なごらいの活動レポート

なごや外来種を考える会
・・・略して「なごらい」です。
http://nagorai.org/

「外来種を捕る会」

2019-07-17 | 日記
 ‘19年7月13日(土)10時~12時  猪高緑地メダカ池など

昨年に続き迷惑な外来種を捕って食べて減らす連続イベントを行います。まずは13日の「捕る会」ですが、スタッフ不足のためお手伝いボランティアを募集したところ、4名が集まってくれました。この4名には1週間前に現地説明・体験会を受けてもらっています。自前の参加スタッフは5名なので合計9名でイベントを運営します。


10時に8組22人の親子連れ参加者が猪高緑地に集まってくれました。挨拶と外来種の紙芝居を見てもらってから、メダカ池へ出発。森の中の山道を探検するように歩いて到着。


ここで約1時間、釣り糸にスルメの餌を付けてザリガニ釣りをしますが、はじめのうちはなかなか釣れません。子供たちが退屈しかけたころに、女の子が1匹釣れると、みんな急にやる気スイッチが入りました(笑)。あとは次々に連れる子続出でみんな大興奮でした。去年も参加したリピーターの女の子が、去年はやっと1匹釣れただけだったのに、今年は5匹も釣りまくっていました。コツがつかめて楽しくなったらしいです。
ザリガニは物陰に潜んでいて、時々呼吸のために水草をよじ登る習性があるから、そういうポイントを狙うのが大事で、あとは寄ってくるまで池底ぎりぎりに糸を垂らし続ける集中力を必要とします。


次に別の池に仕掛けた罠を回収し、採れた獲物の観察会を行います。捕れた成果は、外来種はアメリカザリガニ約100匹、ウシガエル1匹、カダヤシ10匹、在来種は マドジョウ1匹、マツモムシ1匹のみでした。


集合場所まで全員無事に戻って、お土産の外来種カードをプレゼントして解散。
2時間ですがたくさん遊んだので、皆さんへたばりましたね。お疲れさまでした。

解散後、採れた在来種は池へ戻し、別の池に仕掛けたブルーギル罠も回収し、ザリガニとブルーギルは調理室で解体し、冷凍して「食べる会」に備えます。


ザリガニは生きたまま頭と尻尾をねじり取り、臭い背ワタを引っこ抜いて、脇腹を調理ハサミで切り開いて、臭みの抜けたきれいな剥き身にするのですが、最初は残酷と感じてかわいそうだけど、おいしく食べてあげるから許してね。ナムアミダブツ・・・。


スタッフが多いおかげで、1時間余りで作業が終わりました。環境に迷惑な外来種です。剥きかたも参考のためイラストで載せておきますね。次は7月28日の食べる会です。新しい外来種料理メニューも考え中などで、お楽しみに。