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名古屋棋士会

名古屋発!日ごろの出来事や囲碁のこと、身内話など、素顔のままに棋士仲間でつづるブログです。

志田という男

2014-08-31 23:20:34 | 柳澤理志

あれはもう7年前・・・

 

 広島アルミ杯若鯉戦の本戦トーナメントに出るため、

当時17歳の志田達哉と、名古屋から二人で一緒に広島に行きました。

 

会場入ると、そこに飾られていたトロフィーを見て、

 

「あのトロフィーが欲しいです」

 

とつぶやいた志田。

 

かわいいこと言うなコイツ!

と思ってたら、、、

 

 

本当に取りよった・・・

 

 

      ↑そのトロフィー

 

当時から強いのは知ってたけど、

いきなり優勝するとは思わなかったので、

ビビったのを覚えています。

 

 

その後の各棋戦での活躍はご存知の通りですが、

準優勝が5回

続いています。

 

棋戦じゃないけど、むかし秀行合宿に一緒に行ったときも、

彼は錚々たるメンバーの合宿リーグで準優勝してました。

 

 

それはとても凄いことです。

 

しかし、しかし今回は、、、

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

第39期新人王戦決勝三番勝負が、

志田達哉七段と一力遼七段で争われます。

 

中部総本部の悲願である、新人王獲得に志田七段が挑みます。

 

39期を数える歴史の中で、

一度も名古屋に来ていない新人王。

 

中部所属棋士が決勝を争ったのは、過去3回。

  

第 4期 石田 章七段 2ー1 山城 宏六段

第24期 山下敬吾六段 2ー0 羽根直樹七段

第25期 山下敬吾七段 2−0 羽根直樹八段

 

地名しりとり風に言うと(古い)

新人王がどーーーーしても取れない!

 

 

その第一局が9月11日、志田七段のホームである日本棋院中部総本部で行われます。

 
 
そしてこの三番勝負に際して、
 
 
 
日本棋院中部総本部8Fにて
 
大盤解説会を行います。
 


第1局 9月11日(木) 15時-18時

第2局 9月17日(水) 16時-18時

第3局 9月25日(木) 16時-18時

 

<入場料> 

1,000円

 

 
 一局目は、
 
 

馬場滋九段

 

 

 

伊田篤史八段

 

の師弟二人による解説をお楽しみください!

(2局目以降の解説者は未定です)

 

普段から親しい伊田八段なので、

志田達哉の素顔もいろいろ暴露されるかもしれません。

(暴露されるかどうかは未定です)

 

皆様のお運びを中部総本部棋士会一同 心よりお待ちしております! 

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オープニング動画

2014-08-22 00:57:37 | 柳澤理志

こんにちは、柳澤です。


突然ですが、



格闘技の選手の登場シーンってかっこいいと思いません?



棋士もあんな感じで登場したらいいのに、と前から思っていました。



なので、


作ってみました。

http://youtu.be/yV1IuWy86Ok?list=UU_Gig9kSvEoZ54AOcSfwOJw

 

8月16日、17日に福井で行われた「北陸会員感謝のつどい」。



イベントの最後は、ステージ上で行われた「頭脳総合格闘技」。


映画館さながらの大きなスクリーンにこの動画が映し出された後、

幕が上がって本人たちが登場しました。



よかったら見てください^^

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彦坂合宿

2014-06-08 22:19:24 | 柳澤理志

こんにちは、柳澤です。

 

合宿に参加してきました。

 

6月2~4日、愛知県豊田市にて。

彦坂御大を中心に集う、

通称「彦坂合宿」です。

 

10年くらい前からやっている合宿で、

僕も院生の頃から参加させてもらってます。

 

今回は、約2年ぶり(たぶん)の開催となりました。

 

大阪や東京からも棋士が参加してくれて、総勢18人でした。

 

リーグ戦を中心に行います。

打っては検討、打っては検討の繰り返し。

 

手前の碁は、鶴田和志二段VS藤沢里菜二段の10代対決。

 

組み合わせを作ってるところ。

 

中日にはみんなで運動もしました。

 

彦坂合宿恒例のソフトボール大会です。

バッターは強打者、吉川一初段。

 

もちろん彦坂九段も参戦!

守備へ。

 

彦坂先生がトンネルして、

若手が全力で走ってカバーする、

というお約束の光景が今回はありませんでした。

 

ビャンウォンケイ初段と小松大樹初段。

小松初段は野球経験者。

一人だけ身のこなしが全然違いました。

 

現役中学生、六浦雄太新初段。

さすがに動ける。

 

ピッチャーフライを打ち上げると、

打った瞬間にあきらめる志田達哉七段。

みんなから「走れよ!(笑)」

とツッコまれる。

 

準備万端のスタイル、中野寛也九段。

 

何の準備もなく、革靴で来てた小県真樹九段。

裸足で参戦。

 

裸足でバッティング。

 

裸足で激走。

「イテッ!イテテテ!」

と叫びながら、チームの為に激走。

 

結果は7回コールド、

13対20で小県チームの勝利!(彦坂チーム対小県チーム)

まれに見る好ゲームでした。

 

今までだと、1回でこのくらいの点数が入ることもザラ。

運動不足集団による野球につき・・・

 

今回は、なかなか締まったゲームで面白かったです。

ケガがなくて何よりでした。

 

僕は2日目の夜に帰りました。

 

後で聞いたら、リーグ戦の優勝は中野九段。

準優勝は六浦初段だったそうです。

 

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週刊新潮に・・・

2014-05-23 19:42:57 | 柳澤理志

こんにちは、柳澤です。

 

昨日発売された週刊新潮に、

 

大澤健朗二段が取り上げられています。

 


本人が、そんなそぶり

(週刊新潮に載るそぶり)

を全然みせなかったので、

昨日見てビックリしました

 

どのように取り上げられたのかというと…

週刊新潮の112ページをご確認ください。


ツーショット写真も掲載されています。

大澤の傍らの美女は一体!?

(一体も何も、見れば一目瞭然ですが笑)


ぜひ見てみてください。

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師匠!!

2014-03-27 14:17:41 | 柳澤理志

こんにちは、柳澤です。

 

昨年の暮れから、

中日新聞の夕刊に掲載される、

「王冠戦」の観戦記を書いています。

 

手前味噌ですが、好評を頂いています。

 

初心者の方や、碁のルールを知らない方に

「いつも見てます」

と言って頂いたときは、特に嬉しくて・・・

 

思わず、

「我が人生に一片の悔いなし!」

と叫んで昇天しそうになりました。

 

現在も、山城宏九段VS伊田篤史七段戦が連載中です。

もっぱら山城先生の生の姿にフォーカスして描いています。

 

そして今日は、彦坂直人九段VS吉岡薫八段戦の対局日でした。

 

朝の対局開始の様子を見届けたあと、

いったん外してモニターで観戦。

 

昼休憩前になったので、

そろそろ様子を見に行くか、

と思って対局室へ向かうと・・・

 

 

ん?声が聞こえる。

 

 

検討してる?

 

 

・・・・・・

 

 

終わっとるがな。

 

 

72手完、白番(彦坂九段)中押し勝ち。

 

ひとしきり検討も終わり、

「記事を書くので、お話を聞かせてください」

と切り出しました。

 

彦坂九段 「解説したほうがいい?」

 

「いえ、解説とかは大丈夫なんで、

お二人の昔話を教えてください

 

このお二人は年も近く、

普段からとても仲が良いのです。

若い頃は一緒に住んでいた時期もあるそう。

 

 

 アンチェインに場所を移し、

ランチを食べながら、色んなお話を伺いました。

 

当時の生活や、囲碁界のこと、近しい棋士の話など、

めっちゃ面白いエピソードの出るわ出るわ。

 

 

しかし・・・

 

 

ほぼ活字にできない。

 

 

・・・・・・ 

 

 

ところで、72手完って一体何があったのか?

 

それを五譜分けで、

書けないエピソード満載(?)の観戦記。

 

詳しくは、来月の連載をご覧ください。

 

どんな内容になるんでしょうね。

(自分が書くのか・・・)

 

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プロによる「囲碁大会」

2014-01-29 03:26:35 | 柳澤理志
こんばんは、柳澤です。



初対面の方にお会いして、

「棋士をやっています」

と言うと、かなりの高確率で…




「へー!じゃあ大会とかに出るんですか?」




と、言われます。




んー…



プロの場合は、あんまり「大会」とは言いません。



ゴルフとかでも、プロが出場するのは「ゴルフトーナメント」であって、「ゴルフ大会」じゃないですよね?



愛好家が一堂に会するのが大会、という印象です。



しかし、昨日、1月27日。


月曜日のランチのみの営業が終わった、アンチェインにて…


あえて「囲碁大会」と銘打って、プロ棋士だらけの囲碁大会が開催されました!!



仕掛人はこの人、下島八段。


彦坂チーム、小県チーム、松岡チーム、吉岡チームの4チームで団体戦です。


大会ですので、先生方からも会費を徴収します。


開会。


これから各チームのメンバーを決めて行きます。


キャプテンのドラフト指名によって、一人ずつ選ばれていきます。


彦坂チームに加入したのは、武田二段と伊田七段。

馬場門下チームでもあります。



3対3の団体戦で優勝を争います。

スターティングメンバーもキャプテンの采配で決めて頂きます。


そして一回戦!


なんと小県九段と彦坂九段がいきなり激突!


まさかの三将戦で激突!!



大将のニギリで、他の手番も決まります。

なんか、そういうの久しぶり。


こちらは、吉岡チームVS松岡チーム。

ちなみに僕は吉岡チームです。



運営に奔走する下島八段。


この後ずっと碁を打ってて写真が撮れなかったので…


途中経過はハショりまして、

結果発表!!


混戦でしたが、点数の差で優勝は…


松岡チームでした!
おめでとうございます!

プレゼンターは、途中から来てコーヒーを飲んでいた山城九段!


準優勝は小県チーム!


そして打ち上げ。

乾杯!


話に花が咲く先生方。


飯食いながらも、碁盤の前を離れない若手たち。


そして、給仕するオーナー大澤。


ここで、吉岡一門の弟子一同から…


師匠にサプライズプレゼント!


ゴルフ大好きな師匠に、超高級(?)ゴルフボールセット!

と…


おしゃれなハンチング帽!

「これ着けるのはちょっと恥ずかしいね笑」

と照れる師匠。



実はこの会はもともと、吉岡一門で集まろうよ!という話から始まりました。


最近、一門で集まることがなくなっていたのですが、

弟子も軒並み昇段し、何より師匠が八段に昇段!



いつ集まるの!?


今…


今集まらなかったら、もう二度と集まることないよ!!?



というわけで一門会が企画されたのですが、
どうせなら色んな人に声かけようってなって、
あれよあれよと囲碁大会が開催されたのでした。



一門会 →あれよあれよ →囲碁大会



謎です。





さて、そんなこんなで、宴もたけなわ。


楽しい時間が経つのは早いものです。


ふと気がついたら…





全員碁盤の前に集ってました。




団体戦の棋戦が近年は無くなっていることもあってか、今回は棋士にとっても新鮮で、すごく盛り上がりました。


これをクローズされた場所でやるのはもったいない。



この囲碁大会、今後はお客様に観戦して頂いたり、あるいは一緒に参加して頂くなど、イベントとして発展させていければ、という構想があります。


また、Ustreamで生中継してみようかな、とかも考えています。

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オールスター&合宿写真

2014-01-17 15:03:04 | 柳澤理志

みなさん、

 

あけましておめでとうございます。

 

柳澤です。

 

 

ところで、みなさんはこれをご存知でしょうか?

 

 

今週号の週刊碁より抜粋。

 

もちろん、日本棋院のホームページにも載っていますね。

 

今年から始まる、チャンピオンカーニバル的な、これです。

 

 

タイトルホルダー12人が集結!

そして13人目の出場者が、なんと

 

皆様の投票で決定します!

 

 

そして、応募していただいた方の中から抽選で10名様に、

 

 

素敵なプレゼント

 

 

が当たるそうです。

 

 

また、優勝者、準優勝者が誰になるのか?

 

そちらの予想も投票してみてください。

 

 

的中された方の中から抽選で、

 

出場棋士の直筆サイン色紙などの賞品が当たります。

 

 

https://ssl.nihonkiin.or.jp/kisenyusyo/2013.html

投票はこちらのフォームからどうぞ!

 

出場して欲しい棋士名をカチカチっと書き込んでください!

(例 柳澤理志四段)

 

素敵なプレゼントが届くことに備えて、

住所、お名前、電話番号も確実にご記入ください。

 

締切が今月の28日までとなっています!

 

 

 

ところで、今週号の週刊碁には、

前回このブログで

「見に行ってきます」

と書いた

 

『GO碁ジャパン浜松合宿』

 

の記事を書かせていただきました。

 

本当に行ったの?

と思われるかもしれませんが、

 

週刊碁のページ左上の写真。

奥の方で立って腕組みしていて、

首から上が見切れてるのが僕です。

(結局わからんやないか!)

 

紙面だけだと書ききれなかった部分もあるので、

ここでも写真を出してみます。

 

山城監督の厳しい眼が光る。

みんなで碁盤磨き。

(このあと碁石磨きもやりました)

研修場を提供していただいた浜松囲碁センターの皆様に、ご挨拶。

張栩コーチからもご挨拶。

集合写真を撮っているところ。

 

研修メニューが詰まっていて、

とてもハードスケジュールの合宿でした。

 

でも、多分誰よりもハードだったのは、監督。

 

 

 

大変、お疲れ様です。

 

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秀行合宿の思い出

2013-12-29 06:55:51 | 柳澤理志

こんにちは、柳澤です。

 

気がついたら、もう年末ですね。

 

毎年、この時期になると思い出す事があります。

 

囲碁界ではもはや伝説となっている、

秀行合宿に参加させて頂いた事です。

 

いつも年の瀬に湯河原で行われ、僕が入段して少しした頃までやってました。

もう6、7年くらい前ですかね。

幸運にも、最晩年の秀行先生に、お目にかかる機会を得ることができました。

 

合宿ではリーグ戦を打ち、その碁を先生に講評して頂きます。

打っては見てもらう、打っては見てもらうの繰り返しです。

 

人数が多いので、講評もかなりの重労働。

この頃は、曹薫鉉九段が師範代として韓国から招かれていました。

 

「クンゲンは100年に一度の大才だ。お前達、薫鉉先生の言う事をよく聞いておけ!」

と秀行先生。 

 

宿に到着すると、さすがに錚々たる棋士たちが集まっています。

そんな中に一人、見かけない少女がちょこんと座っていました。

 

はて、あの子は一体誰のつながりでここに来れたんだろう?

と思っていると、僕がその子と打つことになりました。

 

すると、なんと秀行先生が僕の方を見て、にっこり微笑んでいるではありませんか!

そして、先生はおっしゃいました。

 

「おう、君がリナちゃんを打ってくれるのか。よろしく頼む」

 

・・・・・・

誰のつながりどころではない。

御大と血のつながりのある少女でした。

 

手合い割りは3子。

ほう、そんなに打てるのか。

 と余裕で構えていました。

 

打ち始めると・・・

 

ん?

 

あれ?

 

マジで強い・・・

 

途中から必死の手練手管を使って追い上げました。

 

終盤、白地の中に、味のわるい所がありました。

「まあ、こんなところを手にされたらしょうがないな」

と思って手を抜きました。

 

一瞬で手にされました。

 

「・・・負けました」

 

なんだこの子・・・

と放心していると、ポンッと僕の肩を叩く人がありました。

 

振り向くと、薫鉉先生が満面の笑みで僕を見ているではありませんか!

そして先生は言いました。

 

 

「どきなさい」

 

 

・・・・・・

 

満面の笑みが向けられていたのは、僕の向かい側でした。

 

 

曹薫鉉VS藤沢里菜(9歳) 

の早碁が始まりました。

 

 

かつて、秀行先生と十代前半の薫鉉先生は早碁を数えきれないほど打ち、

一局5分~10分で終わった、と伝え聞きます。

 

そんな天才が本当にいるのかよ!?

と思ったものでしたが、

今目の前で、その伝説のエピソードが再現されています。

 

たぶん一瞬で4、5局くらい打たれたと思います。

僕はそれを呆然と眺めました。

 

その後、リーグをもう一局打ち、夜・・・

 

いよいよ講評の時間です。

 

講評用の碁盤が部屋の中央に鎮座し、

その向かい側に薫鉉先生。

側面に秀行先生がドンと構えています。

 

「さあ、誰からかかってくるんだ?」

 

という秀行先生の言葉に、静まり返る部屋。

 

僕は意を決し、膝行で前に進み出ながら言いました。

 

「お願いします」

 

「うむ、名を名乗れ」

 

「はッ、柳澤と申します」

 

「ほう、強そうな名前ですね。よし、並べてみろ」

 

もちろん、20手と並べないうちに、

「ヘボッ!」

というお言葉をちょうだい致しました。

 

講評は基本的に、薫鉉先生がされます。

 

その判断の早きこと、

指摘の的確なこと、

快刀乱麻を断つ、とはまさにこのことかと思いました。

 

そして、一通り解説する度に 

「違いますか?先生」

 と、必ず秀行先生にコメントを求められます。

 

でも、薫鉉先生がだいたいの事を言った後だったので、

秀行先生も

「・・・・・・」

となることが半分くらいでした。

 

ちなみに、薫鉉先生があまりにも

「違いますか?先生」

を連発するので、

合宿中、一部若手棋士の間でこの言葉が流行しました。

 

ある棋士の碁の検討で、結論が出ない手どころがありました。

周りを囲む一流棋士や、手の見えることに定評のある若手棋士達が

どれだけつついても、一向に納得いく答えが出ません。

 

すると、秀行先生が、

「ここはどうだ?」

と指差しました。

 

誰も気づかなかった妙手でした。

 

一同が呆気にとられていると先生は、

「フフフ・・・ニオうんだよ!」

と、最高のドヤ顔を見せられました。

 

この

「フフフ・・・ニオうんだよ!」

も、その後ある若手棋士がモノマネしてました。

(その若手棋士は、今や六冠王になっているとか、いないとか)

 

 

秀行塾名物といえば、先生への肩もみ。

僕もその役目を仰せつかりました。

 

初めて触れた先生の肩は、、、

大木の根っこを掴んだかと思う感触でした。

 

これが凄まじい波瀾万丈の人生を生きたカラダなのか・・・

 

そして、秀行先生は座椅子にお座りになっているのですが、

時間と共に、だんだんずり落ちていってしまわれます。

 

80歳を超えられた先生は、

すでにご自身では体勢を戻せなくなっておられました。

 

なので肩もみ役には、先生の体勢を支える、という陰の役目もありました。

 

 

とある休憩時間。

 

秀行先生とその孫娘のツーショットを目撃しました。

 

すると、先生は相好を崩しながら、唐突に

「リナちゃん、おじいちゃんの顔、面白いか?」

 

ええっ!?

なんて答えるんだろう・・・

と注目していると、

 

少女は何も答えず、可愛らしい仕草で はにかみ笑い。

 

それでもおじいちゃんは、とても嬉しそうでした。

 

 

・・・・・・

 

 

ここまで思い出すままに書いてみました。

印象的なことは、何年経っても覚えているものですね。

 

偉大な先生と同じ時間を過ごせたことを、

改めて、大変ありがたく思っています。

 

 

ところで、僕は今日これから、浜松に行ってきます。

 

十代の棋士を対象とした、GOGOジャパンの合宿が行われているのです。

 

12月27日から、31日(!)までの日程が組まれています。

 

(発案は、GOGOジャパンコーチの高尾紳路九段だそうです)

 

 

十代でもなく、GOGOジャパンにも入っていない僕がなぜ行くのかというと、、、

 

見に行ってきます。

 

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行ってきました!

2013-12-22 13:54:52 | 柳澤理志
こんにちは、柳澤です。


昨日、12月21日…


行ってきました!西遊棋!


以前に告知しましたが、

素晴らしい「将棋のイベント」です。


西遊棋


開会式で、参加棋士が全員整列し、

錚々たる棋士の行列の末尾に、我々三人は登場しました。


「囲碁棋士のみなさんにゲストで来ていただきました!」


すると、会場一杯に詰めかけた将棋ファンの皆様から一斉に、


誰やねんお前ら!


…とは言われず、とても温かく迎えて頂いて嬉しかったです。



将棋棋士の碁を打つ姿を見てもらいました。


下島陽平八段に挑む、室田伊緒女流初段(囲碁3級)と竹内雄悟四段(囲碁たぶん3~5級)のペア!

なんと置き石はありません。

そのかわり、お二人がピンチになった時は、くじをひいて頂きます。


将棋の駒が出てきます。


そして、その駒の動きに則って、盤上にある石どれでも一つをずらしていい!というハンデです。


これは、司会進行、解説、軍師である僕のタイミングとさじ加減で発動します。

戦いの最中にこれをやると、かなり凄まじいことになります。

死んだ石が蘇ったり、切れた石がつながったりします。


反則的なまでの有利さです。


しかもお二人ともしっかり読んでいて、強い!


下島八段の善戦むなしく(?)
さすがの駒さばき(?)で将棋棋士ペアの勝利となりました!



このイベントの時間が少し余ったので、竹内、室田 両先生に下島、柳澤ペアで将棋を指してもらいました。


ハンデは、飛車と角と香車二枚落ち。


かつ、さらにその四枚をこっちの持ち駒として貰いました。


そしてすごく緩めてもらって、一回待ったして、勝たせたもらいました。


やったー!勝ったー!!




ちなみに、この間大澤健朗二段は、駅のコンコースで指導碁&入門講座をしてました。



その次のイベントは、囲碁将棋トークと題したトークショー。

ここでしか聞けないウラ話!

というか、ただこっちの聞きたいことを聞いて、喋りたいことを喋らせてもらいました(笑)



空いた時間に見学した、目隠し脳内将棋!

一番右の可愛らしいサンタは、香川愛生女流王将です。

そして、いつの間にか広告塔となっている竹内四段。


こちらは将棋クリニック。
どんな悩みもマンツーマンでアドバイス!

囲碁クリニックもやってましたが、お客様のいないスキに、将棋で遊ぶ下島と大澤。



さて、まだまだ面白いことが山ほど…

山ッほどありましが、今回はこのあたりで!



なぜなら、僕が個人的に撮影に成功した写真が尽きました(笑)


また、写真をもらい次第更新したいと思っています。

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週刊碁

2013-12-10 13:16:14 | 柳澤理志

こんにちは、柳澤です。

 

今週発売の週刊碁に、王冠戦の記事が載っています。

 

今年も僕が観戦記を書きました。

 

中面のカラー見開き2ページです。

趙治勲大先生の「お悩み天国」と、同じページです。

 

ぜひ、ご覧下さい。

 

そして、もしよかったら、ご意見ご感想などを頂けると嬉しいです。

 

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