中田真秀(なかたまほ)のブログ

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学振PD「凍結」は、優秀な若手が一斉に討ち死にする危険性を意味する

2010-11-04 13:03:33 | 日記
学振PD「凍結」は、優秀な若手が一斉に討ち死にする危険性を意味する

を読んで驚愕した。生駒日記経由。
多少煽りもはいっているので、差っ引いて読まねばならないが、学振PDに内定出さないってなんなんだそりゃ!?!?

ちなみに学振PDに通るのは、とてもいいことで、競争率も高い10倍程度だ。だから、これに通るのは本当に優秀な若手の
研究者達なのだ。けっして雇用保険等というものではない。

この時点で決まって無かったら、もはや当てにできないので他に就職口を探さねばならない。
PDに採用されるというのは狭き門だ。このブログでも取り扱ったが、最近DC1, DC2の採用を増やしてPDを減らしている、
というのがある。これは、博士後期課程へ進む人にとってどういう意味を持つか、解っているのだろうか。
さらに、内定を出さないって、どういうことだ。

PDを当てにしているはずの博士後期課程3回ならば、公聴会も控えていて、精神的にも肉体的にも疲弊している
はずだ。これが当たったら本当に一つの大きな支えになるだろうに...日本から優秀な研究者ががくっと減るのではないか。

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2 コメント

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Unknown (tmacchant)
2010-11-04 15:20:14
科研費の申請書をOOで書いたことを「e-Radでの科研費応募所内に提出」へのコメントで書いたものです。中田さんのOOのMLの紹介などで一気にページへのアクセスが増えました。ありがとうございました。

それはともかく,記事読みました。

確かに問題ですね。「物から人」へという方針はどこにいったのでしょう。
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Unknown (Nakata Maho)
2010-11-05 09:06:21
「ものから人へ」の方針は正しいそうです。その上で、60才以上への配分と偏りがあるということだそうです(池田信夫のブログによると)

「物から若者へ」だと思います。必要以上にお金を絞るとやはり疲弊しますし、次世代につながりません。
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