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日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

ウーちゃんもおばあちゃん

2006-04-21 | 嘗て我が家の猫達

猫のウーちゃんは、なぜか、よく吐く仔でした

猫は毛玉や胸焼けなどで、よく吐くものですから
私たちは気にもしませんでしたが

年を取ると、それはしょっちゅうに成りました

私が側に居る時は直ぐに対処出来ましたが
留守の時は、床や畳にシミが出来ました

私はこれがイヤでしたが・・でも仕方の無いこととして
諦めていました、だってウーちゃんは家族ですものね

でも、トイレだけは一度もしくじった事は有りませんでした
それは、私にとってとても有り難いことでした

ウーちゃんも、15年も過ぎると
白毛も増え・眼も白内障に成り・耳も遠く成って行きました

あれほど獲物取り上手で元気だったウーちゃんが
外へ出ようとしなくなりました、おばあちゃんに成ったのです

人間に数えると90歳を出て100歳が近いかもしれませんものね

私はそんなウーちゃんに 「ウーちゃん、お母さんより先に天国へ逝こうね!」
と時々言っていました、

だって、もしも私が倒れたら・・入院や・・もしものことが有ったら・・
と思って本心で言っていました、
猫も私も年を取るって寂しいものだな! て思いながら・・・

話続きにします。

 (絵・・チュウリップ・・さつき画)





5分だけの付き合い

2006-04-20 | 嘗て我が家の猫達

ウランちゃんも年をとり、少しづつ体力も衰えて行きました

夜寝る時は、何時も私たちと一緒に二階に上り
ウーちゃんのベット (私たちの枕元に置いていた) で寝たり
私たちの布団で一緒に寝たりしたのです

ウーちゃんは可愛い子で、とっても付き合い上手でした

私と二階に上がると、まずTさんの布団に近寄り

横になって、テレビを観ているTさんに 「一緒に寝た~い!」と
枕元で鳴きます、するとTさんが 「は~い! ウーちゃん、良く来たね! おいでっ」
と言って布団の中に入れて、腕枕をして寝かせます

ウーちゃん、喉をゴロゴロと鳴らして精一杯愛想をして
Tさんに付き合います・・でも・・何時も付き合うのは5分だけでした

5分過ぎると、す~っと布団から抜け出て
私の布団に入ります、必ずでした

きっと、我が家の主人はTさんだと分かっていたのでしょうね

だから、まず一番に御主人様(ボス)に付き合って
それから、次に一緒に寝る 「お母さん」 の布団に入るのだったのでしょう

こうして毎日、お決まりの夜を二人と一匹で寝ました。

この話続きにします。

 (絵・・オキナ草・・さつき画)




抱っこで二階へ

2006-04-19 | 嘗て我が家の猫達

ウーちゃんは夜、私たちと一緒に二階で寝ていました
でも私が寝る時に二階に上がるまでは、一階でづ~っと待っていて
そして私が二階に上がる時、抱っこして上がっていました

私が寝室に、重いウーちゃんを抱っこして入り
「ふぅ~、はい!ウーちゃん!」と言いながら、ウーちゃんを足元に下ろすと

Tさんが「その仔は歩けんのか?」と、よく言いました
「歩けるよね~っ、抱っこがいいのよね!」と私

でもある日、ウーちゃんを抱っこして階段を上がっていて
転びかけ、ウーちゃんを落としかけたことがありました

その時以来、ウーちゃんが、抱っこで上がる時
身体を固くして力を入れていることに気づきました

それから抱っこで上がるのは止めました
一緒に転んだら大変です・・Tさんの言うとおりです

その時は ・・抱っこも・歩いても上がれ無くなる日が
来るなんて・・私まだ思っていませんでした。

ウーちゃんの話続きます。

 (絵・・ゲンジスミレ・・さつき画)



オムツを穿くと安心

2006-04-05 | 嘗て我が家の猫達

ウーちゃんの血尿が出ると、すぐ病院に走っていましたが

病院へ行くのを嫌がるウーちゃんを見ていて

私少し考える様になりました
注射や薬で治療も大切だけど・・本当に本人(本猫)にとって
それが、いいのかな・・・?

犬の幸の時のように、できれば・・最後に辛い思いをさせたくない
そう思っていたのです

そして、何度病院に通った後だったか、覚えていませんが
ピンクのオシッコが出ても、病院に行かない事にしました

ピンクのオシッコが出たら、すぐにビニール袋のオムツカバーを
穿かせることにして、様子を見る事にしたのです

すると、1日~2日位で血尿はおさまるのです
ウーちゃんも特別辛そうにもみえないので、
この時から、もう血尿で病院通いは止めました

ウーちゃんもオシッコが出始めると、難しそうな歩き方で
何度もトイレに通い、ポタ・ポタと落ちるピンクのオシッコを気にします
そして「オシッコが出るの・・お母さんごめんなさい」という様に
済まなさそうな顔で私に知らせてくれました

急いで、オムツカバーを当ててあげると、「これで安心~」と
いった顔になり、落ち着いてベットで丸くなって寝てくれました

どうやらウーちゃんは、オムツの有り難さを知ってしまったのです

ウーちゃんは、ピンクのオシッコで部屋を汚し
お母さんに済まないと考えていたのだと思います

猫なのに「ウーちゃんは賢いな~!」と私感心しました

うーちゃんの話、続きにします

 (写真・・偶然通りかかった道で見つけた、菜の花畑)

病院はイヤ~ッ!

2006-04-04 | 嘗て我が家の猫達

ウーちゃんの血尿が始まると、暫く・・1週間か10日位だったでしょう
毎日、治療が始まります、そして・・・

病院・ダ・イ・キ・ラ・イ・のウーちゃんを無理やり
カゴに入れて連れて行くのが私の日課となりました

行く時、カゴの中でブルブル震えながら、
声を変えて泣く姿を見ると、私まで辛くなったものです

治療は点滴と注射です、犬の幸ちゃんの時と同じでした

違うのは、ウーちゃんは、幸ちゃんよりづっと小さいから
点滴の時間が1時間もかからなくて15分位で済むことでした

それでも、嫌がるウーちゃんを、なだめ・すかして
診察台の上から逃げない様に、動かない様に、押さえました

同じところに注射器を射すとよくないので、毎日・右・左・と
先生が射す位置を変えて下さいました

私初めの内は、昨日どちらにしたか覚えていますが

その内、右だったような・左だったようなで、分からなくなり
看護士さんに、カルテに書き込んで頂いたものです

「はい、ウーちゃん今日は右よ! はい、こっち向いて!」と
診察台の上でくるっと向きを変えていただきました

治療が終わる頃になると、ウーちゃんも、ほぼ諦めと慣れで
我慢が出来るようにはなりましたが、
でも、やはり先生が側にこられると、怖がっていました

幸ちゃんの時と同じに・・無理やり病院に連れて行くのはどうかな?
ウーちゃんの為にどうして上げるのがいいのかな?
と考える様になりました・・・続きます。

 (写真・・馬酔木(アセビ)の花)


ピンクのオシッコ

2006-04-03 | 嘗て我が家の猫達

ウーちゃんのオシッコが、時々ピンクになりました

「ポタッ、ポタッ」と歩くとピンクの水滴・・・が

ウーちゃんも気持ち悪いらしく、その度に
トイレに入り座ります・・でも・・トイレから出ると
又「ポタッ、ポタッ」と出てくるのです。

それが、夜のときは病院に行く訳にも行かず

そこで、ビニール袋で、オムツカバーの様なものを作り穿かせました。

ビニール袋の底あたりに、足2本とシッポを出す位置に
ハサミで穴を開けるのです

そして、お尻からお腹にかけて生理用品のアンネを付けます
それを穿かせててお腹辺りで脱げない様に結びます。

不恰好ですが、これは名案でした

初め、ウーちゃんは難しそうで、「いやだー」と言った顔でしたが
でも、ウーちゃんは賢い仔です、その内そのスタイルにも慣れました

そうして夜を過ごし、朝一番で(10時からです)病院に走ったのです
・・続きます。

 (絵・・ブルーディジイー・・さつき画)


ウーちゃんも老いてゆく

2006-03-31 | 嘗て我が家の猫達

ウランちゃんもマリちやんが居なくなってからは、
すっかり老けてゆきました。

猫でも人間と同じ様に、話相手や楽しく遊べる友が居ないと
老けこくだり、ボケが出たりするのだと思いました。

マリが居なくなった時、ウランは14歳でした
猫の年では、もうすっかりおばあさんです。

でもね、親バカですが・・ウーちゃんは見た目とっても若く見えました

どんな猫と比べても・・「ウランちゃんの方がづっとかわいいね!」と
いつもTさんと話ました

そんなウーちゃんも、この頃から病気が出始めました
犬の幸ちやんの様に、血尿が出始めたのです。

ある日突然・・赤いおしっこが出るのです
病院に連れて行って、1週間位通うと収まりました
こんなことが時々始まったのです。

あんなに捕り物上手で、甘えん坊で、私たちに元気をくれた
ウーちゃんも年には勝てないのです。

この頃から、「ウーちゃんもお母さんと一緒ね、年とったね!」と
話しかけて、ウランを診ながら自分の老後も思ったものです。

ウランの話続きにします。

 (絵・・カタクリの花・・さつき画)

あっ !居たの

2006-03-30 | 嘗て我が家の猫達

我が家の可愛いウランちゃんは
私たちが出かけた後・・隣のダイちゃんの様に
やはり・・泣いていたのでしょう

そう言えば・・こんな事が有りました
ウランちゃんは二階に居て、私は一階で帳簿を付けていた時

ラジオも音楽もつけずに、静かに仕事をしていたので
ウランちゃんは、てっきり・・私たちは留守と思ったのでしょう

今まで聞いた事の無い、大きな太い声で泣きながら
階段を下りて来ました

私ビックリして・・「ウーちゃん、どうしたの?」と声をかけました

すると「あっ! お母さん居たんだ~!」と言う顔で私を見ます

そして、ちょっと照れくさそうにして、私の側に来たものです

マーちゃんが居なくなってから、こんなことが時々有りました

やはり猫でも・・一人ぼっちで留守番は淋しかったのですよね

私出かける時は、おんぶして出かければよかったな!
な~んて・・・今頃思っています

 (絵・・桜にヒヨ鳥・・さつき画)

留守番は淋しいね

2006-03-29 | 嘗て我が家の猫達

昨年春にお隣へ引っ越してこられた方が、
猫を飼っておられます。

種類は良く分かりませんが? 毛が長く白に茶色の模様?
だったかな、2~3度散歩される時、見かけただけですので・・

ともかく、雑種ではなさそうな貴賓の有る

その猫ちゃんが、毎朝ご主人様が出かけられた後、
一人 (一匹) ボッチになると・・鳴くのです
とにかく一時・・泣き叫ぶ・・のです

淋しいのでしょうね
この泣き声が聞こえると、私とTさん・・切なくなります

「かわいそうね、留守の間、内に来て遊んでてもいいのにね」・・「うん」
「でも・・そんなこと出来る訳ないよね」・・「うん」
とTさんと何度もささやきました。

丁度我が家の、かわいいウランちゃんが居なくなった頃からでした。

隣の猫ちゃんの声を聞いて、分かったことが有ります
それはウランちゃんも、きっと・・私たちが仕事で出かけた日は
こんな風に・・泣いていたのでしょう
随分淋しい思いをさせたと思います。
夕方お隣のご主人様が帰られると、私ほっとします

そして何時も「ダイちゃん・・良かったね、お父さん帰られたね!」と
小さな声で、言ってしまいます。

やはり・・留守をする者は猫を飼うべきでは無いと・・私は思います

 (絵・・菜の花・・さつき画)



ここ開けて!

2006-03-06 | 嘗て我が家の猫達
前にもお話したように、猫は人を従えています。
そして、どれだけ自分の言うことを聞くかと、
時々試してみます
したがって・・私は時々猫に試されていました
我が家では、ウーちゃん達のために、Tさんが、
留守の時や夜でも猫が自由に部屋から部屋へと、
移動できる様に、くぐり戸を作っていました
だから私たちが、がわざわざ猫のために、
戸を開けなくても、猫はいつでも、どの部屋も出入り出来たのです
なのにです・・時々・・くぐり戸の有る前で座り、
「ニャ~」と私の顔を見ながら、鳴いて「ここ開けて~!」と言います、
私が側に行って開けるまで「ここ開けて~!」と、
いつまでも鳴きます・・「どうしたの・・開かないの?・・」と
私が側に行き開けると・・
「うん・・開いたね!」と言う感じで一応・・廊下に出てみる時と、
正に「はい、開けたね!」と言う態度で、
そのまま出ずにベットに引き返す時と有りました
「どれだけ私の言うことを聴いてくれるかな!」
な~んてウーちゃんは思っていたのです
私はウーちゃんに召し遣われていました~

 (ツールで描いた・・ここ開けて!のウーちゃん)