長野周辺の山歩きと山野草

長野県北部を中心に山歩きと野草の開花状況を報告しています。植物の不思議な生態についてもレポートしています。

オウレンとミスミソウ

2010年03月17日 | 草花
2010年3月15日に小布施町~長野市若穂に行ってきました。


ニワウルシ(ニガキ科ニワウルシ属)?の果実
 冬枯れの雑木林でこれが大変目立っています。翼果と呼ばれる実です。風でひらひらと飛ばされ散布できるような形をしています。この近くにミスミソウが自生しているのですが、まだ花芽も伸びていませんでした。


オウレン(キンポウゲ科オウレン属)
 咲いていたのは一本だけでした。杉の木の下にあります。冬の間落ちた杉の小枝で苦しそうでした。


ミスミソウ(キンポウゲ科ミスミソウ属)
 若穂にある自生地を訪れました。落葉樹林内だけでなく薄暗い杉林の中でも見られました。三浅裂の葉身が命名の由来です。前年に伸び冬を越した葉なので虫に食われたり傷んでいることも多いです。咲いているときは白色の花がよく目立ちますが、つぼみが伸びるときは地味な色です。踏みつけないように注意しながら見て回りました。


ミスミソウの花
 花びら(がく片)は白色だけです。それもまた清楚で良い感じです。新潟に行くと赤~紫の花色をしたオオミスミソウが自生していたりします。

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