ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

寝ずの番

2006年04月09日 | 観た
4月9日(日)



前売り券まで買って楽しみにしていた「寝ずの番」を観て来ました。

落語家一門のお通夜でのお話。
師匠、一番弟子、師匠の女将さんと次々に亡くなってしまい、
故人を傍らに寝ずの番をする他の弟子達。
お通夜の席は賑やかな方が良いと言うけれど、
落語の「らくだ」そのままに、死人にかんかんのうを躍らせたり
死人の艶話を聞いたり、艶唄の歌合戦をしたりと、それはそれは賑やか。
故人の思い出話をしながら、時には泣き、時には笑って故人を偲びます。

弔問客役に鶴瓶や浅丘ルリ子、勘三郎丈など、そうそうたるメンバーがチラッとだけ出て来たりして、
さすが監督が‘マキノ雅彦’だけあるなぁ。

私が死んだら、どんな風にお通夜やお葬式をして欲しいかな?
やっぱりなるべく楽しくして欲しいなぁ。
うちのダンナさんに死んだらどうして欲しい?って訊いたら
「泣いた人をチェックしとけ」って言われちゃった。
「泣いた人にもれなく1000円の商品券をあげるように」とも厳命されちゃったよ・・・。
ヘンな人。

主役の中井貴一、とっても良かった。
舞台が京都なので関西弁喋ってるんだけど、すごく自然だった。

木村佳乃も「キレると怖い」中井貴一の奥さん役が似合ってたな。
この映画では、はかなげな殿様の側室役だったのに、えらい違いだ。

富司純子も綺麗だったなー。
菊ちゃんは母親似なんだねー。

笑えて泣けていい映画でした。
あー、楽しかったー。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
らくだのうまさんですね。 (fujimino)
2006-04-10 16:22:14
さすがに早いですね。

最も僕が遅いだけでしょうが・・・。

らだのうまさんは、何度か映画になっていますが、そんな記憶と、お母さんに対する鎮魂の意味もあってメガフォンを手にしたようですね。

やはり、おじいさまの血が流れているように感じましたか?

と言うことは、彼の様な大衆演劇的良さを持った映画と言うことのようですね。

僕も見たいなぁ。
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この映画は (きたむー)
2006-04-11 21:36:05
fujimino様

中島らも原作と言う事もあって、すごく観たかったんです。

私はどちらかと言えば、作家のらもさんより、役者のらもさんに馴染みがあって、

らもさん御出演の御芝居も何本か観た事があります。



>やはり、おじいさまの血が流れているように感じましたか?



残念ながら、私はおじいさまの作品も、お父様の作品も良く観た事ないんです・・・。

なので、マキノ雅彦の作風がどうこうって良く分かりませんでした。

でも、大人のエッセンスがたっぷりで、とっても面白かったですよ。
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らもさん (たこりん)
2006-04-11 22:43:44
おもしろそうな映画ですね。

ぜひ、見に行きたいです。

中島らもさんとはまだメジャーになる前に何回かあったことがあるっていうか…インタビューもしたことがあります。

あのしゃべりは昔からで、催眠術にかかりそうでした。

しかも、実家はうちのすぐ近く。今はお兄さんが歯医者さんを継いでいるらしいです。

あんなに早く、そしてあんな亡くなり方をするなんて、悲しかったけど、らもさんらしい最期でしたね。

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インタビュー (きたむー)
2006-04-13 11:43:53
たこりん様

らもさんにインタビューって、すごいですね。

喋り方、特徴ありますよね。

お芝居でせりふを喋っている時も、

あのふわ~んとした喋り方で、客席に術をかけてましたよ



亡くなってしまったのはとても残念でした。

でもお酒好きのらもさんらしい最期でしたね。
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かんかんのう? (o-dougu)
2006-04-21 18:13:30
TBありがとうございました。私もお返しさせていただきました。

この映画、私はラインダンス(かんかんのうっていうのですか?)のシーンが一番好きです。こんなのありえねーと思いますが、ナンセンスなところがいいですね。
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かんかんのう (きたむー)
2006-04-22 11:31:40
o-dougu様

かんかんのうはこの映画の中では「かんかん踊り」と言われていました。

落語の「らくだ」で

香典を出し渋る人間に「出さないのなら死人にかんかんのうを躍らせるぞ」と脅しますが、

反対に「そんな珍しい物なら是非みたい」と切り返され、

しかたなく死人を前に抱えて踊るというシーンがあります。

映画の中でも死体をかかえて踊るシーンがありましたよね。

歌舞伎でもこの「らくだ」と言う演目があると聞きましたが、観た事はありません。

ぜひ観てみたい作品ですね。
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