海の見える家から

瀬戸内海の見える家から、日々の出来事をつづります。

サヨナラ イツカ

2010年02月14日 23時37分17秒 | 日記
女の子には大好きな人がいました。
その彼がとっておきの秘密の場所へ連れて行ってくれました。
六甲山の有名なホテルの裏山にある大きな岩のある場所です。
二人で手をつなぎ岩の上から神戸の街を眺めました。
雲に覆われてぼんやりと街の灯りが見えました。
しばらくすると、舞台のカーテンが開いたように雲が消え、二人の眼下に輝く神戸の夜景が広がりました。
一面のきらめく輝き。
きっと大丈夫。神戸の街がそう応援してくれている様に女の子は感じました。

大好きな彼には、彼女がいて、なぜ、女の子と神戸に来ているのかわかりません。
それでも、いいと女の子は思っていました。
私が彼女から彼を取ってしまえばいいと思う日もありました。
彼といると、とっても楽しいのに、一人になると胸が張り裂けそうでした。
ひとり車を運転している時に「Missing」が流れてきました。
涙が止まらなくなりました。

そして、ある日、ついに負けてしまったのです。この不安な気持ちに。
ひとりで抱えきれなくなった。
何も聞かず、別れを伝えました。
彼は、ただ二股をかけていたのでしょうか?
それとも、彼女とうまくいってなくて、女の子と付き合ったのでしょうか?
それとも、彼女と別れ女の子と付き合おうとしていたのでしょうか?
今となっては、わかりません。


今日は、娘とだんながスキーで留守にしていたので、ひとりで前から見たかった中山美穂の映画を観てきました。
娘には、「えっ、ママって一人で映画に行っちゃうの?」って、驚かれましたが。
映画を観て、昔の事を思い出しました。
そう、その女の子は、わたし。
家族には内緒だけど、こんな激しい感情を持っていた事もあったなぁ・・・。と、思ったのでした。
ステキな映画でしたよ

そして、現実にもどりご飯を作るわたし
サヨナラがあっても、今は平穏な暮らしをしています
今のわたしも結構スキ


コメント
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