音楽を聴く仲間の会

スウェディッシュ・トラッドや世界の民族音楽の制作を行う「音楽を聴く仲間の会」のブログ。自然農や料理の話題も。

空飛ぶニワトリ

2006-05-31 22:55:09 | スウェーデン
フォークガラ・コンサートの帰り道、インテリアショップの飾り窓で揺れていたニワトリを見つけました。可愛いけれど、不思議な趣味だな、どんな人の家を飾るのだろうと思って眺めましたが、これはイースターのニワトリだったようです。
そういえば、ひよこや卵や色とりどりに染められた羽飾りを街のいたるところで見かけました。それらは「生まれる」という意味を持つんだそう。

今年のイースター(復活祭)は4月16日。
十字架にかけられ亡くなった3日後に蘇ったことを祝う復活祭はキリスト教のお祭りの中でももっとも大切だといわれているそうです。

宗教的な意味を調べるのも面白いのですが、どちらかというと私はこの日に食される料理の方に興味がある、などというと敬虔なキリスト教徒に怒られてしまいますが。


Folkmusikgala i Uppsalaのパート3 配信開始

2006-05-29 12:05:25 | 北欧トラッド
Sveriges Radio P2でFolkmusikgala i Uppsalaの最終パートの配信が今朝から始まりました。
今回は50分間、たっぷりと聴くことができます。

演奏は

ヴェーセン×ダーヴィッシュ
ダーヴィッシュ

そして、全員による演奏と続きます。

ダーヴィッシュの曲を聴きに来ているお客さん全員でバック・コーラスするといったシーンもあり。一回きりの練習でみなさん、すぐに覚えてしまったのはびっくり。客席はみな大きな声で歌ってましたが、録音では微かに聴こえる程度です。

最後の全員での演奏の進行役はローゲル。

ひとつの曲でのソロ回しは聴きごたえがあります。ソフィア×ダーヴィッシュのキャシー ~ ティモ×マリア ~ ヴェーセン ~ ダーヴィッシュ。そして、最後のヴィオラはヴェーセンのミカエル。


Yo-Riさんのレポートはこちら そして、こちらにも

佐藤允彦と中山千夏の共演、ついに実現

2006-05-28 14:45:13 | 日本のジャズ
10月末に北欧トラッドのコンサートを主催することになりそうです。
その下調べのために、松明堂音楽ホールのサイトでホール・スケジュールをチェックしていて、発見!

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「楽屋のつもり」
10月14日(土) 
14:30開場 15:00開演 料金:4,000円(税込)
出演:佐藤允彦 ゲスト:中山千夏

お問合せ:松明堂音楽ホール 04-2992-7667
友の会会員:2006年6月13日(火)午前11時より予約受付開始!
一般:2006年6月27日(火)午前11時より販売開始!

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ついに、佐藤允彦さんと中山千夏さんの共演が実現するようです。

『ふたりのひとりごと』 まさか夫婦作品集 
『六つのこころみ』~日本古典音楽と現代音楽の出会い

をはじめとする多くの名盤を残しています。


『六つのこころみ』に収録されている「下駄泥」は数年前にヴォーカルの前田祐希さんとの共演で聴いたことがありますが、是非、オリジナルを聴いてみたいなぁ。


楽屋のつもりは今回で3回目。
第一回目のゲストはヴァイオリンの太田恵資さん。去年はシャンソン歌手の平野レミさんでした。

ヴェーセンの曲名

2006-05-24 06:57:22 | 北欧トラッド
現在、放映中のフォークガラ・コンサートのヴェーセンの最終曲は

Vilse i Betlandet

だそうです。

ヴェーセン・ファン@まっきぃさんが教えてくださいました。


写真:ウプサラの街で見かけた旗。
   家の屋根の上にありましたが、なんでしょう?

Folkmusikgala i Uppsalaのパート2 配信開始

2006-05-22 15:32:48 | 北欧トラッド
Sveriges RadioでFolkmusikgala i Uppsalaのパート2の配信が今朝から始まりました。

今回は前回に引き続きマリア&ティモのduo、そしてコンサート2部のヴェーセン。

■コンサート一部後半から、

1.マリア・カレニエミ&ティモ・アラコティア

・Napoleon スウェーデンとフィンランドのウエディング・マーチ
・Kuujarvi(aの上に点2つ) 作曲はティモ
・ポルスカ 曲名はわかりません


2.二部のあたまの司会者のパフォーマンス

 進行役の女性の歌とお話。すべてスウェーデン語です。
 司会者が「~~★●東京」といったとたんに隣の席の人に突っつかれ、「あなたのことを説明してるわよ!」といわれました。「あんまりにも素晴らしいコンサートなので、東京からも聴きに来たファンがいた」と話していたらしいです。

3.ヴェーセン

MCは主にローゲル
彼が話すとお客さんたちは大笑い。ウーロフとの掛け合いのジョーク・セッションもありましたが、例によって、すべてスウェ語だったので、内容は不明。

・Bjorkbergspolskan(最初のoの上に点2つ)
・Hasse A's
・Appalachen (Appalachian)
・Pedalpolska

・最後の一曲 曲名がわかりません。どなたか教えてください。

4曲目までの曲の並びは「ライヴ・イン・ジャパン」とまったく同じ。練りにねられた選曲と曲順なのでしょう。

グルーブにのり、老若男女、立てゆれノリノリ状態の図をみなさんにお見せしたかったです。6月の来日がますます、楽しみになりました。

Yo-riさんのレビューはこちら

素顔のソフィア・カールソン

2006-05-17 22:51:32 | 北欧トラッド
配信中のSveriges Radio、Folkmusikgala i Uppsalaのパート1、
皆さん、もう聴かれましたか?

ウェブ・ラジオを聴いて、この日のコンサートのソフィア・カールソンはCDの印象とずいぶん、違い、びっくりしたことを思い出しました。
ロングブーツを履き、ステージ上で早足で歩きまわり、歯切れのいい話し方(ただし、スウェーデン語なので内容はわかりませんが)を聞いて、そう感じたのかと思っていました。

それにしても、彼女の歌の印象が今まで思っていた印象とあまりにも違ったので、セカンド・アルバム「ほろ苦いバラード」を引っ張り出して、聴き比べてみました。原曲のキーよりも1音、曲によっては1音半も上げ、テンポもずっと速い。
インストの曲だと、作曲するときに調のムードを考えて作ることが多いから、ライヴでキーを変えて演奏するということは特別なことだけど、歌は違うのか?

でも、ライヴで聴けるソフィアが等身大のソフィアなのかもしれません。
作りこんだCDも作品としては、捨てがたいのですが。

Folkmusikgala i Uppsala 配信開始!

2006-05-15 14:54:51 | 北欧トラッド
Sveriges RadioでFolkmusikgala i Uppsalaのパート1の配信が今朝から始まりました。

私も朝一番で聴きました。
演奏はもちろんのこと、お客さんの長い長い熱い拍手がたいへん印象的。
こんな拍手を聴いたのは、生まれて初めてです。

この音源は来週月曜のパート2の配信までは、聴くことが可能なようです。

パート1では、

Sofia Karlsson×Väsen
Maria Kalaniemi&Timo Alakotila
Maria Kalaniemi×Sofia Karlsson

の演奏が楽しめます。

コンサートの一曲目に披露されたSofia Karlssonのソロは残念ながら、カットされていました。

当日の演奏された曲すべてが聴けるわけではありませんが、曲間のおしゃべりは部分的に残してあります。当然ながら、すべて、スウェーデン語で、意味はわかりませんが、アーティストのもつ雰囲気が伝わってきます。


コンサート・レポートはこちら
ソフィア・カールソン
マリア&ティモ

トラッド・ファン

2006-05-10 22:25:09 | 北欧トラッド
2時過ぎにリハーサル終了。
私たちがホールに到着したときにはリハーサルは始まっていたので、4時間リハーサルに時間をとっていたよう。丁寧なリハーサルです。

予約していたチケットを購入するためにホール後方から外に出ようとに歩いていくとそこにはウーロフが。ヴェーセンのニューズレターでこのイベントのことを知ったのが来るきっかけだったと伝えたら、ひどく驚かれました。

チケットは300SEK(約4500円)。
これは1階席でも2階席でも同じだったよう。
ヨーロッパのトラッドのトップ・アーティストたちが聴けてこの値段というのは破格。

さて、この日のお客さんは、
中学生、高校生くらいから飛び切りめかし込んできたカップル(昔、若かった)まで様々。バイオリンを背負った学生風の人たちも多かったです。
トラッドのコンサートだから、年配の人たちが中心だろうという予想は見事に裏切られました。

ウェブ・ラジオでFolkmusikgala が聴けます

2006-05-08 21:44:04 | 北欧トラッド
4/1にウプサラで行われたフォーク・ミュージック・ガラ・コンサートがウェブ・ラジオSveriges Radioで放送されることになりました!

5/14,21,28の現地時間19:30からの放送ですが、一週間は聴くことができるようです。

以下、Sveriges Radioのサイトからの引用です。

Söndag 14 maj
19.30 Folkmusikgala i Uppsala
Den första delen av tre. Ikväll med Sofia Karlsson och Väsen. Konsert 1/4 Uppsala Universitetsaula.

Söndag 21 maj
19.30 Folkmusikgala i Uppsala
Andra delen av tre. Ikväll med Väsen - Olov Johansson, nyckelharpor, Mikael Marin, altfiol och Roger Tallroth, gitarrer. Konsert Uppsala Universitetsaula 1/4.

Söndag 28 maj
19.30 Folkmusikgala i Uppsala
Tredje och sista delen. Irländska gruppen Dervish samt avslutningsnumret tillsammans med Väsen, Maria Kalaniemi, Timo Alakotila och Sofia Karlsson. Konsert Uppsala Universitetsaula 1/4.

....引用終わり

スウェーデン語で書いてあるので、出演者の名前くらいしかわかりませんが、コンサートを3日に分けて放送するようです。

5/14(日)Sofia Karlsson och Väsen
5/21(日)Väsen
5/28(日)Dervish med Väsen,Maria Kalaniemi,
     Timo Alakotila och Sofia Karlsson.

■聴き方は
まず、トップ・ページの上にあるチャンネルから P2を選ぶ
次にページの右上の lyssna pa senaste programmet をクリック


この情報はヴェーセンのスウェーデン・サイトが5/5にアップしたニュースを昨夜、偶然、見て知りました。4/1のFolkmusikgalaの情報に関しても同様に情報はこのサイトから。
スウェーデン国内の音楽情報を入手するのはたやすいことではありませんので、彼らの定期的な「発信」はホントに貴重です。

狭山で茶つみ

2006-05-05 19:58:35 | 自然農
お茶仲間のお誘いで入間市からバスで30分のところにある増岡園の有機栽培のお茶摘みの手伝いをしてきた。お茶つみをするのは初めてだが、狭山はうちからも近いので、一度、やってみたいと思っていたのだ。

8時に現地集合。集まった茶摘ボランティアは約20名で、そのほとんどは地元のおじさんたちだった。「お茶作り業界でも後継者不足は深刻で、できればお茶作りに興味を持ってくれる人を発掘したくてこの講座を開始した」と入間市の担当者は話していた。

山を10分くらい登ったところにある茶畑まで徒歩で移動。
摘む前に増岡さんから簡単な説明があった。まず行うのは一芯二葉つみ。これはお茶の品評会に出すために作るお茶を3キロを摘む。新茶のいちばん美味しい部分のみ厳選して摘む作業だ。少しでも虫食いの跡があったり、形が悪いものは摘んではいけない。迷ったら、摘まないようにと指示された。そんな大切なことを素人に任せて大丈夫かとボランティアは思っていたようだった。

籠を持って、黒い網で遮光された茶畑に入り、作業開始。
新芽はやわらかく、爪を立てなくても、横に倒してひっぱるとぷつんと折れる。3キロなんてあっというまだと思ったが、小一時間かかった。
お茶はすぐに酸化するそうで、お茶っぱたちはすぐに工場へ運ばれていった。

小休止を入れて、お昼の12時まで茶摘第二段を行った。今度はそんなに神経を使わずに新しい芽をすべて摘んでいく。こうして、手摘みしたお茶はほとんど一般市場には出せないそう。売るとしたら一芯二葉茶で100g5000円以上、次に摘んだお茶でも3000円以上はするそうだ。手にいれて、自分たちで摘んだお茶を味わってみたいと思った。美味しいお茶作りには手間がかかるのだ。

増岡さんの畑は有機農法に切り替えて25年経つ。
虫がさぞたくさんついているんだと思ったが、この日、お茶畑にいた虫は尺取虫、かめむし、アブラムシと蟻、蜘蛛くらいだった。山の落ち葉とお茶の木が落とした葉っぱを一年以上発酵させて堆肥を使うくらいで化学肥料は使っていないそうだ。
「恰好のいいものを消費者が喜んで買うから、生産者は農薬を使うんだ。そんなものを買わなくなれば、農家も考え方を変えるだろうに」という言葉に好感を感じた。


写真:一芯二葉つみした葉を秤で量る