感染は抑えられ、ウイルス2が代わりに増えていきます。そして、感染力の差が大きければほとんど完全に置き換わってしまいます。一方、感染力に大きな差がないときは両方とも生き残ります。一方、ウイルス1の感染がピークアウトした後、感染力のより高いウイルス2が入ってきても、すでに一時的な集団免疫の閾値を越えているので(感染者数と免疫獲得者数の和が集団免疫の閾値を越えている)、ウイルス2の感染拡大は抑えられて置き換わることはできません。そういう目で、ゲノムデータのある東京都の変異株の増減と感染数曲線とを見比べてみると、どうやらこれまでウイルス干渉は起きていないのではと思いました。