なごらいの活動レポート

なごや外来種を考える会
・・・略して「なごらい」です。
http://nagorai.org/

アメリカザリガニ駆除実験

2018-08-09 | 日記
‘18年8月3日(金)~5日(日)  滝ノ水緑地北池

この池には6月から連続捕獲装置を設置して安定的な捕獲実績を継続中ですが、2000㎡ほどの池なので捕獲装置1台ではアメリカザリガニを減らすには足りません。
そこで「なごや生物多様性保全協議会」と「滝ノ水緑地の里山と湿地を育てる会」と相談しながら、一度北池の周囲にも罠を仕掛けてみることにしました。猪高緑地で実績のある「アナゴカゴ」と保全協議会に借りた「プラビン罠」を5個ずつ、餌なしで2日間だけ設置します。この2種の罠は入口が狭まって行き、アメリカザリガニが1度入ると外に出られない形状になっているのが特徴です。仕掛けるに当たり、カメの窒息死を防ぐために、罠の一角を空気中に出すように注意しました。

 

5日罠を上げに行くと、「育てる会」の人達が10人ぐらいザリガニ釣りとペットボトル罠を仕掛けて協力してくれていました。この日は40度近い酷暑日だったのに、本当にお疲れさまです。私達「なごらい」メンバー5名も胴長を着込んで罠上げ作業に入ります。

 

アメリカザリガニの収穫結果はアナゴカゴが5個で10匹。プラビン罠が2匹です。2日間仕掛けた割には寂しい数です。仕掛け方や場所に改善の余地があったようですが、アナゴカゴは餌なしでもうまく仕掛ければ、もっと捕れそうです。プラビン罠は小さいので入口を池底近くに設置しないと難しそうですね。カメの保護を気にする環境で放置するのは無理っぽいです。
その後連続捕獲装置も開けましたが、27匹入っていました。16日間放置しても有効に捕獲できます。ただし給餌パイプの下部にエサがたまって腐り、蛆が発生していたので、衛生上は改善の余地があります。

 

「育てる会」が釣ったザリガニの数は80匹!ペットボトル罠は4個で7匹でした。人手が集まるなら釣りの方が啓発になるし、これも良い方法ですね。
ちなみにこの日に捕獲したアメリカザリガニは、すべて解体して冷凍むき身とし、次回8月19日の外来種を食べるイベントに提供します。ナムアミダブツ・・・。おいしく食べてあげるからね。



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