長野周辺の山歩きと山野草

長野県北部を中心に山歩きと野草の開花状況を報告しています。植物の不思議な生態についてもレポートしています。

福寿草群生地(上田市武石上本入)

2013年04月03日 | 草花
2013年4月1日 上田市武石上本入にある福寿草群生地に行って来ました。新車に買い換えて最初のドライブです。車はインプレッサなんですけど。その乗り心地については別の機会に。


フクジュソウ(キンポウゲ科フクジュソウ属)
 ここの福寿草は、数年前からその数を激減させました。減少の原因はわからないとのこと。獣害対策で鉄柵が張りめぐされていました。フクジュソウは毒草なので、減少の原因が動物に食べられたということは無いとは思いますがね。でも食べないまでも何らかの関与があるのかも。わかりません。移植も行われて今年はある程度回復したそうです。
 ここのフクジュソウは写真に撮りやすくて好きです。樹木のバランスと起伏の感じがいいんですね。土手一面に・・・という名所もあるけれど、武石の方が、数が少なくても趣があっていいなぁ。
 羽状細裂する独特の葉が伸び始めて花の終わりに近づいています。訪問したい方はお早めに。


福寿の水
 福寿草群生地から福寿の水までは自動車が通れる道があります。道路にも鉄柵があるので、出入りの時は必ず閉めるように注意書きがありました。自動車で来てポリ容器に汲んでいく人もいるようですね。歩いても難なく行ける距離です。
 山から下ってきた時のんでみました。おいしかった!


沢の流れ
 福寿の水の横を沢が流れています。その水は透明感があってとてもきれいです。その沢沿いを唐沢山へ向けて登って行きました。今回は途中で引き返しましたが、ルートファインディングをチャレンジするにはお手頃と言った感じの山です。


ダンコウバイ(クスノキ科クロモジ属)
 この花が咲いているのを見ると、春到来という気持ちになります。この近くに、キブシの淡黄色の花も下がっていました。早春の木の花は黄色い花が多いイメージですね。ダンコウバイやキブシの他、マンサク、アブラチャン、ロウバイ、サンシュユ、ミツマタなどなど。これは偶然ではなくて、気温が低い早春から活動できるハエやアブの仲間がその色を敏感に認知するから植物の方もそう進化したと推測されているようです。

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