なごらいの活動レポート

なごや外来種を考える会
・・・略して「なごらい」です。
http://nagorai.org/

「洗堰緑地ラミーカミキリ&アルファルファタコゾウムシ採取会」

2015-06-08 | 日記
‘15年6月7日10:00~12:00
本年度の外来昆虫採取会第2弾は北区洗堰緑地において、ラミーカミキリ&アルファルファタコゾウムシを狙って行われました。3家族11人の参加者と7名のスタッフと名古屋環境大学の事務局根岸さんの計19名でのイベントです。当日は薄曇りでそよ風の吹く、気持ち良いイベント日和となりました。


なごらい会長の野中と根岸さんから初めの挨拶のあと、昆虫博士宇野さんから狙いたい昆虫と捕り方の説明を聞いた後、みんなで原っぱに出発―!


狙っていた外来昆虫はどちらも小さくてなかなか見つからないけど、それ以外のバッタやチョウチョやトンボも追いかけて、子供たちもパパママ達も大興奮の1時間でした。時々宇野さんからアドバイスをもらって在来種のコフキタコゾウムシをみんな大量にゲットしていました。よく見ると顔が本当に象に似ていてかわいいです。
1時間後にみんなテントに帰ってきて、捕った昆虫の名前を図鑑で調べて集計をしました。集計結果はこんな感じ。みんな良く捕って良く調べましたね。


この日は狙っていた外来昆虫は捕れなくて代わりに、次回予定していたヨコヅナサシガメが取れました。これは刺されると痛いので、桜の木に付いていたのをスタッフが割りばしでつまんでビンに入れたものです。
またアワダチソウヒゲナガアブラムシも見つけました。これはセイタカアワダチソウの天敵で、20年ほど前に日本に入り込みました。天敵であっても外来種は他にも悪影響があるので、来ないほうが良いのですが、こんなにたくさんついています。


さて、目的の外来種について解説だけでも載せておきます。ラミーカミキリは中国原産のカミキリムシで体長は1~2cm、模様がパンダの顔のようです。イラクサやムクゲに食害を起こします。
アルファルファタコゾウムシはヨーロッパ原産で4~6mmの細かいゾウムシです。マメ科牧草の害虫でレンゲも被害にあっています。


最後に今回の参加者の皆さんに、主催者の不手際から変更した集合場所が十分にお伝えできなかったことを、改めてお詫びします。それにもかかわらず、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。