なごらいの活動レポート

なごや外来種を考える会
・・・略して「なごらい」です。
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「猪高緑地オオキンケイギク」

2021-10-21 | 日記

‘21年10月16日13:30~15:30 猪高緑地南部

8月の講座に続いて、オオキンケイギクを抜き取る活動を、10月16日に猪高緑地の南部で行いました。なごらいメンバー以外に地元に住む一般の女性が2名参加してくれました。

「オオキンケイギク」とは多年草のキク科の植物で、戦後市内の緑化工事などにたくさん輸入されたアメリカ産の外来種です。黄色いコスモスのような花を咲かせ、安価で丈夫なので、日本全国で植えられましたが、繁殖力が強すぎることが分かり、2005年に特定外来生物に指定されました。それ以後は輸入も種まきもされなくなりましたが、一度植えたものは種を散布しながら永続的に増え続けます。猪高緑地にもオオキンケイギクが確認されたので、今回の駆除活動を行いました。秋以降、花が咲いていない場合の見分け方は、楕円形の葉の真ん中に1本直線の葉脈が目立つことです。

オオキンケイギクの駆除は、刈り取り方式では根が残り100%再生してしまうので、根ごと抜き取らなければなりません。それには「根堀りガマ」を使うと良いです。これは根っこを引っ掛けるギザギザが付いていますが、刃はついていないため根を切らずに引き抜きやすいです。土が固い時は両手に1本ずつ持って2刀流で根株ごと掘り起こすのも良いです。

現地は猪高緑地の南部の草むらですが、夏に行政が草刈りをした後、草が伸び始めています。50m×5mぐらいの範囲に10cmぐらいの高さのオオキンケイギクの葉が無数に生えていました。4人で2時間弱がんばって抜きました。細かいものもあるので全部は駆除できませんが、目立つ株はほとんど抜くことができました。一つ一つの株が小さいため、まとめるとゴミ袋一つにまとまりましたが、本数的には大量です。みなさん、ご協力ありがとうございました。