なごらいの活動レポート

なごや外来種を考える会
・・・略して「なごらい」です。
http://nagorai.org/

松戸市議会議員団への活動説明会

2014-04-21 | 日記
14年4月17日18:00~19:00 (画像はありません)

千葉県の松戸市議会からの要請で4月17日(木)18時から名古屋市内のホテルの会議室にて、なごらいが市民団体として環境活動をしている経緯、内容、心構えなどを説明するプレゼンを行いました。環境行政を進めるための参考にしたいそうです。参加者はなごらいからは野中と高木さんの2名。松戸市議会からはもろずみ団長以下13名の参加でした。軽く一同の自己紹介をした後さっそく野中のプレゼンが始まりました。特になごや環境大学に参加しはじめたメンバーが3年後に企画する側としてなごらいを起ち上げた経緯では、ガイドブックを全員に配って各環境講座の多彩さ面白さをアピールしました。あとはなごらいの活動内容、なかでも啓発活動や保全協議会との協働は重点的に説明し、その後高木さんから実際の活動への補足説明をしてもらいました。
これから始めて生物多様性問題を行政に取り入れるという松戸市議会側も皆興味深く聞いてくれて質問も途切れることなく続きました。以下質疑応答のまとめです。

・Qなごらいのメンバーはどんな人?→A企業の現役やリタイア組や役所職員、学校の先生、等。最近はビオトープ管理士からの入会も多い。(自然環境を保全する工事や管理に取り組む人達)。現在9名。

・Q外来種を扱う団体が少ないと説明されたが何故か?→A普通は一定の緑地を守る会や、野鳥や昆虫など生物種を保全・愛好する自然団体が多く、外来種だけを取り扱うイベントは人気がない。ただ需要はあるようで、各方面から活動や講座の要請を受けたり外来種の質問を受けている。

・Q年間の活動計画はどのように立てるのか?→A半年前に環境大学に年間計画を提出し、その後皆のアイデアで肉付けしていく。大体毎月1回ずつの活動計画となる。

・Qなぜこんなに企画する側の一般市民がたくさん育っているのか?→Aヒマな人や何か役立ちたい人が大勢いる中で、環境大学が学ぶ機会や参加する機会を与えてくれる。しかも企画すれば運営方法にアドバイスがもらえたり、行政が資金も援助してくれる仕組みができているし、横のつながりもできてくるから安心して活動ができるのだと思う。

・Q忙しい中の市民活動でモチベーションを保つコツは?→A年間計画を提出してしまったら、やるしかない(笑)。メンバーも良いアイデアを出してくれるし、やってみると意外な発見があったりしてやる気も出てくる。

・Q生物多様性保全のため行政としてするべきことはなんだと思うか?→A「なごや環境大学」のような市民参加の仕組みや「名古屋生物多様性保全活動協議会」のような環境団体連携組織を作り、教育や資金やイベント企画参加のフォローをすること。ビオトープ管理士の勉強もおすすめ。

・親子連れに対する紙芝居も要望があったので触りだけ実演しました。テレビで「かわいい動物を家で身近で飼っても良い」と誤解を与えている風潮に対して、密猟の助長や生態系のバランスを崩す危険を訴えることがわかりやすいと評価をいただきました。

最後にもろずみ議員団長から手厚いお礼の挨拶と、なごらいから学んだ市民活動のコツを松戸市行政に必ず活かす決意を述べていただいて解散となりました。これからなごらいも活動をがんばりますので、松戸市議会の皆さんも良い環境行政づくりにがんばってください!