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旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

大わらじを探して 善通寺:香川県

2008-12-19 17:12:34 | 思いでの写真館

1969四国の旅:その3

 金刀比羅宮から僅かな距離の所に、善通寺があった。善通寺の事前の印象はなぜか“大わらじ”であった。多分、旅行雑誌のグラビアの印象が強かったと思われる。あちこち探してしまったが、仁王門の裏側に鎮座していた。



 誰もがこの前で人物を入れて写真を撮るのは、大きさを確認するためであろうか。境内は広く、お堂も数多く配置されていた。金堂(本堂)の脇には五重塔が聳えていたが、なぜか金堂は撮していない。



 境内は街の中と思われるが緑に包まれていて、お堂や伽藍を巡って歩き回っていたようだが、記憶はとぎれている。護摩堂が背後に見えているが、この回廊はどこか分からない。



 四国八十八ヶ所霊場の一つであり、「七ヶ所まいり」(第71番札所から第77番札所までの7ヶ寺を一日で巡拝する)の中心でもある。「七ヶ所まいり」についた調べてみたが、寺のHPに『「四国八十八番寺社名勝」という絵図に「足よはき人は 此印七り七ヶ所をめぐれば 四国巡拝にじゅんずといふ」』とあり、いわば七箇寺を巡れば四国巡拝の修行となると読めるが、誤りか???知っていれば、あと六ヶ寺巡ってきたのに・・・!

 五社明神をバックに撮った映像、この明神さんの由来を調べたが、善通寺領の氏神であること以外は殆ど分からなかった。唯一、背後に写っている大楠が善通寺の二大楠の一で、大門近くにあるもう一本の大楠と共に県指定の天然記念物となっている。この項、人物がしばしば登場しているが、スケールの大きさを表すために残しておいた。

 このあとフィルムの順序から見ると、まだ日暮れまで間があるようで、栗林公園を廻って宿泊ホテルのある屋島へ向かっている。もし紙焼きの写真しかなければ、この日の行動の順序ははっきりしなかったかもしれない。40年前とはいえ、感銘や感動、反対に強い悲しみを受けた事態は鮮明に記憶しているが、自然に過ぎて行ってしまった出来事や行動は、記憶の彼方に去ってしまっているようだ。
 この旅、出発から四国に入るまでハプニングの連続で、時間単位まで鮮明に記憶に残っているのだが・・・。



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