Frifot fan in JAPAN

北欧トラッドの最高峰「フリーフォート」の、メンバー及びオフィシャルサイト公認応援ブログ。管理人はYO-RI

フォークミュージックガラ 2006.4.1 ウップサラ大学 ソフィア・カールソン

2006-05-02 20:39:25 | 北欧トラッド
4月1日、UPPSALA UNIVERSITETS AULA(ウップサラ大学ホール)で行われた「フォーク・ミュージック・ガラ」を聴いた。

このコンサートは今回のスウェーデン行きを決定付けたイベントで、主催は「MUSIK I UPPLAND」というプロダクション。
会場でもらったパンフレットを見ると、「UPPSALA UNIVERSITETS AULA」をメインの会場として、クラシックやトラッドなど月平均3~4本程度のコンサート制作をしているようだ。
昨年の10月にはフリーフォートライブも主催している。

まず最初にこのコンサートの出演者を紹介しておくと、ソフィア・カールソン、マリア・カラニエミ&ティモ・アラコティラ、ヴェーセン、ダーヴィッシュといった超豪華メンバー。
ソフィア以外は来日公演を行っていて、ヴェーセンはおなじみ、ダーヴィッシュは2度、マリアとティモに関しては2002年に東京でたった二度のライブがあっただけ。

さてすこしずつコンサートの様子を紹介しよう。

まずソフィア・カールソンがヴェーセンの“ローゲル・タルロート”とともに舞台に登場。

1曲目はしっとりとしたバラード。
ローゲルの6弦ギターをバックに切々と歌うソフィア。
彼女の澄んだ声が会場に響き渡る。
芯のあるしっかりとしたヴォーカルがとても美しい。


「全然イメージが違うぞ」...これは今回の初めて彼女を見て驚いたボクの感想。
2枚のソロアルバムのジャケットからボクが勝手に思い描いていたイメージは落ち着いた大人の女性。
しかしリハーサルで目にした彼女の姿は想像していたよりずっとずっと若く、しかもチャキチャキのおてんば娘。
ステージの上を力強くズンズン歩き、格好を気にすることなくフルートを吹く。

だが本番ではそんなこどもっぽいイメージはまったく感じられず、堂々とした歌いっぷりで客を魅了していく。
ボクは写真を撮ることに意識を集中しながらも、ソフィアの歌にどんどん引き込まれていった。

ステージはヴェーセンをバックメンバーを迎えたり、さらにダーヴィッシュのフィドルが加わったりと変化にとんだ演奏を展開していく。
まさにソフィアの実力見せつけたりといったステージだった。

このソフィア、今はスウェーデンのレーベルからしかアルバムが発売されてなく、宣伝も露出も十分ではないけれど、それこそ世界的メジャーレーベルとかでアルバムが出てきちんとプロモーションされていけば、間違いなくこれからの女性ヴォーカルを代表するアーティストになるだろう。