カビくさ帯で作り帯

古着って多少カビ臭いですよね。
中には鼻がもげそうなくらい悪臭を放つものもあります。

以前、このブログで「かび臭い古着はミョウバンで洗えばいい」という
記事を書きましたここ

なんと、ミョウバンのでっかい結晶が自宅に存在することを発見。
それ以来、カビ臭い着物を洗うチャンスを狙っていたのです。
そして、今日ついにその機会が訪れました。
苦節4ヶ月、どんなにこの日を待ちわびたか・・・・（うそです）

物置のダンボール箱から発掘されたのは、
昨年秋に「いらんかったら捨ててな」とお友達から頂戴した帯の大群。
鼻もげ度１００％に近いくらい熟成している。

その中で、普段に使えそうな柄の帯３本を洗濯機に放り込む。
その上から、結晶のミョウバンをカリカリ削って入れた。
量はテキトーです。本来なら何パーセント液とかあるんだろうけど・・

で、干しました。
洗濯機から取り出したとき、クンクン匂いを嗅いでみましたが、無臭～だ
思った以上の効果にちょっと話が出来すぎてるんちゃう？とびっくり。

でも、生乾きの帯を早めに取り入れアイロンをかけたとき、
やっぱこの世の中、そううまくいかないことを確認した。
アイロンで熱された蒸気が、この上なくカビ臭い

窓を開け放って、換気しながらやっとアイロンを掛け終わると、
乾燥した帯からは、何の匂いもしなくなってました。
菌は居るかもしれないけど、いちおうカビ臭さはなくなった

帯３本、いずれも全く縮まなかったので正絹ではなかったもようです

３本中、絞りのお太鼓柄の帯は全体の汚れが取れず解体しました
であとの２本を作り帯にすることにしました。

とりあえず、白い帯を普通のお太鼓に・・・



今回は新兵器使ってます。
帯地が固くて針がビクともしないので、以前冗談でやってたパッチワークのキャップ出してきました。
これで、針の頭で自分の指刺すこともなくなりました。


わたし、日本の指貫はうまく使えないのです


さっそくお披露目です。

ホテルのロビーで。

仕事関係の結婚式に出ているダーリンを迎えに行きました。
その後は買い物して食事して映画へ・・
「間宮兄弟」観て、ほのぼのステキな週末の締めくくりでした。