やみくも着物ライフ

突然着物に目覚めてしまったわたし。細かいことはいいの、とにかく着物が着たい!そんな乙女心を綴ったペイジ・・・

月見茶会

2007年10月16日 | お茶
またまた先月の話で申し訳ないです
毎年恒例、中秋の名月の日に催されるお茶会に行ってきました。
ええお客にではなくお手伝いとして。

うちの教室からはわたしだけお手伝いに行ったので、
行きも帰りも一人でした。
控え室で自分撮り


お点前は先生クラスの人がされるので、わたしはお水屋仕事。
でも、一応人前に出られるような着物を着てくるように
と言われて、単衣小紋にしました。
白地に墨のぼかし模様が入っているの。
小紋だけど無地にも見えるのでお茶会に着てます。

でもこの着物、月見茶会でしか着たことないの。
単衣の季節のあらたまったシーンなんて、あんまないですもんね。



帰り道、近年まれに見る雲の無い満月で、明るいお月さんとずっといっしょでした。
一日疲れ果てたけど、なんか最後は報われたな~




後姿もセルフ撮り・・・やっぱ
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薪能

2007年10月15日 | 着物deお出かけ
今年も伊賀上野城の薪能へ行ってきました。
讃岐の旅から帰った翌日のことだったので9月22日のことよ。
最近更新が滞りまくりで、申し訳ないわ

でね、昨年はとても寒くて途中で逃げ帰ったんだけど、今年は真逆でとても暑かったの。
9月も末だと言うのに猛暑日でした。
久しぶりに襦袢きたから着付け時点でもう汗が・・・・



今年は、お茶&着物友達のけいちゃんとふたりで行きました。
会場には少し遅れて着いたので、すでにたいまつに火が入ってました。

「あでやかな二人が連れ立ってたらさぞ注目の的だったでしょう・・」
今夜いっしょに来れなかったお茶の先生が後でおっしゃいましたけど、
ええ、もちろんそのとおりでしてよ、お~っほっほっほ・・
とは言わずに「そんなことありませんでした」とおとなしく答えておきましたわ


でも、着物着てる人ほんとに少なくてそういう意味では目だってたわ。
暑かったからかしら?・・着物女子としてはちょっと残念です。
あとね、舞台のすぐ近くに外国人の団体さんがいました。
日本文化に興味を持ってくれてうれしかったわ。



本日の出し物は金春流の「小鍛冶」と観世流の「船弁慶」
そして、わたしがもっとも楽しみにしているのは狂言「鬼瓦」です。
重要無形文化財にして「出町のジュリー」茂山千五郎さんが出るの。
めちゃめちゃ期待してます。
で能のほうは、いつものようにアルファー派に包まれて別世界を散歩することでしょう
な~んて思ってたら、なんとなんと今年の能はすごく面白かったんです


特に「船弁慶」
前半は義経の前での静御前の舞、後半は荒れた海の上で平家の亡霊との戦いと
わたしの中の能のイメージを一新するような大きな動きがありました。
それに、この静御前と亡霊は同じ人が演じてるというから驚きよ。
能って面白かったんだ

こんなんならもっと他の出し物もみてみたいわ。
来てよかったと思った夜でした。
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うどん遍路

2007年10月05日 | 着物旅(国内)
今夜のホテルはニューレオマワールドの中にある「レオマの森」
そこへ行く途中に「しょうちくのうまい店」とデカデカと書かれた看板の店があった。

しょうちく?
讃岐うどんのトッピングにちくわのてんぷらが人気だと、事前調査済みだ。
しょうちくがそれなのかどうかは分からないが、店の名前「川八」よりも
大きく「しょうちくのうまい店」と書いているのだから、よっぽど自信があるのだろう。
期待半分で入ってみた。


これがしょうちく。左が熱いので、右が冷たいの。


壁のメニューには丼ものやカレーまである。
ちなみに「しょうちく」は「醤ちく」と書いてあった。
讃岐うどん界では、こういう店は「一般店」という分類になるらしい。
麺で勝負している店とは一線を画すのかな?

鯛のちくわのてんぷらは揚げたてらしく熱々だった。
他には削りかつおと薬味、スダチも入っていた。
そして、だし汁。
めちゃめちゃうまかった。看板にいつわりなし
麺に醤油だけより断然こっちのほうが好きだな~
「一般店」ばんざ~い

気をよくして新製品の「えびちく」を追加注文したらこれは失敗。
まるで魚肉ソーセージみたいな味だった。
ちくわは「鯛ちく」がよろしいようで・・




次の日はマップに載ってる有名店から2店に行きました。
「宮武うどん店」と「なかむら」です。
さすがに超人気店、付近には人だかりがしてるので店の位置がすぐ分かります。

外で立って食べてる人あり(なかむらにて)



「宮武」は讃岐うどんのドンと呼ばれる人のお店らしいです。
カウンターの奥でうどんこねてるおじさんが、絶えず愛想よく声かけてたので
もしかしたらあの人がドンなのかと思ってました。
こちらはトッピングにいろんな天ぷらがあって、わたしはゲソ天をチョイス。

宮武でのメニュー。手前「あつあつ」で向こうは「ひやひや」。
しょうがは勝手にすってかけます。




うどん遍路の〆は「なかむら」
畑のネギを客が刻むことで有名になった(らしい)
今はそこまでセルフではありませんが、自分で麺を茹でて味をつける方式は健在です。
オロオロしながら、おばちゃんの指導の元自分のうどんを作りました。
もしかしておばちゃんが作ったほうが早いんでないの


左がダーリンの「かまたま」かきあげ乗せ、右はわたしの「かけうどん」ネギたっぷり。


ここの麺は今までのお店とは違ってました。
今までのお店が腰が強くて男前な感じだったけど、ここは女性的というのかな?
ツルツルですごく滑らかなんです。

おいしかったです。一番好みです。
それと、「かまたま」にかける醤油は「白醤油」というものでしたが、
ダーリンがまあ食べてみろと言うので一口食べたらこれがおいしかったです。
生卵に醤油って、おいしいじゃないですか
最初ちょっと引いたディープな讃岐うどん、とうとうわたしも開眼したかも


今回の修行の集大成、わたしの打った讃岐うどん。

人気のトッピングアイテム「揚げ卵」を乗せてみました。
ただし、食べたことないので想像です。
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讃岐へ

2007年10月04日 | 着物旅(国内)
うだつの町並みです。
「うだつがあがらない」って言うときのアレね。
隣り合った家の屋根の部分につけた防火壁のことをうだつって言って、
これが立派なほど成功したって証拠なのだそう。
だから、うだつがあがってないってことは・・・なワケ。

着物が似合いそうな町でしょ。
でも、気温は35度なの
南国ですやん・・




さて、ここからは山を越えて讃岐へ向かいます。
うどん遍路のはじまりです。
まずは・・

山の中にある谷川米穀店。こんな山の中に突然の大行列。


な・・なんすかこの賑わいは・・
平日なのにえらい人です、しかも、米穀店て。
ちょっと面食らいながらも麺を食らいに・・

お店はまるで調理室みたいで、厨房も食べるとこも同じ部屋です。
麺をこねるお兄ちゃんと茹でるおばちゃん、注文を取るおばちゃんが
めちゃめちゃ忙しそうにしているので、何の予備知識も無く並んでしまって
ちょっと焦りました。

どうやって注文するの?

どうやら熱いのと冷たいのを先に選ぶらしい、まで分かったところで順番が来た。
それと玉の数(大・小)、卵を入れるか言うらしい。
ポケ~っとしてたら、おばちゃんが聞いてくれた。
それと、お勘定はどんぶりを返したときに自己申告するらしい。
ふ~ん、これが讃岐UDONなのかぁ

刻みネギと醤油はテーブルにあるので、勝手にかける。
かまたま大250円(これはダーリンのです)

わたしは生卵が苦手なので、普通の小にしました。お値段100円。たった100円・・

しか~し、初めての讃岐うどんはディープ過ぎました。
めちゃめちゃカルチャーショック。
うどんを醤油で食べるのってストイックすぎないか?
わたし、うどんはやっぱ出汁で食べたいのです。

「ねえねえ、讃岐うどんは醤油で食べるの?
醤油しかないなら、私どっかでうどんスープ買って持ち込むもん
おろし生姜のチューブも隠し持っていくもん」

早くも泣き言を言いながら山を降りていくと讃岐平野の真ん中にどど~んと讃岐富士。
映画「UDON]の風景が飛び込んできました。

迷いに迷ってたどりついたロケ地。

池のほとりから見える富士山・・本当にあったんだ。
でも、松井製麺所はセットだったので今は取り壊されていました。

さて、もう一軒行くとするか。
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阿波の名産

2007年10月03日 | 着物旅(国内)
さて、朝8時。

今日は徳島名物の買出しを予定してますが・・・
朝早いんでお店が開いてるとも思えず、しばらく市内をクルージングしてました

徳島名物って何?
着物人にとってはやっぱり「阿波しじら」でしょう
夏の木綿の代表格。

昨年は阿波に阿波しじら買いに行きたいと大騒ぎして、けっきょくネットで買ってしまいましたが、
本場で手にとって買う夢もまだ捨てきれず・・・
5つある織り元のうち、販売もやっている「長尾織布」へ行く予定なのです。
開店は9時かららしい。


そしてもうひとつ、お茶人として馴染みの深い「和三盆糖」はここ徳島が産地なんだそうです。
たしかに遍路道沿いにサトウキビ畑をたくさんみかけました。
そして、昨日泊まったお寺の近くには有名な「岡田精糖所」があるとガイドブックに書いてある。

「和三盆」?何それ?とダーリンが言うので、お干菓子の材料のお砂糖だと説明する。
わたしのお手前の練習で、お客さんの役をやってるダーリンはそれと知らないでいつも食べてるのですよ。

「ここに行くの」と膝の上に広げたガイドブックを指差すと、
運転席からチラリと見て、ダーリンはびっくりすることを言った。
「8時から開いてるやん」

わたしの目は節穴か・・

8時に開店だなんて、阿波の人はなんて働き者なのだ。
コンビニなみに便利じゃないですか

しかも、建物はこれ。

格調高い・・・もしかして重要文化財じゃないかしら?

その一角にあるお店はまだ電気がついてなかったけど、
すぐに女将さんらしき人が「お待たせしまして」と母屋から出てきてくれました。
少し年配の方ですが物腰がなんというか、すごい品があるの。


お茶を入れていただきました。

お煎茶ではありますが、見事なお手前
このお菓子は裏千家の御用達ですね。
うわ~、なんか期待以上のお店ですわ。

さっきまで「和三盆」の何たるかを知らなかったダーリンも何だか感激して
自家用にとお干菓子やら黒蜜やら粉砂糖やら買い込んでました。
お茶室の方へのお土産をひとつと思って寄ったわりに大奮発


さて、次は「長尾織布」へ。


住宅街の中にあって目立たず、迷いながら到着。
まだ開店して間もないのでここも電気ついてなかったけど突入。
徳島のみなさん平日の朝からお騒がせいたしております

着尺の反物は縞・格子のと藍染のとが置いてありました。
それぞれ7000円(だったかな?)と13000円。
ちょっと高いけど、今回は藍染をセレクトしてみました。
生地見本から選んだ反物を奥から持ってきてくれます。
何十という反物はだいたい在庫があるようでした。

しかし、商品が多いことはそれだけ悩む時間が増えること。
わたしの場合、結局決められずに買わない恐れもあるので、
ここは一発、最初に目に留まった反物を思い切って購入。
お店にいた時間わずか10分。今までで最短記録です。
これは、吉と出るんでしょうかそれとも凶?

まだ箱からも出してないんですが、来年までには縫ってお披露目いたしますね。





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宿坊体験

2007年10月01日 | 着物旅(国内)
樹齢800年の銀杏を見ながらイオンサプライ。
けっきょく、この日の水分摂取量は2リットルでした




宿坊は温泉、お部屋は個室でちょっとびっくり。
こういうのが宿坊なのか・・・・へ~
6番安楽寺の宿坊はそのホスピタリティでダントツの人気らしいです。

7時からは本堂でお勤めがありました。
よく分からない般若心経と真言のリスニングのお勉強に参加しました。

じつはわたしの宗派は般若心経を読みません。
つーか読んではいけないらしいのです。
仏教には宗派の対立ってあるのかしら?
浄土宗のわたしが真言宗のお寺参りしてることってどうなんでしょーね

お大師様(弘法さん)は誰でも受け入れてくれるとは思うけど・・
・・・でも、今回買った般若心経の教本は家の仏壇に置けずに
ずっとバッグに隠し持ってるわたしなのです


翌日は7時のバスに乗るべく誰よりも早く宿を出ました。
玄関で靴の紐を結んでると、宿のおばちゃんや
お世話になった若いお坊さんが出てきてくださいました。
お礼を言って出発。

しかし、今日の歩きはバス停まで500mほどなの。
バスと電車を使って、クルマのある1番札所に戻ってくれば、
あっけなくお遍路体験は終了してしまいました。


1番札所の参道にある道しるべ


今日は「うだつの町並み」がある脇町へ行く予定です。
着物の似合う町のため、もちろん着物一式持参してきました。
しか~し、天気予報では今日も35度を越えるとか
とても着る気になれず・・・
















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