Frifot fan in JAPAN

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フォークミュージックガラ 2006.4.1 ウップサラ大学  マリア&ティモ

2006-05-03 23:16:40 | 北欧トラッド
コンサート二組目はフィンランドのアコーディオンとピアノのデュオ「マリア・カラニエミティモ・アラティコラ」で、このコンサートで一番楽しみにしていたプログラム。
というのもマリア・カラニエミの2001年来日公演の音源が「東京コンサート」というタイトルでライブ盤として発売されていて、実はボクのここ1年位のお気に入りの1枚になっていたからだ。

ステージに静かに登場した二人。
一曲目「NAPOLEON」(CD東京コンサートの一曲目)の滑り出すようなフレーズが聞こえ始めた時「思い切ってここまで来てよかった・・・」と心底思った。
というのも日本にいてはおそらく生で聴くチャンスがないだろうし、仮に本国でのライブ情報が入ったとしても、そうそう北欧まで来てはいられない。
それなのにこれほどまで生で聴いてみたいと思っていたアーティストは滅多にいない。
そんな貴重なチャンス、なかなかタイミングよくあるわけではないからね。

麗しく滑らか、さらに躍動感のある彼女のアコーディオン。
そして彼女の弾くメロディーを決して邪魔することなく静かに確実にサポートしていくティモのピアノ。

ステージではCDで何度も聴いていた耳なじみの曲がいくつか演奏されていく。
トラッドをアレンジしたものやタンゴ風のもの、スローなものからスイングするような明朗快活な曲。
どんなスタイルだろうが、マリアの奏でる音はどこまでも華麗。
ティモのコントロールされた伴奏も見事としか表現しようがない。

また彼らのステージに華をそえたのはソフィア。
マリアのアコーディオンをバックにしっとりとしたバラードを披露した

わずか40分あまりのステージ。
ボクはあらためてマリア&ティモの奏でる音楽のとりこになってしまった。

マリア&ティモのCD「東京コンサート」は現在日本でも手に入れることが出来るので、トラッドやアコーディオンに興味のある方はぜひ聴かれてみてはいかが!
ちなみにこのアルバムのジャケット写真を撮ったのは、今回彼らの撮影をコーディネイトしてくれた歌い手、写真家、ナレーター他多彩な活躍をしているHaLo-ayako。またこのアルバムのレコーディングエンジニアは昨年のフリーフォート品川公演でお世話になったフジイサトル氏。
演奏はもちろんのこと、ジャケット、録音などトータルで楽しめる素晴らしいアルバム。

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