13年10月5日10:00~12:00
環境ゼミ活動の一環で、ハリエンジュの駆除実験の経過観察をしてきました。ハリエンジュは北アメリカ原産のマメ科の樹木で要注意外来種ですが、実を食べた鳥の糞によって種子がばら撒かれて、緑地等で非常に広範囲に繁殖してしまいます。また根が広く張られるため引き抜きにくく、切り倒しても萌芽更新が盛んなため、駆除もしにくいと言われています。そこでなごらいでは昨年から駆除実験を行うことにしました。
駆除方法は以下の9パターンです。①切倒すだけ。②切り倒して断面に塩を盛り、ポリラップで覆う。③断面に空き缶を被せる。④断面に塩を盛り、空き缶を被せる。⑤断面にアスファルトを塗布。⑥断面にセメントを被せる。⑦断面にラウンドアップを塗り、ポリラップで覆う。⑧巻き枯らし(一定の幅で周囲の樹皮を剝いて養分の流れを遮断させる)。⑨巻き枯らし+ラウンドアップ塗布しポリラップで覆う。
これらのうち①と⑧は2012年の8月から、それ以外は2012年の12月から放置して、今年2013年の12/1に経過観察をしてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/90/e523ab8dbded7f6b566f6093bafe3249.jpg)
結果は別表のとおりです。切倒しただけのものは当然再生が進んでいますが、意外だったのは効果が高いと言われている巻き枯らしも、幹は枯れたのですが、根元から萌芽を出して太い枝に再生して葉が生い茂っていたことです。そして驚いたことに塩を盛った②と④に萌芽はまったく見当たりません。ラップで覆うのはしばらく雨で流されるのを防ぐためですが、缶を被せた方も同様に再生を防ぐことができたようです。塩が本当に効果があるのだとしたら、何とも安価な方法でしぶといハリエンジュを駆除することができることになります。
そこでなごらいでは塩によるハリエンジュ駆除実験をさらに詳しく続けることにいたします。随時レポートを載せるので興味のある方は参考にしてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/a9/b2f3600138f4ccb43909ed0371b217a6.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/60/35c51189dcdf846456e508e8f44c0eae.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ac/2b1ee64e314c28cd880a487d192334aa.jpg)
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また⑦のラウンドアップも効果がありましたが、他の植物や生物などにも悪影響を与えることを考えるとあまりオススメしたくありません。
切り口をアスファルトやセメントで固めた実験体は全く防除効果がなく、脇から見事に再生していました。
そのほか「見当たらず」となっている実験体は緑地管理者による撤去が行われたものと思われます。
環境ゼミ活動の一環で、ハリエンジュの駆除実験の経過観察をしてきました。ハリエンジュは北アメリカ原産のマメ科の樹木で要注意外来種ですが、実を食べた鳥の糞によって種子がばら撒かれて、緑地等で非常に広範囲に繁殖してしまいます。また根が広く張られるため引き抜きにくく、切り倒しても萌芽更新が盛んなため、駆除もしにくいと言われています。そこでなごらいでは昨年から駆除実験を行うことにしました。
駆除方法は以下の9パターンです。①切倒すだけ。②切り倒して断面に塩を盛り、ポリラップで覆う。③断面に空き缶を被せる。④断面に塩を盛り、空き缶を被せる。⑤断面にアスファルトを塗布。⑥断面にセメントを被せる。⑦断面にラウンドアップを塗り、ポリラップで覆う。⑧巻き枯らし(一定の幅で周囲の樹皮を剝いて養分の流れを遮断させる)。⑨巻き枯らし+ラウンドアップ塗布しポリラップで覆う。
これらのうち①と⑧は2012年の8月から、それ以外は2012年の12月から放置して、今年2013年の12/1に経過観察をしてきました。
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結果は別表のとおりです。切倒しただけのものは当然再生が進んでいますが、意外だったのは効果が高いと言われている巻き枯らしも、幹は枯れたのですが、根元から萌芽を出して太い枝に再生して葉が生い茂っていたことです。そして驚いたことに塩を盛った②と④に萌芽はまったく見当たりません。ラップで覆うのはしばらく雨で流されるのを防ぐためですが、缶を被せた方も同様に再生を防ぐことができたようです。塩が本当に効果があるのだとしたら、何とも安価な方法でしぶといハリエンジュを駆除することができることになります。
そこでなごらいでは塩によるハリエンジュ駆除実験をさらに詳しく続けることにいたします。随時レポートを載せるので興味のある方は参考にしてください。
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また⑦のラウンドアップも効果がありましたが、他の植物や生物などにも悪影響を与えることを考えるとあまりオススメしたくありません。
切り口をアスファルトやセメントで固めた実験体は全く防除効果がなく、脇から見事に再生していました。
そのほか「見当たらず」となっている実験体は緑地管理者による撤去が行われたものと思われます。