沖縄塗装工業

工事ブログばかりですが見てやって下さい。

外壁塗装の豆知識! 色選びについて

2016年12月30日 11時55分44秒 | 日記

外壁塗装をするにあたり、実際何色を選んだら良いのか分からない、と思うお客様もいらっしゃるのではないでしょうか? よくある失敗談と言えば、「何か出来上がりと想像していたイメージと違う」や、「掃除がやりにくい」、「派手すぎる」、「夜が暗すぎる」等など、多々あります。
私共のご提案は、お客様のご希望に沿いながらも
 「この色をご希望なら、実際に塗装する場合はこちらの色が良いと思います」
 「メンテナンスが楽なこちらの塗料がおすすめです」など、
 また、「あの家みたいな感じで」と言ってもらってもいいです。目視で色を合わせてカラーシミュレーションなどでご提案もできます。
 スタッフがお客様のニーズに合った色・塗料をアドバイス致します! カタログの色見本では小さすぎてわからないという方へA4サイズの塗板を用意してあります。

1.配色は3色以内に!

あまり多くの色を使うと全体の統一感が損なわれます。

2.同系色の濃淡でまとめる!

全体の統一感がでて、すっきりとした感じになります。

3.色見本は昼間、明るい所で!

暗い所や日陰では色が濃く見え、太陽光を当ててみると薄く見えたりしますし、照明の下では違った感じに見えます。

また、店舗の塗装などでは、営業時の照明で見たりなどもよろしいと思います。

画像が粗いのでわかりにくいですが、左から夕方、日陰、屋内照明です。※同じカタログです。

4.小さなサンプルほど色が濃く感じる。

実際に外壁に塗装してみると、カタログの小さなものより明るく(薄く)感じたり、逆に暗く(濃く)感じたり色により様々です。

5.外壁の凸凹でも濃淡が違って見える!

フラット(平坦な面)の方が明るい感じになります。

6.カラーシミュレーションはイメージだけ!

カラーシミュレーションはあくまでこんなイメージになるというだけで、実際に塗装した物と比べると違った感じになる場合があるので、気を付けてください。

注意点としましては、散歩などしながら「あの建物の色いいな~」と思っても建物の色は光の当たり具合で変わりますので再度、時間帯などを変えて見てみることお勧めします。

また、近年はアパートやマンションなどで好まれる風潮なのがポイント(窓周りや柱だけ色を替える)で色分けの際にチョコレートぽい濃い色(濃淡色)をよく見かけますが、紫外線の影響を受けやすく、ベース色(建物の全体的な色合い、多く使われる色)が淡彩色(薄めの色)などでしたら、塗り替え時は綺麗なのですが色褪せの差がでてきます。

また、新築時などアイボリー系(肌色ぽい感じ)の建物が多いのは、経年劣化でも色褪せが分かりずらいという利点があります。

 折角外壁塗装をするなら、色々考えるのもいいと思います。



塗装工事の豆知識! 塗料の調色?ってなんですか

2016年12月30日 10時21分02秒 | 日記

塗料の調色塗料 長嶺塗装

 現場の調色は、人が視覚によって経験的に覚える技能であり、塗料を扱う者にとっては重要です。

 通常は、まず色見本を見てどの色に合わせるか確認します。(部分補修などで周りの壁色に合わせます)そして、使用する原色の種類を選ぶことから始まります。

 原色の基本は、白・黒・赤・青・黄で、どの程度の量が必要か見当をつけて、量を多く添加するものから混入していきます。原色によって、着色力に差があるので事前に確認しておく必要があります。特に、黒は添加し過ぎると調整しにくいので注意が必要です。

 調色に用いる塗料は、原則、同一メーカーの物を使用しますが、この場合は混合する割合に制限がなく、淡彩色(薄めの色合い)から濃彩色(原色に近い色)まで調色できます。 

ちなみに誤解のないように言いますと淡彩色でも何百種類とありますので通常の住宅での外壁塗装でお困りになる事は少ない思います。

 

 一方、着色専用の原色も市販されていますが、この場合は添加量に制限があり、淡彩色(薄めの色合い)の範囲で使用した方がよいでしょう。

 濃淡色などで原色を多く使用する場合などは1缶当たり倍くらいの値段差が生じます。また、メーカー調色となり1週間以上かかる場合もあります。

 着色した塗料が色見本と比較して色があっているかどうか判定することを比色といいます。

 色は光の性質が変われば変わって見えるため、比色は、比色する2色の見本を並べ、直射日光の当たらない明るい場所で確認するのが最適です。現場では実際、既設の物(合わせたい色の物)に塗って乾くとわからなくなるというのが理想ですが合わないと大変なので、見えないところで確認したりします。

 また、面白いもので塗料は未乾燥の状態と乾燥した状態では、色が異なって見えます。(全然違う事があります。)  

塗装業界のコアな話 長嶺塗装塗装業界のコアな話 長嶺塗装

雨漏りで壁が雨で滲んでいたので大工さんが張り替え後、調色して塗装しています。

 一般的には、未乾燥状態から乾燥すると、色が濃くなる傾向があり、「色のぼり」と呼ばれています。比色は乾燥した見本で行うことが重要です。

その為、調色しながらヒートガン(温風のみがでるドライヤーのような物)で乾燥させ色合いを確認しながら行います。

 ここまでのお話しですと、「長嶺塗装は塗り替えも調色してるの?」と思われるかもしれませんが違います。基本的には塗料メーカーや塗料販売店で日塗工の色番号を伝え、調色をお願いしています。

ただし現場においてはこう言った知識がないと間違った材料が来ても分からなかったり、赤ちゃんの手のひら位塗るのも注文してお客様を待たせたりなどと、そういう事のないように必要な知識と調色能力を身につける必要があります。

 私共長嶺塗装では、この色に合わせて塗装してほしいや増築部分の塗装などやポストの塗装などでもお客様のご要望にお応えできますのでお気軽にお電話お待ちしております。


外壁塗装の豆知識! 下塗り塗料について

2016年12月24日 17時03分09秒 | 日記

下塗り塗料の役割について     

 
外壁塗装の基本は、下塗り・中塗り・上塗りの3段階です。(もちろんのことながら、色により止まりにくい色などは上塗りを2~3回塗る事もあります)
塗料の効果や性質によっては中塗り・上塗りの2段階で完了するケースもあります。各種メーカーでシーラーレス(下塗りのいらない仕上げ塗料)の材料もありますが、私共はイマイチ信用できないので基本的にそのような材料でもシーラーは入れます。
特に、1番最初にする下塗り塗料は“下地処理”も入っているので大切です。
そこで、下塗り塗料の役割や種類、下塗りをする際の注意点について詳しく説明します。
 

下塗り塗料の役割

下塗り塗料は外壁塗装においてとても大切な作業です。
下塗りをきちんとするかしないかで、外壁の仕上がりが大きく変わってきます。
外壁塗装で失敗しないためにも、下塗り塗料の役割をきちんと把握しておきましょう。

下地との接着効果を高める

下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りにはそれぞれ役割を持っています。
主に、下塗り塗料の役割は「下地との接着効果を高める」ことにあります。
外壁塗装はいきなり塗料を外壁に塗るわけではありません。
まずは、下地調整をすることが大切です。下地調整では外壁の表面についている 汚れを落とす水洗い、掃除から始まります。
そして、ひび割れや欠損の状態を確認して修正するのです。また、焼き付け塗装などや特殊な塗装をしている場合などは、それに合うプライマーを使用しないと以前の塗膜を溶かし全面はぎ取らないといけないこともあります。(私達も失敗したことがあります。)   (´;ω;`)ウゥゥ  
下地調整は塗装の寿命にも関係するほど大切なポイントになります。
よって、使用する下塗り塗料は外壁の状態をしっかり確認しなければなりません。

外壁の機能を高める

外壁塗装の下塗りは、下地の接着効果を高める役割だけではありません。
接着効果はもちろんのこと、“外壁の機能を高める”役割を担っています。
外壁塗料には種類によってさまざまな効果・性質があるものです。
自分にとって理想的な外壁にするには、性質や特徴を把握する必要があります。
実は、下塗り塗料には外壁に効果をプラスしてくれるのです。
たとえば、クラック(ひび割れ)に追従する伸縮性のあるものや防水材などでしたら断熱効果のある下地調整剤や外壁の強度を高めるものなどさまざまな効果が期待できます。
使用する外壁塗装に効果をプラスしたいときは、下塗り塗料に注目すると良いでしょう。
長持ちできる外壁に仕上げるためにも、下塗り塗料の選び方が重要です。

塗料の吸いこみを止める

下塗り塗料の種類によって効果は異なりますが、“塗料の吸いこみを防ぐ”役割を担っています。
基本的に、傷んでいる外壁の塗装面は塗料を吸いこんでしまうものです。また、木部などは塗りつぶし(木の目などは生かさず色を塗る事)と言っても普通にペンキを塗っても灰汁(あく)が出る為、下塗り(灰汁止め)を塗った上での塗装など、塗装を行う素材により下塗りに使う材料はそれぞれ異なります。
せっかく表面をキレイに塗装しても塗料が吸いこむため、キレイな仕上がりにはなりません。密着性が悪く、耐久性も落ちてしまうでしょう。
たとえ、良い塗料を使ったとしても下塗り塗料によっては初期不良でトラブルになる原因です。
そこで、下塗り塗料で塗料の吸いこみを防ぐ役割があるためキレイな仕上がりになります。
以上のように、外壁の状態によって下塗り塗料の使い方が異なります。

下塗り塗料の種類

シーラー・プライマー・フィラー

下塗り塗料には、主に「シーラー」「プライマー」「フィラー」の3種類があります。
基本的に、シーラーとプライマーは同じ特徴を持っているため、まとめて“シーラー”と呼ばれることが多いです。
シーラーは下地と塗料を密着するための“接着剤”だと思ってください。
そして、「フィラー」はシーラーとパテ効果が混ざっている物からセメント系の物など種類は多々あります。
 
 
 一応、分かり易いよう簡単なご説明にしたつもりですが素材によりたくさんの種類の下塗りの塗料がありますので何か分からないことがあればお電話でのご質問も承りますのでお気軽にどうぞ!
 
 
 
 

見積書を見直します!

2016年12月17日 16時18分28秒 | 日記

他業者様のお見積もり内容で、多くの方から弊社にお問い合わせ頂く内容があります。

 

塗料って汚れないと言われたんですけど本当ですか?        

     
外壁塗装で○○万円なんですけど大丈夫ですか?
     
○○という塗料は○○年の持ちますと言われましたが本当ですか?
 
他社で見積もりとってるんですが○塗料と○塗料では何が違いますか?    

 相談内容としては塗料の事や耐久性の内容が多いです。今回は金額のお話なんですが、本当にビックリするぐらいの高額な見積もりや逆に不安になる安さなどもあります。
私共も経験上で他社様の見積書を拝見する機会があり、確認すると90万円ぐらいの差(少し大きめの2階の建物)があり、不安に思ったのが一番安い業者が5社(長嶺塗装も含む)の見積りと同じペンキを使いサービス工事(塗装工事以外)で3か所と簡易防水までとすごい内容でした。
お客様から「長嶺塗装かあと1社かで悩んでいるけど、金額が同じであればお願いするけど?」と言っていただきましたがそれだと補修工事などが疎かになりかねないのでお客様には丁寧にお断りさせていただきました。   例えば、2階建以上の建物で調査ができない壁などはどうやって計算するのか?足場を組んで調査後、見積り出すとなるとお客様も不安になりますし工事も長引きます。(大規模修繕や外壁タイルなどは例外です)
*基本的に追加料金は発生しませんが、まれに剥落がかなり多く見られる場合もありその際はお客様に提案してからの工事になります。
 そこで、各社見積もりの違いが生まれるのが建物の状態の把握です。 築年数立地条件日斜条件などで北面は壁の爆裂(モルタルが剥落手前)はあるが、南面は壁に藻やカビはあるが痛みは少ないなど一つの建物でも状態は違います。      現場で培った建物の状態をいかに把握し、どうやったら長持ちするか、このひび割れ(クラック)にはあの工法がいいなど、CB(コンクリートブロック)の壁なので塗料はこれがいい、そして調査ができない高い所はこの面は上の階ほど痛みが激しいので補修は○○平米はやらないといけないなどと挙げればきりがないのですがこれらを把握せずにただ、建物の大きさを測り、目に見えるひび割れ(クラック)の補修と良い塗料を塗るだけでしたら安くできると思います。                  また、高すぎる工事などでよくあるのがコーキング打ち替え(剥ぎ取り後充填する事)などやはつり撤去後形成工事(モルタルを取り、作り直す)、もちろん必要な場合はいいのですが、必ずやらなければいけないのか?と疑問に感じる時もあります。 コーキングが塗膜で保護されており活きている状態やはつり撤去すると建物に振動を与えるので他の部分が2~3年後のひび割れの誘発するなどよりは、注入工事でいける場合もあり理由はいろいろありますが、オーバースペック工事(過剰工事)は、お客様が納得される分にはいいですが2~3社ほどは見積もりを取り確認されたほうがよろしいです。
最近はパソコンやスマホなど情報が多いからこそ悩むのも納得です。

悩んだらまずはチェック!!

見積書に関する悩み事は私共にお問い合わせください!
私達がお手元の見積書で適正な価格で算出されているかまた、過剰工事ではないかなどを細かくチェック致します!
もちろん、建物も見ないで「やめたほういいです」とは言いません。あくまでも、お客様へのアドバイスですので見積書の比較や施工内容を簡単に説明するという事ですので、お気軽にお電話ください。
又は、お気軽にお手元のお見積書を私共宛にFAXしてください。

     

住宅の基礎+用壁の塗装です!

2016年12月10日 15時41分57秒 | 日記

今回のご依頼は住宅の基礎部分の塗装と用壁の塗装をご紹介します。

現状写真です。 赤や黒い部分はカビになります。

まずは、高圧洗浄を行います。 最近は、ホームセンターなどでもよく見かけると思いますが塗装で行う高圧洗浄とは家庭用の2~3倍の水圧の物を使います。 また、壁の塗膜(塗装)の劣化状況により洗浄をより丹念に行う場合もあります。   何故違いがあるのか?と思われると思いますが、チョーキング(塗装が劣化し粉が付く)が激しい場合や素地(壁)が凸凹で汚れが取れにくいなどです。 そして、塗装する面に汚れなどがあると塗装後1~3年後に剥がれる原因の一つになります。

先ほどの話を踏まえて、高圧洗浄が終わり乾燥期間を置いて作業開始です。上の写真はカチオン系シーラー(塗り替え用塗料の接着剤)の塗布なのですが、右半分は「あれ?塗料残ってるけど?」とたまにお客様からご指摘されます。  ここでお伝えしたいのは、高圧洗浄では塗料すべては剥がれません。高圧洗浄とは旧塗膜を剥がすことではなくあくまでも汚れの撤去になります。 (もちろん、ご要望があれば薬剤で塗料を剥ぐことも可能です、公共工事などではよくあります)  旧塗膜の上からの下塗りとしては、カチオン系シーラー、浸透性プライマーなど改修工事専用塗料の接着剤を使用しますので特に問題はありません。

そして、中塗り、上塗りで完成となります。

                                      完成写真です。    「塗装は塗るだけでしょ」とよく言われますが、高圧洗浄や下塗りにも意味があり、また旧塗膜の状況も把握し適した工事を行わないと1~3年で塗装の腕がわかります。  塗装したばかりでは、正直どこも変わらないです。 長嶺塗装は、5年後10年後に「頼んでよかった、ありがとう」と言われる塗装業者であるよう日々精進していきます。