沖縄塗装工業

工事ブログばかりですが見てやって下さい。

雨漏り診断士が行く・・・・事例その他・・・・

2020年05月27日 14時45分22秒 | 日記
雨漏り調査後、壁研磨
見えにくいひび割れの為、マーカーを付けています。 研磨をしていくと・・・・
水が染みてきた・・・
水・・・・2~3日前の雨が・・・・・蒸発が遅いので残っておりました。
 とある、公共の団地にて、雨漏り調査・・・・・漏れている天井を確認・・・・ん、んん、ひび割れはあるが水漏れの跡らしき物がない2部屋確認するも、う~ん何故だろう。
カメラではほぼ映らないひび割れ・・・状況確認すると、ある月のその日だけの水漏れ、しかし、尋常な量じゃない。(動画にて確認)  
床下点検口がないので、穴あけの許可を頂き、床下を覗くと・・・・?・・・?あれ、水の跡が見うけられない。 部屋内の構造を確認させて頂き、あくまでも想定になりますが、詰まりによる水漏れまたは、壁の構造で水が入りやすい壁があり、なんらかの理由で1度床下に水が貯まったと想定しました。   断言はできませんが浴室、キッチンなどからの流入かと思われます。   今回は、とりあえずしばらく様子を見る事を提案しました。(ちなみに、あれ以来漏れていない、この期間にも大雨多数あり) 大雨の日と重なり水漏れがあるとつい外からの雨漏りを想定してしまいますが、こうゆう事例も多くあります。  




よくある質問の一つ、塗料の耐久性とは?  久々にキングタコス(本店)のタコライスを食し、うまし・・・・

2020年05月22日 08時30分49秒 | 日記
 御見積もりでよくある質問を少し説明させていただきます。 御見積もり中は簡単な説明ですがブログでは少し難しく説明させて頂きます。 塗料には、性能表示の指標として「塗料の耐久年数」が示されています。 
これは、とある試験方法を基にして、算出されるものです。
  
ある試験方法とは、『 促進耐候性試験 』(JIS(日本工業規格)A 6909の規格)です。
その塗料をサンプルとして試験板に塗装し、それに対して自然の日射を想定したランプ光を連続照射します。そして、最初の艶(つや)から、80%まで低下した時点の経過時間を基にして耐久年数を試算する方法です。
  • 照射時間2500時間 : (10年相当の耐久性)
  • 照射時間1200時間 : ( 5年相当の耐久性)
  • 照射時間  600時間 : ( 3年相当の耐久性)
この統一した試験方法を用いて、塗料の耐久性指標としています。 もちろん、宮古島などでは暴露試験(塗料を塗った板を外でさらす)など実施はしていますが、結果が分かるのに長い時間を要します。


一般的に公表されている 「塗料の種類による標準耐久年数」はおおよそ下記の通りです。(個人的な感想と実責を踏まえ、一般的に使用する材料を目安にしています。 それぞれの材料には、ピンからキリまであります。)

アクリル樹脂塗料・・・沖縄では、新築などではよく使われます。耐候性としては3年~5年程度

ウレタン樹脂塗料・・・比較的に経済的な塗料であるが、樋や鉄部などの使用、私共(沖縄塗装工業)では外壁等ではあまり使用しません。(シリコン樹脂塗料などが価格的にも安くなっているので。)耐候性としては5年~8年程度

シリコン樹脂塗料・・・現在、沖縄でも改修工事などでは、よく使用されています。 但し、シリコン樹脂と言ってもピンからキリまで様々な種類がありますので確認されたほうがよろしいです。耐候性としては、7年~10年程度でしょうか。(沖縄では)

フッ素樹脂塗料・・・この4種類では最も耐久性に優れているとされます、ただ、コスト高なのが難点です。耐候性としては10年~15年程度。(日陰の壁や軒天などでしたらそれ以上に艶は保持しています。塗り替えの密着が不安なほどに・・・それ用のシーラー(接着剤)はあります。)

これらの4種類が基本的な物ですが、ほかにも色々ありますがご説明は省かせていただきます。
 
しかし、この耐久年数は塗替えの時期を直接に示すものではありません」    
さて、どういう事でしょうか?、建物の多くがアクリルもしくはシリコンの樹脂塗料を使用している訳ですから、沖縄の建物の多くが、10年以内の塗り替えが必要となってしまいます。
塗膜とは、突然に壊れるものではなく、あくまでも少しずつ表層から劣化をするものです。
 表層の劣化は、ツヤが引ける段階であり、表層の劣化が始まっても下地保護の機能が失われるものではありません。
塗料の耐久年数は、表層の劣化が始まっているであろう時期を示しています。
これが、よく塗装屋さんのホームページなどで紹介されるチョーキング(白亜化)と呼ばれるものですね。

  上の写真は、クラック(ひび割れの幅を図っています)スケールを使用したものです。
 しかし、劣化要因は太陽光線だけではなく様々な環境条件でもかわります。
たとえ フッ素樹脂の様な高級な樹脂塗料が使われていても、下地からの刺激要因により早期に劣化する場合もあります。(高圧洗浄をちゃんとできていない等・・)
また、初期の塗装の仕方が適切でないことで、期待する耐久性が保持できない場合も考えられます。(新築時の塗装にシーラーを使用していないまたは、シーラー後日数を挟んでの塗装などなど・・・・旧塗膜からの剥がれは様々な要因があります。)
逆に、正しい施工で仕上げられた塗装は、材料が何であれとは言いすぎかもしれませんが建物も長持ちします。
※立地や環境により変化します。 余談ですが、車両通りが激しい場所では排気ガスによる汚染があるので白っぽい色は汚れが目立つのでお勧めしません。
金武町のキングタコス(本店)のタコライス。ボリュームがえぐい・・・・しかし、ふたの意味って・・・・・


 実際の塗り替え時期の判断については、実際の塗膜劣化状態や、下地素材の状態、汚染の状態、湿気などの影響状態などなどを考慮して判断されるものと思います。
建物の様々な劣化症状を総合的に判断することが重要です。
 
まずは、お家の方が、外壁の劣化症状を観察し簡単な自己診断をしてみることも大切です。状態を目で確認しておくことです。これを「目視による観察」と言います。
 それに合わせて、信頼できる専門者に外壁診断を依頼し、その診断の内容をお聞きになってみることも必要です。直接、その診断内容を聞いてみることです。詳しいことは分からなくても、観察の結果をもとにした意見や考え「初見」を聞いておく事が大事です。
赤外線カメラによる画像(雨漏り診断中)
 
建物の劣化症状は実際に目に見える事も多くありますので、素人の方でも少しずつご理解が深まるものと思います。

写真は載せられないのですが、塗り替えしている現場のご近所に隣り合う駐車場があり、1か所は砂利の駐車場、1か所はアスファルトの駐車場がありました。駐車場の規模は同等の物です

  その駐車場の両方に似たような建物(4~5階)があるのですが劣化具合が全く違いました。 アスファルト側の建物は特に問題はなく、砂利の駐車場の隣接する建物は黒カビ、赤カビの発生が多く見られました。
砂利などは水を多く含みゆっくりと蒸発するので建物のも影響が出たと予測されます。 戸建ての建物でも土などがある縁側などがカビの発生が多く見受けられます。




 

薄くカラフルなモールテックス。新築やリノベーションのお望みの計画実現にいかがでしょうか

2020年05月18日 11時35分42秒 | 日記
サンプル作成中・・・・
後日完成・・・・ベニヤに施工・・・・・・写真では分かり難いですが近くにいくと・・・
こんな感じ・・・
写真ではわからないなあ~艶もそれぞれ違いますが、自分で見ても分からないなぁ~。 事務所でサンプルなどございますので興味がある方はご連絡くださいね。



外壁診断士・・・・おすすめ100円そば(200円以内)と現場・・・

2020年05月18日 11時11分55秒 | 日記
肉、肉しいそば・・・・バイキングの入れ物みたいなものから肉と汁をいれて食べるそば・・・親慶原の有名なお弁当屋さんです。 (下手なそば屋さんよりうまいかも)
足場解体前の自社検査・・・
こちらも足場解体前の自社検査中・・・・
こちらは足場組立中・・・・台風の恐れがあるのでシートは後日・・・・・・
先に手摺り注入・・・・穴開けるとやっぱり水が・・・・
注入1回目・・・・
牛汁・・・・・こちらは那覇市長田の汁専門のお弁当屋さん・・・・ふ~ちば~がワイルド、他にも中身汁、イカ墨汁、ソーキ汁、馬汁など色々あって美味しいですよ~



雨漏り診断士が行く・・・・ごくごくたまにある雨漏り例・・・・・

2020年05月18日 08時06分16秒 | 日記
 雨漏り診断、今回は築年数はそんなに古くないのですが、日常生活では気がつきずらい場所でした。 押し入れの上の方からの雨漏り、お客様も最近分かったそうですが夜中に音がしたそうですがあまり気にしなかったそうです。 ただ、雨が降るたびにポトポトするので?まさか?まだ、新しいのに・・・・色々見たところ押し入れの荷物を取ると・・・あ、濡れている・・・・・という事でした。 早速、水漏れ場所を確認、天井の漏れ確認は取れるが近くには点検口がなかったので電気設備を外してスコープにて確認・・・・・・スコープ動画で確認中・・・
天井は、コンクリートの下に断熱材が貼られていました。 断熱材(簡単にいうと発泡スチロール的なもの)わかりずらいかも知れませんが、一番左奥に梁がありそちらから水漏れがあり天井に落ちていました。 縦の直線は断熱材のつなぎ目です。こちらにも白く漏れた後が・・・・・動画を写真にしているので見ずらいですね。 そして、真上の屋上を確認・・・
屋上の土間(地面)は・・・・・・悪くない・・・・・・何度か確認するもひび割れや浮きも有力なものが見当たらない? 再度、天井裏を確認する為、スコープにて見てみる・・・・あ、これかも・・・
テレビのケーブルが近くに・・・・・・怪しい・・・・ものすごく怪しい・・・・再度、屋上へ・・・ アンテナのケーブルボックスは現在の水漏れ場所から10m近く離れていました。
ボックスは家主さんも気にされていてコーキングを打ったそうです、中を見るも特に水がある様子が見受けられません。 しかし、下を見ると・・・・ありゃ打ち継ぎ目地があるぞ・・・
目地から黒いコケが・・・・そして裏を見ると・・・・
裏からも黒いコケが・・・・・雨漏りの状況を確認すると毎回、雨が降るたび漏れる、長雨でなくとも、一応こちらが一番怪しいので散水の許可を頂き、12~15分後、1階からポトポトと音が間違いないここでした。  そこから、仮止めのシールを行い御見積もりを致しました。
補足として、基本的にアンテナケーブル、電気の配線からは水漏れはあまりしません。 電気屋さんも漏れない様に対策をしながら配線されています。 今回、手摺りの目地、黒い部分から上は再度コンクリートを打っており、目地からひび割れ、中のオレンジの保護カバーが切れて水が浸入したと思われます。