今月に入って若干散財気味な薙さんですが、
昨日のマウスの他に、もう一つ購入したものがあります。
ふとニコニコ動画で検索をかけてみたところヒットし、
見てみたら衝撃を受けた動画がありまして、
それのBGMが良くて、サントラを探して、iTunesで見つけたんです。
久々に、BGMでものすごい衝撃を受けました。
そういうゲーム音楽のおはなしです。
それと、薙さんの文章力ではこの衝撃をつたえきれないので、
今回は若干TYP寄りの文章でお話したいと思います。
スペースインベーダーってあるじゃないですか。
あの上から迫ってくるエイリアンをビーム砲で迎撃するっていうゲーム。
このブログを見てくれてる人の
150%は知っているかと思いますが、
(100人中100人知ってて、そのうちの50人は名古屋撃ちが出来るの意)
もう30年以上も前のゲームなんですよね、実は。
当時はスペースインベーダーの筐体が置かれた喫茶店が結構あったらしくて、
今の時代をときめくおじさんとかがテーブル筐体に向かってプレイしてました。
このゲーム、いろんな会社が亜流やらパクリやらを出してて、
密かに任天堂やセガ、さらにはデータイーストまで出してるんですけど、
大本の開発元は今はスクエニに吸収合併されたタイトー。
タイトーというと、昔はコナミやアイレムと並んでシューティングの雄と呼ばれた会社。
シューティングに関しては昔から磐石の地位を築いていたんですね。
で、タイトーと言えば、有名なタイトルは
ある人はボスキャラの鍋を画策してるダライアス。
ダライアスといえばOGRこと
小倉久佳氏。
そして小倉久佳氏と言えば
タイトーサウンドチームのZUNTATAです。
このブログを見てる人は、薙さんが
URBAN TRAILを聞いただけで吐血するくらいのZUNTATA信者なのをご存知だと思います。
どれくらい好きかというと、
「一番好きな作曲者を挙げよ」という設問が出たとき、
伊藤賢治氏か山根ミチル氏か古川もとあき氏か
OGR氏かTAMAYO氏かYack.氏の誰か本気で迷う(←随分いるね。)
とにかくそれくらいなんです。
時は移って2008年。
スペースインベーダー30周年記念として、
「
スペースインベーダーエクストリーム」というゲームが出ました。
それまでのゲーム性とは全く異なる、スタイリッシュなSTGとして生まれ変わったのですが、
それの続編である、去年発売された「
スペースインベーダーエクストリーム2」。
このゲームのTAS動画を昨日見たんですよ。
ゲーム内容も度肝を抜かれるくらいの斬新さだったんですが‥‥‥
スペースインベーダーって、BGMがすごく単純じゃないですか。
あの「
デッ、デッ、デッ、デッ」っていう4つの音が、
延々とループされて、エイリアンが少なくなって動きが早くなると
テンポが速くなっていくって言う。
で、最終的には
デデデデデデデレレレレレデッデッデーンってね。(←魔王だよ、それは。)
ね?(←さもそうであるかのように聞き返すんじゃないよ!)
SFCのスペースインベーダーとかはメロディーが付いてた記憶がありますが、
その辺を踏まえた上で、下の動画をご覧ください。
なんか、よくわかんないけど女の子が画面に映ってるし、
サンプリングボイスなんかも使われてますよね。
ジャンル分けするのであれば、トランスが一番適切だと思うんですが、
これがスペースインベーダーエクストリーム2の最終面の曲なんですよ。
いかがでしょうか、それまでのスペースインベーダーとはまるで違う、
というよりスペースインベーダーの概念を完全にぶち壊した曲ですよね。
ゲーム内容も相当はっちゃけてます。でもそれ以上にBGMがイッちゃってるんです。
この曲だけじゃなくて、他の曲も相当キてます。
上の方で、「
URBAN TRAILを聞いただけで吐血する」って書いたじゃないですか。
この曲をはじめて聞いたとき、薙さんは
肋骨が20本折れました。(←随分折れたね。)
とにかく、それくらいの衝撃だったんです。
で、色々とググったりしてるうちに、
このゲームの曲を作ったのが
今のZUNTATAの人だということを知ってまた衝撃を受けて。
OGR氏やTAMAYO女史が抜けたあとは活動鈍っちゃったなあと思ってたんですが、
「なんだよZUNTATA!今もこんなすげえ曲ガンガン作ってるんじゃん!」となりまして、
またさらにZUNTATAが好きになっちゃいまして。
いやあ、ZUNTATAはいい奴らだなあと。(←友達感覚?)
過去の栄光だけに縋ってるんじゃないんだなあ、と。
あと、このゲームの曲のさらに凄いところ。
PS2の最初期の頃、「
Rez」っていう3Dシューティングが出てたことを
覚えている人はいるでしょうか?
ショットや自機の動き、その他が全てBGMとリンクして、
自身の操作がBGMにつながるっていう新しい試みのゲームで、
売上はイマイチだったらしいんですけど(←そこで落とすのか。)
そのRezの系譜をこのゲームは確実に継承してるフシがあるんです。
というのも、ショット、敵の攻撃、撃破SE、アイテム回収SE、この他全ての効果音が、
BGMに合わせて効果音が出るタイミングが調整されて音楽を形成してるんですよ。
この辺りは実際にプレイ動画を見てもらうとわかるとおもうんですが、
もう音ゲーの領域なんです。
音ゲーと違って、自分でも知らないうちに音楽を作ってる点があるんですが、
音ゲーをそれなりに嗜む薙さん的にはやはり抑えておくべきゲームなんだろうと。
ただ、発売本数があんまり多くなかったらしくて、
今ではかなり品薄気味というのが辛いところです。
去年に知っていれば、手に入れられたかもしれないのに‥‥‥
そんなスペースインベーダーエクストリーム2のサントラ、
今はiTunesストアで1500円でまとめて購入できます。
AC&FC音源でアレンジした曲も収録されてたり。
新世代のスペースインベーダーの世界でトリップしたい人、
「
ZUNTATAの今」をその耳にしたい人、
あるいはそうでない人も、千円札と500円を出して買ってみてもいいんじゃないでしょうか。