四方山雑氣帳

日常の出来事や思考、氣付きなどを雑多(よもやま)に書き込むブログ。

稽古始め

2013年01月08日 | 合氣道・武術
今朝は合氣道の稽古始めでした。

昨年の11月と12月を右ヒザ治療のため休会しておりましたので、
2か月ぶりの稽古でした。

ヒザの方はまだ治療中ですがだいぶ調子が良くなってきました。
近々に5本目の注射をしなければなりませんが、病院が混んでいて閉口します。

暮れに行ったときは、たかが注射を1本打つのに4時間も待たされてしまった・・・・・
年末年始の休診にそなえて皆さん治療にこられているのですが、
覚悟して行った以上の混雑に本当に参りました。
(診察する先生も大変だったろうけどこちらもぐったり)

さて稽古ですが、2か月も休んでしまいますと起床時間が遅くルーズになって
おりましたので、5時に起床は少々つらかったです。

目ざまし時計が鳴る5時少し前に目が覚めたのですが、
しばし布団の暖かさと格闘してしまいました。
(はっきりと目が覚めてしまえば何ということもないのですが)

今朝は道場まで歩いて行きましたが、底冷えのするような寒さはなく、
まだ真っ暗な空には爪跡のような細いきれいな月が出ていて、
それは清々しく気持ちの良いものでした。

久しぶりの道場では先生方はじめ皆さん暖かく迎えてくださいました。
利害を超えた同門、一門という存在はほんとうにありがたいです。

新年の正式な挨拶は13日に行われる年頭発氣祈念式にありますので、
それぞれで新年の挨拶をかわしました。

新年早々の稽古(道場にとっても)でしたので、いつも唱和する誦句集からではなく
別添の「十誓」を唱和しました。
(稽古は初めに誦句集の唱和と会長先生の講和がある)

これを読むとどうして多くの子供たちがこの道場で学ぶかが理解できます。

親御さんが道徳教育と躾を学ばせたいからです。
(親御さんも学んでほしい)

そのほかにも「五訓」というのもあるのですが、この「五訓」と「十誓」を
子供たちに覚えさせ唱和させています。
(十誓、五訓を含む50編の誦句集ともに会長先生が編まれたものです)

我が息子も小学生のときにはそらんじていました。

折よく、先週の日曜日から始まったNHK大河ドラマ「八重の桜」のなかで、
10歳以上の男子の藩での教育(子供組)に「什の掟」が出てきますが、
それとたいへん通じるところがあります。

「通じる」のではく、日本人としてあたりまえのこととしての「継承」ですね。

会津では今でも小学校には「什の掟」を現代風にアレンジした
「あいづっ子宣言」があるそうです。(素晴らしい)

「ならぬものは、ならぬのです」

私に限らずある年齢以上の大人は小さい頃、「ダメなものは、ダメ!」と
言われたのではないでしょうか。

年頭の、朝稽古の、この唱和から、この道場に通えて本当によかったと
あらためて感じました。

「他のために惜しみない努力をし、それを喜びとなす“働き”を心がける」
そう心がける一年としたいと今朝の稽古で思いました。


『十誓』(じゅっせい)

一、私は天地自然を大切にします。
二、私は私の先祖を大切にします。
三、私は何よりも家族を大切にします。
四、私は父母の敬愛を大切にします。
五、私は朋友を大切にします。
六、私は実践躬行(じっせんきゅこう)を大切にします。
七、私は健康を大切にします。
八、私は日本の国を大切にします。
九、私は日本人の誇りを大切にします。
十、私は日本の国の歴史は伝統文化を大切にします。

『五訓』(ごくん)

一、誰にも元気に挨拶しよう。
二、誰にもちきんと返事をしよう。
三、誰の話しも良く聴こう。
四、誰ともみんな仲良くしよう。
五、誰にも感謝の氣を持とう。

以上出典、修学誦句集/日本心身修学協会


上記「十誓」「五訓」は、子供のみのためにあるのではなく、
人間としての規範となるものではないでしょうか。