只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

雨上がりの今朝です

2015-11-19 08:46:17 | 日記
例えばお金が欲しいという願望は、
お金を得るという達成の願い、望みであるのです。

しかし願望は願望なのです。
それは思考で幻想なのです。
願望でお金を得られることではまったくありません。(笑)

それであれば願望など持たない方がいいのです。
別な言い方をすれば、持っても持たなくても結果は同じなのです。
反対に持ったら99,9%願望が達成出来ないので
苦しみにもなるのです。

0,1%の達成は願望を持ったからではなく、
青天の霹靂とも言えるのです。
ですから、お金が必要であれば思考入れず淡々とやるしかないのです。

思考入れず、念に取り付かずやるには
どうしても“実践”が必要です。
実践がなければ「それじゃ僅かのお金しかならない…」と、
思考が頭の中で残念ながら即、騒ぎだすのです。

実践していくと例えば、給料を15万円戴いたとすると、
思考という道具を一時使い、
給料内で計画を立ててそのままいくようになります。

どうしても思考を野放ししておくと
計画通りいきません。
何やかんやと言って惑わせます。
さも善いことを言うようですが、
それは幻想ですから相手にしないでくださいね。


只の道…淡々と歩く

2回目となる僧璨鑑智禅師の「信心銘」の一節ずつを、
私(思考)が観てみましょう。

あくまで私(思考)から観たものです。
このことは信じないで、常に“実践”で明らかにしていってくださいね。

     『だがわずかでも分別をすれば
          天と地は遙かに隔たる


いかがでしょう。
おわかりになったでしょうか?
ちょっとでも、これは悪いとかあれは良いとかを
持ち出したら幻想世界になります。

真実は、天と地はひとつです。
ですから、何もしなければ天も無ければ地もありません。
しかし分別すれば天と地に隔たりますね。

月から観れば、地球はひとつです。
日本もアメリカもわからないし、そんなものありません。
しかし地球儀を観ると日本もアメリカも
ここの位置とわかります。

それは思考(知性)という道具が教えてくれますね。
また仕事を繁盛させ稼ぎ出したいという執着もあります。
どちらも別に悪い事ではありませんが
必ず相対が付いているということです。

このように付いていることもわからず、
思考は絶え間なく働いています。
ですから思考をゆっくりさせてください。

分別する思考は、
今の10分の1の働きで結構ですね