
『呉越同舟(ごえつどうしゅう)』

1.呉の国の人と越の国の人が一つの船に乗り合わせるという意味で、不仲同士や敵味方が、同じ場所に居合わせること。2.反目(はんもく)し合いながらも共通の困難や利害に対して協力し合うこと。 反:■同床異夢★元々は、孫子が、呉と越の敵対する国の人が同じ船に乗り嵐に出合った場合、敵味方が協力して水を掻き出し、困難を乗り切るという団結心を説いたもの。出典:「孫子-九地」「夫呉人与越人相悪也、当其同舟而済而遇風、其相救也、如左右手」

出典:孫子(そんし) 中国の兵法書。1巻13編。呉の孫武撰と言われる。戦略戦術の法則、準拠の詳細を説明した。古代中国の戦争体験の集大成で簡潔警抜な記述による名文で知られる。後世兵学への影響は大きく、「呉子」「六韜(りくとう)」「三略」などの類書を生じた。人物:孫武(そんぶ)・孫子 中国春秋時代の兵法家。斉の人。紀元前6世紀頃。生没年不詳。呉王闔閭(こうりょ)に仕え、楚・晋を威圧し、呉を覇者とした。軍隊に節制規律を徹底させ、兵書「孫子」を著したとされている。

<松下幸之助一日一話> PHP研究所編

歴史の見方
私は最近、お互いの歴史に対する態度の中に、何か人間の醜さとかそういったウラの面を強調しすぎている面があるのではないか、ということが気になっている。今日の姿をつくっているのは歴史である。そして今後の歴史というものは、われわれが、祖先が営々と努力を積み重ね前進してきた姿なり、子孫に残した遺産なりをどのように受け取り、生かすかによって変わってくるのである。そういう意味から、歴史の長所短所そのままを認識し、いい面はどんどん伸ばしていかなくてはならない。興味本位にこれを扱うことなく、もっと美しい面も同時に見るようにしたいと思うのである。