中田真秀(なかたまほ)のブログ

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若手はイジられる:公的研究機関の若手研究者減少…内閣府調査

2010-12-27 06:36:53 | 日記
読売新聞から、

> 2009年度の全体の研究者は約7万3400人と05年度に比べ1・3%増えたが、
> 博士号を取得してから約10年となる37歳以下の若手は約1万6500人で7・4%減った。

自分も任期つきだし、酷いな~と思うが、これは組織的なものなのだ。2010/12/20付け日経新聞11面によると、科学技術基本計画(日経によれば、1995年に制定されてた科学技術基本法にも続き、中長期の視点で科学技術政策を遂行するために総合科学技術会議が策定する計画、だそうだ。)、第三期2006-2010年

人材育成の欄、
驚愕の

> 優れた高齢研究者の活用

となってる。ホウ、団塊の世代がいなくなる頃に合わせて、がっつりポストをご用意するというわけですか。

それにしたがってるだけじゃないかね?

それにしても、これまでさんざん「ポスドク余ってる、どないしようもない」といいながら、科学技術基本計画ではあからさまな老人擁護である。さすがである。

ただし2011-2015年閣議決定は未だが、「若手研究者のポスト拡充」となっている。予算が実際について拡充されるまで信じてはならない。騙されないよう。

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2 コメント

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ウーム (松岡)
2010-12-27 07:55:05
> 優れた高齢研究者の活用

ウーム

人手不足ならともかく,若手にポストがない今,高齢者は自分でファンドを持ってこれるか,教育に専念する(これは,若手を助けることになる)のいずれか以外は引退なさった方がいいと思います。


本当に優秀な高齢研究者は自分でファンドできるはず。そういう人が若手をポスドクで雇うならまっとうな話だと思いますが。

うちの大学は,自分でファンドできる人と教育に専念する人なら残れる方針です。

私は,自分でファンドできる研究をしていないので定年になったら,口があれば非常勤をやりながら,FLOSSに専念しようかなと思っています。まだまだ,いまは研究は頑張りますが。

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Unknown (Nakata Maho)
2010-12-28 08:47:34
> 定年になったら,口があれば非常勤をやりながら,FLOSSに専念しようかなと思っています。まだまだ,いまは研究は頑張りますが。

すてきじゃないですか。FLOSSだとこれでも世界中に友達が出来ますし、ね。私はいつまで研究できるかわかりませんが頑張ります。
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