さえずりの森(永山駅前雑木林保全育成の会)

1年という短い期間で雑木林を守ることに成功!2006/11/26保全団体として生まれ変わりました。

永山駅前雑木林 第104報(「狛江弁財天池特別緑地保全地区」見学報告)

2006年08月11日 | [守る会]滝口メール
―――――――第104報(8/11)―――――――――

★7日(月)午前中に7名で、小田急線狛江駅から徒歩
1分の「狛江弁財天池特別緑地保全地区」に、保全や開放の仕
方などの見学&話を伺いに行ってきました。

20年以上前、駅前再開発計画があり、みどりを残したいと市
民が署名活動など活発な動きで、狛江市と協議を重ね、都の「
緑地保全地区」指定を受けました。

全体で約2.1ha。そのうち約0.5haが整備管理区域で、残り
は隣接する泉龍寺(奈良時代からの古刹)境内です。

その整備管理区域を「市民の会」が市と協定を結び、保全活動
を行なっています。平坦地の屋敷林で、面積の1/5は池があ
り、生き物にとって「みずとみどり」のオアシスとなっていま
す。

また、車道に沿った1/5は“散策ゾーン”で常時開放、残り
は“保全・回復ゾーン”で月1回の開放日を設けています。
開放日には「市民の会」メンバーが、管理小屋に詰めてナビ役
を担います。

都が予算を確保し、それを市が管理しています。「市民の会」
には「報奨費」(この漢字?)として2万円/月。大きな樹木の
枝打ちなどは、行政費用で植木屋さんが入ります。

現在「市民の会」会員は約60名。年会費は1,000円。
実働部隊は15名ほどのようです。
たとえば竹林グループなど、テーマによっていくつかのグルー
プがあり、各々、月に1~2回の作業をしているようです。
年に数回の例会(全体会)を持ち、会報をその都度発行。会費
は、その印刷・通信費に当てられているとのこと。

駅前のみどり、といっても平坦な屋敷林なので「永山駅前雑木
林」とは成り立ちや植生がちがいますし、都が絡んでいるので
予算面でそのまま参考にはしにくいですが、行政と協力しなが
ら市民がしっかりと活動を継続していることは、今後の私たち
の活動にとってよい見本です。

(写真をクリックすると拡大します)

「永山駅前雑木林」でも、開放日にはこんな光景が...?


開放日には、植物・昆虫・野鳥などの写真パネルを展示。
後方は管理小屋。



「市民の会」の方たちが、案内&説明してくれました。



ヤブミョウガが花盛り。




★次回の散策&観察会は、明日8月12日(土)。
朝9時半に、ハイツ3号棟前集合!(ヤブ蚊対策をお忘れなく)

キツネノカミソリやツルニンジンがまだ楽しめます!!


★次回の会合は、8月18日(金)2時~ ベルブ永山・サー
クル活動室です。

★公園緑地課との2回目の話し合い日程は、8月28日(月)
か29日(火)の午前中を希望日として伝えており、現在、先
方で調整中です。


★“報告会”は、9月2日(土)夜7時~8時半 ベルブ永山
・講座室です。





連絡先 事務局(滝口) t_nahoyuki@yahoo.co.jp