都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

奈良県の面白さを広域観光にして集客を:大仏商法と鹿からの離脱

2024-06-28 02:50:00 | マクロ経済

 かつて藤井寺に住んでいたころ、自転車とカー・サイクリングで回った。最近は近鉄に乗って京都から訪れる。しみじみと奈良県は見どころが多いと思った。

 しかし、現在奈良市は、宿泊観光が少なく「大仏だのみ(鹿もか)」観光と揶揄されている。確かに、夜の観光も無く「立ち寄り型」であり、神戸と同じ様相だ。但し、神戸には夜の観光、なんといってもステーキと港町の夜景がある。

 奈良市内に宿泊をすすめるには、奈良の広域観光を整備するのが得策だ。そのためには、エリアを回る電車とバス・ルートまたは自転車(電動・変速付き)が有効だ

 奈良宿泊前提として観光客が見たいエリアとして

①法隆寺エリア

・法隆寺、薬師寺、唐招提寺を見るなら一日はかかる

・法隆寺の移転など丁寧な説明があると奥深い

 

②明日香エリア

・ここは自転車で回る

・歴史を飛鳥資料館で学ぶ

・石舞台やキトラ古墳など古墳もの

・亀石や酒船石などの不思議物

・岡寺など初期仏教

③竹内街道エリア

・街道を歩き、古市まで、近つ飛鳥

・二上山、屯鶴峯、葛城修験道( https://katsuragisyugen-nihonisan.com/ )

・當麻寺

④山岳の寺

・長谷寺

・室生寺

・宇陀の町並み

⑤吉野

・近鉄の乗換をもっと簡単に

・坂を登る、金剛峯寺

・大峰山など葛城修験道( https://katsuragisyugen-nihonisan.com/ )との関連

⑥高野山

・奈良駅からバス便が欲しいものだ

・お参りと根来寺などとの関連

・山岳仏教として南都北嶺(興福寺と延暦寺)との比較

 さらに欲しいのは熊野古道への連絡だ。熊野三山を含めたルート開拓ができると魅力的だ。奈良、和歌山、南紀の観光は天皇制発祥の明日香(飛鳥)、山岳信仰、真言密教、原始神道という日本のおおもとが理解できる。これに対して、京都などは新興都市であり災害も多く歴史物が少ないと言える。

 もっと奈良は誇りを持つべきだ、そして観光客の興味を呼び起こさせる働きかけ(ストーリー)が必要だ

コメント
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