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音楽を聴く仲間の会

スウェディッシュ・トラッドや世界の民族音楽の制作を行う「音楽を聴く仲間の会」のブログ。自然農や料理の話題も。

ハンボに挑戦

2006-06-12 11:07:48 | 北欧トラッド


 2階の大きな教室ではフォークダンスの講習会が大盛況。私たちが伺った時はHambo(ハンボ)というダンスを練習していました。参加者は40人以上いたでしょうか。老若男女、手に手をとって、にこやかに踊っていました。このときのダンスの伴奏はアコーディオン。

熱気に圧倒されて、壁に寄りかかって見ていたら、ダンスを教えていた男の先生がこちらに突進。「わざわざスウェーデンまで来たのだから、ぜひ踊っていきなさい」と手をぐいぐい引いて輪の中央へ連れていかれてしまいました。

フォークダンスなんて中学生の体育の授業以来です。見よう見まねで、体の軸を意識しないで、くるくる回っていたら、さすがに目が回ってしまいました。スウェーデンに来て3日経つのに時差ぼけから抜け切っていなかったのかもしれません。周りで踊っていた女性たちが、「こうやるのよ!」とお手本を見せてくれました。みな、英語でポイントを説明してくれたり、とても親切。

「ハンボ」という踊り、ステップが難しいわけではないのです。でも、リズムの「揺れ」や「ため」の感覚をつかむのにはもう少し練習が必要、というところで時間切れになってしまいました。

ポスルカの講習もこの後の時間に行われたようです。自分でもトラッドの曲を吹いてみたいのですが、楽器を持つ前に、まずはダンスでリズムを体に叩き込むのが早道だろうと思いました。


玄関前のホールでセッションを楽しむ人たちの写真と記事はこちらから
バンジョーの人もいたそうです。

フィドルは男性の楽器だった?

2006-06-09 23:00:38 | 北欧トラッド


 中央でフィドルを弾いているのはBritt Marie Swingさん。
ブリッツさんは30年以上前、トラッドが廃れていた時期に新星のごとく現れた女性で、よくテレビにも出演していたんだそうだ。彼女が速いスピードのチューンを格好よく弾いているのを見て、憧れてフィドルを弾く女性が急増。スウェーデンでは、それまでは女性は歌や笛で、フィドルは男性の楽器だったそうだ。

 みんなの演奏の輪の中に座って聴いていたら、ある男性が自分の楽器を差し出し「弾いてみないか」と勧めてくれた。フィドルはこの国では誰でも弾ける楽器なのだろうか。

トラッド好きの集いの場

2006-06-07 22:54:49 | 北欧トラッド


「ストックフォルムにトラッド・スポットはありませんか」とFRIFOTのマネージャーのEvaさんに相談したところ、Sheppsholmen(シェップスフォルメン島)に連れていってくださった。そこは旧市街ガムラ・スタンからも歩いて約15分、モダン・ミュージアムの近くにあった。

平日の昼間は古い帆船の作り方やフォーク・ミュージックを教える専門学校として使われているのだが、金曜日、土曜日、日曜日の5時からはトラッド・ミュージックやフォーク・ダンス好きが集う場となる。Evaさんもストックフォルムに出てきたときにはフィドルを持って、立ち寄るんだそうだ。

私たちが訪ねたのは日曜だったが、一階と二階の教室を使い、スウェーデンのフォーク・ダンスの講習やトラッドのセッションが行われていた。

セッションはいくつかの部屋に分かれて自由に進行。アコーディオンのデュオ、複数のフィドル(6人くらいかもっとたくさん)にリコーダーとクラリネットが入ったアンサンブルなど様々な編成でセッションが繰り広げられていた。

楽譜はなし。誰かしらが曲を弾き出すとみんながそれに合わせるといった具合。スウェーデンの色々な地方の民謡が奏でられていたようだが、どの曲も大変にシンプル。たまにクラリネットが対旋律を吹いていたが、それ以外はユニゾンだった。その上、繰り返しが多いので、初めて聴いた曲でも、すぐに覚えられる。

 たかがユニゾン、されどユニゾン。な~んだ、ずっとユニゾンじゃないのと思って聴いてたが、これが不思議。だんだん、心地よくなってくるのだ。

Folkmusikgala i Uppsalaのパート3 配信開始

2006-05-29 12:05:25 | 北欧トラッド
Sveriges Radio P2でFolkmusikgala i Uppsalaの最終パートの配信が今朝から始まりました。
今回は50分間、たっぷりと聴くことができます。

演奏は

ヴェーセン×ダーヴィッシュ
ダーヴィッシュ

そして、全員による演奏と続きます。

ダーヴィッシュの曲を聴きに来ているお客さん全員でバック・コーラスするといったシーンもあり。一回きりの練習でみなさん、すぐに覚えてしまったのはびっくり。客席はみな大きな声で歌ってましたが、録音では微かに聴こえる程度です。

最後の全員での演奏の進行役はローゲル。

ひとつの曲でのソロ回しは聴きごたえがあります。ソフィア×ダーヴィッシュのキャシー ~ ティモ×マリア ~ ヴェーセン ~ ダーヴィッシュ。そして、最後のヴィオラはヴェーセンのミカエル。


Yo-Riさんのレポートはこちら そして、こちらにも

ヴェーセンの曲名

2006-05-24 06:57:22 | 北欧トラッド
現在、放映中のフォークガラ・コンサートのヴェーセンの最終曲は

Vilse i Betlandet

だそうです。

ヴェーセン・ファン@まっきぃさんが教えてくださいました。


写真:ウプサラの街で見かけた旗。
   家の屋根の上にありましたが、なんでしょう?

Folkmusikgala i Uppsalaのパート2 配信開始

2006-05-22 15:32:48 | 北欧トラッド
Sveriges RadioでFolkmusikgala i Uppsalaのパート2の配信が今朝から始まりました。

今回は前回に引き続きマリア&ティモのduo、そしてコンサート2部のヴェーセン。

■コンサート一部後半から、

1.マリア・カレニエミ&ティモ・アラコティア

・Napoleon スウェーデンとフィンランドのウエディング・マーチ
・Kuujarvi(aの上に点2つ) 作曲はティモ
・ポルスカ 曲名はわかりません


2.二部のあたまの司会者のパフォーマンス

 進行役の女性の歌とお話。すべてスウェーデン語です。
 司会者が「~~★●東京」といったとたんに隣の席の人に突っつかれ、「あなたのことを説明してるわよ!」といわれました。「あんまりにも素晴らしいコンサートなので、東京からも聴きに来たファンがいた」と話していたらしいです。

3.ヴェーセン

MCは主にローゲル
彼が話すとお客さんたちは大笑い。ウーロフとの掛け合いのジョーク・セッションもありましたが、例によって、すべてスウェ語だったので、内容は不明。

・Bjorkbergspolskan(最初のoの上に点2つ)
・Hasse A's
・Appalachen (Appalachian)
・Pedalpolska

・最後の一曲 曲名がわかりません。どなたか教えてください。

4曲目までの曲の並びは「ライヴ・イン・ジャパン」とまったく同じ。練りにねられた選曲と曲順なのでしょう。

グルーブにのり、老若男女、立てゆれノリノリ状態の図をみなさんにお見せしたかったです。6月の来日がますます、楽しみになりました。

Yo-riさんのレビューはこちら

素顔のソフィア・カールソン

2006-05-17 22:51:32 | 北欧トラッド
配信中のSveriges Radio、Folkmusikgala i Uppsalaのパート1、
皆さん、もう聴かれましたか?

ウェブ・ラジオを聴いて、この日のコンサートのソフィア・カールソンはCDの印象とずいぶん、違い、びっくりしたことを思い出しました。
ロングブーツを履き、ステージ上で早足で歩きまわり、歯切れのいい話し方(ただし、スウェーデン語なので内容はわかりませんが)を聞いて、そう感じたのかと思っていました。

それにしても、彼女の歌の印象が今まで思っていた印象とあまりにも違ったので、セカンド・アルバム「ほろ苦いバラード」を引っ張り出して、聴き比べてみました。原曲のキーよりも1音、曲によっては1音半も上げ、テンポもずっと速い。
インストの曲だと、作曲するときに調のムードを考えて作ることが多いから、ライヴでキーを変えて演奏するということは特別なことだけど、歌は違うのか?

でも、ライヴで聴けるソフィアが等身大のソフィアなのかもしれません。
作りこんだCDも作品としては、捨てがたいのですが。

Folkmusikgala i Uppsala 配信開始!

2006-05-15 14:54:51 | 北欧トラッド
Sveriges RadioでFolkmusikgala i Uppsalaのパート1の配信が今朝から始まりました。

私も朝一番で聴きました。
演奏はもちろんのこと、お客さんの長い長い熱い拍手がたいへん印象的。
こんな拍手を聴いたのは、生まれて初めてです。

この音源は来週月曜のパート2の配信までは、聴くことが可能なようです。

パート1では、

Sofia Karlsson×Väsen
Maria Kalaniemi&Timo Alakotila
Maria Kalaniemi×Sofia Karlsson

の演奏が楽しめます。

コンサートの一曲目に披露されたSofia Karlssonのソロは残念ながら、カットされていました。

当日の演奏された曲すべてが聴けるわけではありませんが、曲間のおしゃべりは部分的に残してあります。当然ながら、すべて、スウェーデン語で、意味はわかりませんが、アーティストのもつ雰囲気が伝わってきます。


コンサート・レポートはこちら
ソフィア・カールソン
マリア&ティモ

トラッド・ファン

2006-05-10 22:25:09 | 北欧トラッド
2時過ぎにリハーサル終了。
私たちがホールに到着したときにはリハーサルは始まっていたので、4時間リハーサルに時間をとっていたよう。丁寧なリハーサルです。

予約していたチケットを購入するためにホール後方から外に出ようとに歩いていくとそこにはウーロフが。ヴェーセンのニューズレターでこのイベントのことを知ったのが来るきっかけだったと伝えたら、ひどく驚かれました。

チケットは300SEK(約4500円)。
これは1階席でも2階席でも同じだったよう。
ヨーロッパのトラッドのトップ・アーティストたちが聴けてこの値段というのは破格。

さて、この日のお客さんは、
中学生、高校生くらいから飛び切りめかし込んできたカップル(昔、若かった)まで様々。バイオリンを背負った学生風の人たちも多かったです。
トラッドのコンサートだから、年配の人たちが中心だろうという予想は見事に裏切られました。

ウェブ・ラジオでFolkmusikgala が聴けます

2006-05-08 21:44:04 | 北欧トラッド
4/1にウプサラで行われたフォーク・ミュージック・ガラ・コンサートがウェブ・ラジオSveriges Radioで放送されることになりました!

5/14,21,28の現地時間19:30からの放送ですが、一週間は聴くことができるようです。

以下、Sveriges Radioのサイトからの引用です。

Söndag 14 maj
19.30 Folkmusikgala i Uppsala
Den första delen av tre. Ikväll med Sofia Karlsson och Väsen. Konsert 1/4 Uppsala Universitetsaula.

Söndag 21 maj
19.30 Folkmusikgala i Uppsala
Andra delen av tre. Ikväll med Väsen - Olov Johansson, nyckelharpor, Mikael Marin, altfiol och Roger Tallroth, gitarrer. Konsert Uppsala Universitetsaula 1/4.

Söndag 28 maj
19.30 Folkmusikgala i Uppsala
Tredje och sista delen. Irländska gruppen Dervish samt avslutningsnumret tillsammans med Väsen, Maria Kalaniemi, Timo Alakotila och Sofia Karlsson. Konsert Uppsala Universitetsaula 1/4.

....引用終わり

スウェーデン語で書いてあるので、出演者の名前くらいしかわかりませんが、コンサートを3日に分けて放送するようです。

5/14(日)Sofia Karlsson och Väsen
5/21(日)Väsen
5/28(日)Dervish med Väsen,Maria Kalaniemi,
     Timo Alakotila och Sofia Karlsson.

■聴き方は
まず、トップ・ページの上にあるチャンネルから P2を選ぶ
次にページの右上の lyssna pa senaste programmet をクリック


この情報はヴェーセンのスウェーデン・サイトが5/5にアップしたニュースを昨夜、偶然、見て知りました。4/1のFolkmusikgalaの情報に関しても同様に情報はこのサイトから。
スウェーデン国内の音楽情報を入手するのはたやすいことではありませんので、彼らの定期的な「発信」はホントに貴重です。