ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

ダンブラ大サーカス

2023年02月24日 | 観た
配信で「ダンブラ大サーカス」を観ました。


こちらは2023年1月28日~29日に行われた5回の公演を編集したものとなってました。
会場は男ブラさんが昔から使ってこられたアーツ千代田3331という場所だったのですが、チケット代もこの3331に掛けて、3331円となってました。
誰が考えるんだよ、オシャレだな。

●初日のオープニングトーク
会場となったアーツ千代田3331でやっていた思い出などをお話。吉本の劇場では何度も単独が打てないので、外の会場で数回に渡り公演をされたそうで。やっぱり演劇畑出身なので、公演は何度か打ちたいんでしょうね。普通、3回とかやるもんね。同じ演目。
平井さんがサーカスのテントっぽく幕開けをしたいということで、浦井さんの「幕開け~」で暗転し幕開けしました。

●男声ブランコ「シャンプー買い忘れた」
YouTubeにもあがってるので見たことあるネタでしたが、浦井さんの渋い声が聴ける良いネタです。また平井さんの冷静な後輩振りがとても素敵なネタです。
シャンプーを買ったかどうかを確認するためにトイレットペーパーの袋を開けようとする浦井さんが、冷静さを失っていてかなり面白かったです。
しかし、シャンプーを買い忘れたシチュエーションでこんなストーリーが出来るって、本当にすごいですね。

●うるとらブギーズ「大きい声にびっくりして変な顔」
初日のゲスト、うるブギさんのネタです。
大きい声にびっくりする八木さんの顔芸でしたね。

●男性ブランコ✕うるとらブギーズ「オーブントースターチャレンジ」
トースターの中に色んな形容詞と名詞が書かれた札があるので、それを引いてそのテーマの即興コントをする。トースターのタイマーをランダムに回して、タイマーがチンと鳴ったら終了というゲームです。
最初の設定は「厳しい」「居酒屋」です。
厳しい店主の平井さんが、店員の八木さんをぶったり、更にはお客さんの佐々木さんのこともぶったりして、かなり厳しい居酒屋になってました。
次の設定は「可愛い」「合コン」です。
オジサンたちが必死で可愛いこと言おうとしてめちゃめちゃ面白かったです。
たんぽぽむぽむ(平井さん)とかキャラメルプリン(佐々木さん)とか言ってるのに急に不破さん(八木さん)が出てきて、ついにタピオカ次郎(浦井さん)が出たところで終了。
最後は「ダンディな」「引っ越し」です。
浦井さんの家にダンディな引っ越し屋さん達がやって来て楽しかったな。
重たい本の入った箱を手の甲で持って行く平井さん可愛かったな。けど、ダンディとワイルドが混じってる感じでしたね。

●男性ブランコ「消しなさい」
こちらもYouTubeにアップされてて、最後がかなり切ないんだよねー。
浦井さんのお父さん感がエグイよね。平井さんの真面目な高校生役も好きだわぁ。

●トニーフランク「天使と悪魔」
男ブラさんの盟友、トニーフランクさんもネタをされてました。
最初は天使と悪魔が出てきてたんだけど、その内aikoとか上沼さんとか長渕剛とか出て来て、それぞれが言いそうな事言ってて楽しめました。

●男性ブランコ✕トニーフランク「玉猫」
ミラーボールに耳と顔を付けて猫っぽくしたものを持った浦井さんと平井さんが、トニーフランクさんのギターに合わせて踊るという、トワ水の時のくらげのヤツみたいな即興ダンス。観ててとにかく可愛いヤツ。

●トニーフランク「Color World」
オリジナルソングを熱唱。その横でお二人が神妙な顔して聴いていらっしゃいました。これ多分2日目のエンディングだろうな。

●男性ブランコ「豆もやしのマメモ」
マメモ、可愛い。
マメモのあの状態、まさか裸だったとはね。
浦井さんの哀愁漂うサラリーマンの風体が良くお似合い。そして豆もやしの平井さんはとても可愛い。
唐突に豆もやし出て来て、なんの不思議もなく浦井さん扮するサラリーマンとお話してるのってかなりメルヘンな世界観だけど、これぞ男ブラって感じで好きなコントです。
「ナムる?」とか「お浸す?」とか「突き出す?」とか、豆もやしが言ってるの、切ないねぇ。だいぶ平井さんが自由で、浦井さんが「すん」ってなる瞬間が面白かったな。

●ラブレターズ「娘さんを僕にください」
「娘さんを僕にください」と言いに来た男性の前には、付き合ってる女性のお姉さんの旦那さんが居て、その旦那さんがエディって名前の金髪の外人で、エディが「娘さんを僕にください」の練習をしてくれるってことになって、突拍子もなくて面白いです。
作り込んでるコントと言うよりは、結構エディ役の溜口さんが即興で回して行ってる感じでした。

●男性ブランコ✕ラブレターズ「オーブントースターチャレンジ」
最初は「美しい」「オリンピック」。
袖から平井さんに押し出されて美しいオリンピックの選手として舞台に立った溜口さん。なんとか美しく競技をしていこうとしている中、解説役に回った浦井さんとの塚本さんがかなりいい解説をしていました。解説役のお二人が奇しくもスーツ姿ってのがすごいな。平井さんは最後の最後にライバル役として出て来たものの、セリフを言う前にチンが鳴っちゃった。
次は「悪い」「服屋」です。
鼠色のパーカーをねずみ講式に売っていく流れになって、結果上手いことになってました。
最後は「静かな」「メイド喫茶」です。
何故か図書館を間借りしてやってるメイド喫茶なので、お客さん(浦井さんと平井さん)もメイドさん(塚本さん)も小声でコソコソおしゃべりしてるの楽しかったな。
溜口さんがコントでやってたエディという外人役で出て来て、それが俊ちゃんだと言われてて面白かったです。俊ちゃんが若手に「飯食った?」って言ってる雰囲気出してたのが面白かったですね。

●男性ブランコ「漫才」
ネタに入る前になぜ3331で単独をし始めたのかと言う話や、センターマイクの代わりにセンターツリーを置いている理由をお話されてました。
2018年からここで単独を始められたそうで、その頃から男性ブランコを見付けてた人、うらやましいなぁ。
ところで、ずっと平井さんが鼻声で、もしかすると体調がよろしくなかったのかも知れませんね。ダンブラ大サーカスの公演が4回あったので、かなりお疲れだったのかもなぁ。
ネタはおばあちゃんと孫。
平井さんの独特な言葉回しのおばあちゃんが可愛い。「足の裏がしっかりしたんや」とか「背広着て・・背中が広ぅ見えるのか」とか「胃袋の収縮具合はどうや?」とか「かぼ豚汁」とか「初回の料理」とか、好き過ぎる―。
浦井さんの孫が手土産持って来なかったことにNG出すおばあちゃん。「どう?癒された?」っておばあちゃんが訊いてましたけど、あんなおばあちゃんと田舎だったら、全然癒されませんね。
漫才終わった後、袖に置いてあった木にとまってる鳥(人形)をセンターツリーにとまらせるお二人。こういうところってやっぱり演劇をやっていたお二人らしい演出ですね。

●コマンダンテ「漫才」
ネタに入る前にしばらく二人でじっと木を見てるの、面白かった。ネタは「天使と悪魔」で、トニーフランクさんと被ってたけど、内容は全然違ってて流石でしたね。
天使の中の天使が出て来たり、悪魔の中の天使が出て来たり、宇宙飛行士が出て来たりして覚えるのがかなり大変そうだなと思っていたら、やっぱり途中でこんがらがってえ?ってなってる石井さん可愛かったな。

●男性ブランコ✕コマンダンテ「儀」
小鳥のさえずりが聞こえ、平井さんが「大きな 生命の きらめき すなわち それは 二羽の 小鳥の さえずりにも 似、そして、その小鳥の 宿であり ホーム である 地球 青し地球の その地に 眠るであろう 種 種より生えし 天へ向かいし その希望にも似た 伸びし木 それをば 祝福の為に 祝う 命の 賛歌を 試す 儀」と言って、始まるのかと思いきや、一人でツボに入った平井さんがくすくす笑っててヤバかった。ひとしきりクスクスした後に、神妙な顔でホニャホニャ言いながらでっかいメスシリンダーを持って登場。他、浦井さんとコマンダンテのお二人も小さなメスシリンダーを持って、何となくそれらしい儀式のようなことをホニャホニャ言いながら行ってました。
最後、大きなメスシリンダーにオレンジジュース1リットル入れられてそれを飲む平井さん。全部は飲んでないみたいだったけど、後でお腹は大丈夫だったのかな?
静かにお辞儀して終了後、ちょっとトーク。コマンダンテのお二人は事前に何にも聞いてなかったらしく、ただただ、「これ持って儀式をします」と言われただけだったそうです。それでなんとかなるのがやっぱりお笑いの人達なんですね。
あと、クスクスは何だったの?ってツッコまれて「儀」って何なの?と思ってツボったそうです。

●男性ブランコ「最後のホームルーム」
多分最終日の最後のネタかな?ネタ前に3331で単独を始めた歴史についてお話。それからコロナ禍での配信時代へ突入した話で、ちょっとコントっぽくお話されてて楽しそう。
3331がホームのように感じるということで、懐かしさを感じていらっしゃいました。
平井さんがちょっと言動がおかしくなった時に、それをじっと見ている浦井さんの佇まいが好きですね。
話の終わりに学校のチャイムがなって、お二人でヨイショヨイショと教壇に見立てた箱と、椅子に見立てた箱を持って来て、最後のホームルームになりました。
で、会場と客席が急に教室に変わって、お客さんも同じ教室にいる生徒に変わりました。あっという間に設定を理解して順応してくるお笑いファンの皆様、ステキです。
こういう一体感、実際に会場に行って感じたいよねー。羨ましい。
あと、平井さんはパン派なのかご飯派なのかをお客さんに訊いたり、平井さんがどんなヤツなのかを訊いたり、お客さん参加型でマジで羨ましかった。
それから浦井さんのモノマネ。ミスタービーンのストーリーでした。洗濯したら好きなぬいぐるみがちっちゃくなっちゃったってシーンをパントマイムで。雰囲気あってお上手でしたー。
最後は浦井さんの詩。
「ここは僕らのホームルーム 時刻は六時を回ルーム 真っ赤な夕日落ちルーム やがて静かな夜がやってくルーム 傘におひさま見せルーム 美しい花が舞い踊ルーム 荒れた時代を生きルーム いま住む世界を生きルーム ゆっくりゆっくり日が当たルーム 僕らの頬に日が当たルーム 僕が光を当てルーム 君が光を照らスーム」「スーム!」

エンディングテーマ、うるブギ佐々木さんオリジナルの「ダンブラサーカソング」が流れる中エンドロール。黄色いダルマに目を入れるお二人。公演大成功というところですね。
大サーカスもトワ水もどっちもDVDで欲しいなぁ。

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