都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

余り金を持ったアニマル・スピリッツ:為替も先物も

2011-08-24 06:18:22 | マクロ経済

 最近の円高も、ユーロ安も、金が高いのも、変動が急すぎる。アメリカの金融緩和もあり、金が行き先を求めていると感じる。<o:p></o:p>

 やっと、日本では海外旅行の格安感など、円安メリットの報道がある。円安でも、材料が安くなるまでのタイムラグとペグ通貨があるからか、なかなか輸入品が安くならない。よほど、輸入の鞘取りがあるのだろう。輸入品が「日本仕様」だから特別の訳がない。<o:p></o:p>

 しかも政府が「居座り内閣」で当事者能力にかける。これは海外からの「あまり金」に勝てる見込みがない。政策の失敗で、結果的に「政策失敗」の円高だ。<o:p></o:p>

 本当に円高で輸出が減少するのだろうか。輸出に為替予約しており収益もあるはずだ。納得がいかない。輸入はその先で安くなるのが経営安定のためのオプション利用だ。<o:p></o:p>

 円高で困るのは大企業ではなくむしろ、協力業者(円建て)の締め付けではないか。となると、協力業者もドル建てにするといっそ安定するかもしれない。為替変動のおける製造業の川上と川下の利益と負担の仕組みが必要だ。海外への生産移転が方策とすると安易で、円高に耐えるだけの製品の差別化方策を考え、協力業者育成が必要だ。<o:p></o:p>

 日本国債は格付けが下がったが、円高に変化はない。というのも日本の経済力と国の借金は別物だからだ。最も怖いのは、日本国民が日本国債から逃避することだろう。円高のうち、海外資産に投資が始まると、政府もあわてだすはずだ。<o:p></o:p>

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円高の良い所と悪い所はあまりかわらない、今回は、政府の不在と通貨への「あまり金」のいたずらだ

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