やみくも着物ライフ

突然着物に目覚めてしまったわたし。細かいことはいいの、とにかく着物が着たい!そんな乙女心を綴ったペイジ・・・

巨人戦

2005年05月03日 | 着物旅(国内)
突然、夕空にド~ッと歓声が上がった。
広島球場では、昨日から巨人広島をやっているのだ。
昨日は清原の500号が、ここ広島球場で出た。

「ただいまのヒットは、高橋・・・」
アナウンスがもれ聞こえてくる。由伸が打ったのだ!
そして、また怒涛のような歓声・・
え?次は清原?清原がどうしたの?

「行きた~い!」とわたしが言い出してチケット売り場へいそぐ。
外野スタンドの自由席に空きがあった。
カープ側ですか?と聞かれて「いえ」と答える。

ダーリンはもう呆れている。
特に野球ファンでもないくせに、楽しそうな歓声を聞いたとたん
野球がみたいと言い出したのだ。

三塁側のほうを取った。
悪いけど、カープの選手は誰一人知らない。
巨人にしとこ。

スタンドに出るといきなり赤い長羽織(ハッピ?)を来た女の子たちが踊ってる。
耳元でドド~ン!と太鼓が鳴り、びっくりした。

巨人席は~?とみると、かなり右手に追いやられている。
席を探して上までいったが、ぜんぜん空いてないやん!
しかたなく端っこのフェンスに立っていたが、
ここでは落ち着かないし、チケット買いなおして指定席にしようかと動き始めたとき、
オレンジ色のTシャツの女の人が声をかけてきた。

「指定席のチケットがあるからどうぞ」
最初、買ってくれと言ってるのかと思い「いくらですか?」と聞くと
お金は要らないですという。
「着物で、たいへんでしょう」とチケットを渡してくれた。

びっくりして「ありがとうございます」とお辞儀した。
こんなことってアリ?
なんて親切な人がいるのだ広島は!

ふつう熱烈ファンは外野スタンドで旗を振り、
メガフォンを打ち、統制された応援で盛り上がるのだ。
年間シートだろうか、彼女は余計にチケットを持っていたが
外野席で応援していたのだろう。

「着物のおかげやね」ダーリンが言った。
そういえば着物着てたんだった。
かなり目立っていたのだろうな~と気がついた。

高橋のヒットがあったわりに、巨人は0点。
あれ~?無駄に終わってるやん。
それから7回まで冴えないゲームが続いた。

でも、カープは盛り上がってるね。
向かい側のスタンドが赤く染まって、攻撃のときは
全員が交互に立ったり座ったり、素晴らしい応援を見せていた。

7回工藤の代打で斉藤登場。
塁には安部が出ている。
そしていきなりのホームラン、もちろん立ち上がって大興奮だ。
2点入って、わたしたち夫婦は立ったまま万歳三唱した。
まわりの人は冷静に、喜びを噛みしめている。
広島の巨人ファンは抑制されているのだろう。

そのあと清原の特大犠牲フライで勝ち越し点が入った。
勝ち越したが、流れがこっちへ向いたとは思えない。
気持ちよく球場を去るには今しかないと、7回で外へ出た。

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