日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

雪の思い出

2005-12-27 | 日々つれづれ

今年は、ビックリするほどの寒い暮れになりました。
12月の内に市内で積雪が有るなんて、想像もしてませんでした。
当然、私の育った山間部にも、雪が腰の辺りまで積もったそうです。
その話を聞いて・・小学生の頃の雪の日を思い出しました。
今の様に、除雪車など無い時代です。
冬は雪が積もり、一面の銀世界になり、
道など何処にあるのか分からない位に積もってました。
朝通学の時、それぞれの家の親達が、我が家から隣の前まで、
雪かきをしてくれて、子供達の通学の道を作ってくれたものでした。
そして、大きいお兄さん・お姉さん達の後ろを低学年の子達が歩きます。
前を行く上級生の足跡の上に、足を下ろして、一歩つ゜つ進みます。
私が小さかったからでしょう、お姉さんの足幅が大きて足をいっぱいに延ばして
歩きました、左右の雪の壁で前のお姉さんの背中しか見えなかったものです。
歩くたびに、雪を靴で撥ねて靴の中に入りました。
冷たくても、取り出したりする暇は有りません。
どんどん付いて行かないと、置いて行かれます。
わき見もしないで、ただ必死で足跡を見つめて歩いたものでした。
そして、学校に着くと、教室のストーブで、皆の上着・靴・ボーシ・手袋・
と先生に手伝って頂いて干しました。
それから・・ストーブの上では、弁当も温めてもらったものでした。
雪景色を見ていて・・幼い頃の田舎の冬を思い出しました。
なんだか・・遠い遠い大昔の話の様ですが・・1950年代初め頃の話です。

(写真中央は、12月19日・・広島西バイパス高架橋・波出石交差点上辺りです、
 さつき・・携帯カメラにて)