北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

移転ご挨拶

plalaからgooへ移転してほぼ修正が終わりジャンル・カテゴリーが設定出来ました。タグ付け法が見つからないので、県名・市町村名、東京都は区市町村名で、その他寺社・名所などは固有名詞でサイト内検索して下さい。 サイト内リンク先、アドレスがplalaのpubのままgooに変更していないのでリンク切れしていました。リンク箇所を探して変更するのはかなり時間がかかりそうです。

万華鏡・彫像と盛り沢山 MOA美術館・能楽堂:静岡県熱海市

2019-11-12 13:06:09 | 俯瞰(風景を上から見る)

 円形ホールに万華鏡があった。

 「万華鏡」を見逃すな!と受付で言われていたので案内図を見ると、かなり下の方にあるようだった。茶の庭から館内に戻り、エスカレーターを乗り継いで下り「円形ホール」に辿り着いた。

 天井一杯に光の渦が刻々と変化しながら色と模様を変えている。動画を撮ってみたがアップ出来た?

DSCF3210

 円形ホールから出口に向かう。帰路はエスカレーターを使わず階段を行くと「ムアスクエア」に出た。

 このテラスの名の由来は、ヘンリー・ムーアの「王と王妃」の彫像が据えられていることのようだ。

 テラスからは熱海市街がよく見える。受付階のロビーの方がより高い位置だから展望が良いが、ガラス越しだからテラスに軍配が上がる。

 長い階段を上がり覗き見る。よく上ってこられた!踊り場にもレリーフが飾られていた。

 3階まで戻り、見残した能楽堂を覗く。片隅にオジサンが立っていた。監視役かと思ったら、ある程度の人数が入った所で、能楽堂についての解説を語りだした。にくい演出だった。


急な坂の上に建っていた MOA美術館:静岡県熱海市

2019-11-06 17:00:07 | 俯瞰(風景を上から見る)

 曇り空でガラス越しにぼんやり見えているのは「初島」、久しぶりに対面した。熱海「MOA美術館」エントランスロビーからの眺め。

 11月はじめの連休、ちょっとした祝い事で久しぶりにkoba3家3世代「湯河原」の宿に集合した。部活やサークル活動で2人は1日遅れになったが・・・。3連休初日土曜日、事故で東名が、西湘バイパスの合流でも大渋滞が起こっていた。通常1時間半程度の東京湯河原が五時間近くかかってしまった。連休の観光地は避けていたが、4家族の都合を合わせるすべは別にないのでやむを得ないが・・・。

 この美術館、丘の斜面に沿って建っているので、アプローチは下の方にあり、駐車場は丘の中腹、ビルの3階にある。・・というよりてっぺん近くにある。従って入り口を入って階段を下り受付に至る。

  

 受付前のロビーから、熱海の町が見渡せる。熱海城も正面にあった。

 2?1階辺りのバルコニーには、クイーンとキングの像がある。

 ロビー階(2階)には、目玉の「黄金の茶室」があった。

 この先展示室を巡り、上がったり下りたりしながら、キングとクイーンの像のある1階のバルコニーから本館を見上げている。もっとも受付は2階だから、バルコニーは1階?ここから更に下へ階段は続いている。地下ではなく斜面に沿っているので、階数の数え方が判らない!

 9月と10月には連休が都合3度あったが、台風や雨模様でお出かけはなく、blogも1ヶ月近く更新できなかった。美術館とあって内部の撮影にも制限があり、思うような写真は得られていない。おまけに総勢10人の行動では勝手はできない。あるだけの画像で纏めている。


いよいよ夏旅の終わり JR日立駅・シーバーズカフェ:茨城県日立市

2019-09-10 12:01:29 | 俯瞰(風景を上から見る)

2019夏旅 その10 (2019_08_16撮

 海の上名張り出してはいないが、突き出したようにも見える。新設なった駅舎に繋がる建物があった。

 夏旅最終日、鵜の岬から国道6号線を東京に向かう。予定していた「花貫渓谷」は雨の影響もありパスしたので時間に余裕が出来た。カーナビを見ると後120分ほどで帰宅できる。幸い渋滞もないようだった。ふとyukimiさんのblogにあったガラス張りの建物を思い出した。6号線はこの先海上を走るバイパスとなる。天気はいまいちだが今後来ることは無いと思われるので、ついでによることとした。JA日立駅はバイパスから見上げる崖の上にあった。細い坂道を上り、駅駐車場に車を入れた。

 駅舎は道路の向こうにある。ホームらしき姿もかすかに感じられる。

 エレベーターとエスカレーターが備えられている。

 上に上がるとホームへと向かう通路と、海への通路がある。勿論海を見に「シーバーズカフェ」へ向かう。

 当然カフェは満席状態、待つ時間は無いので駐車場まで下りるが、海際は広場になっていて崖際はテラス状、海を見渡すことが出来た。海に橋脚を立てた国道が続いているのが見える。

 この後、国道先にあるはずの道の駅を探すが、カーナビでは出ない。地図を頼りに走ると、やっと見つけることが出来た。海鮮市場の風情だった。フードコートが広く、市場で買った魚介を調理して食すようになっていた。近くの日立南太田ICから常磐自動車道に入り、お盆最終日混雑予想だったが全く渋滞もなく快適に帰宅して、2019夏旅は終わった。

追記:旅を終えての反省。ビジネスホテル利用の際は、夕ご飯を確実に確保しておくこと。お盆時期地方の個人経営の店は休業が多い。青森の「寿司屋さん」がそれだった。もっとも腹を満たすだけなら地方の中堅の都市には大手の居酒屋が進出していて、なんとかなるので以前ほどではないが・・・。


この景色知らずに通り過ぎるのでは! 再び酸ヶ湯近辺:青森県青森市

2019-08-26 17:45:45 | 俯瞰(風景を上から見る)

2019夏旅 その5 (2019_08_13撮)

 「まんじゅうふかし」の看板、酸ヶ湯近くまで戻って来て、道路脇に車が止まった。降りるように促された脇道への入り口にあった。

 子ノ口から青森の宿へ向かう。奥入瀬沿いに進むが、来た時と違ってかなり車が増えている。駐車スペースに入りきらず、空きを待って道路脇に停車、路肩に無理に止めたりして道路が狭まり、交差に苦労する場面もあった。

 焼山を過ぎ八甲田区域に入ると再び周りはもやがかかったように霧が漂っていた。山の頭は雲がかかっている。運転手さんの説明で、「まんじゅうふかし」は温泉熱でおしりを温めるいわば足湯ならぬ尻湯と言うことらしい。薬効があると言うが“痔”?“不妊”?聞き落とした。

 細い山道をやや下りながら先へ進むと「まんじゅうふかし」はあった。???箱形のベンチが2列に並んでいる。多分この中を熱い温泉か蒸気が通り座った尻を温めるのであろう。残念ながら熱くない!稼働していなかった。

 往復の道の脇に「賽の河原」があった。温泉地や火山活動のある山にも多くあり、いくつかのを見聞している。この地のものは、すでに活動を停止しているのか、“湯気・噴煙”の類いは見られなかった。「まんじゅうふかし」もそのセイ?

 酸ヶ湯を通り過ぎ少し先でいきなり左へ折れる。「高い所は大丈夫ですか?」と聞きながら進み橋の上で車を止めた。

 地図で確かめると黒石へ通じる「国道394号線」の「城ヶ倉大橋」とあった。

 下を覗くと“高い!”高所は苦手なので欄干に捕まって眺める。

 下流方向も・・・上からだと谷の深さは充分捉えきれない。

 国道103号線へ戻りほどなく萱の茶屋駐車場、「萱の茶屋」「長生きの茶屋」この茶屋の「鶴亀茶」を呑むと100才まで生きられると行きに説明されたがスルーしたが、どうしてもと車を止めた。

 長生きしたくはないが勧められるままに呑んだが???

 青森に向かい山から下りる坂にかかる所で、道路脇に駐車スペースが・・・。「岩木山展望台」とあった。言われる方を見るとかすかに「岩木山」の影が見えているが、画像では???

 色々加工して、それらしい姿を見出した。

 宿に着いたのは15時30分、宿を出たのが8時30分、所要時間7時間丁度、驚異的な正確さだった。東京を出て3日目、目的の「奥入瀬」は充分に堪能出来た。プロの運転手さんに任せて正解!だった。


湖は上から眺めるに如かず 十和田湖:青森県十和田市

2019-08-23 14:32:24 | 俯瞰(風景を上から見る)

2019夏旅 その4 (2019_08_13撮)

 眼下に穏やかに広がっているのは「十和田湖」、八甲田では雲に閉ざされていた山々も、此所では青空の下鮮やかな姿を現している。

 依頼した観光タクシー「7時間コース」では含まれていないけれど行きましょうと運転手さんが車を走らせたのが「発荷峠第一展望休憩所」であった。勿論ここまで来なくては十和田湖を観られないので、最初乗車した時に伝えてはいたから、時間に余裕があったのであろうか。

 展望所の表示には「秋田県」とあった。

  

 ???地図で確かめてみると観光船の発着所や、「乙女の像」のある「休屋」は青森県十和田市であるが、その直近まで湖沿いに秋田県がはみ出しているので、発荷峠は秋田県小坂町になる。その休屋方面を見てみると遊覧船が港へ向かっているのが見える。

 念のため拡大してみた。

 違う方向も撮ってみたが、木立に覆われここまで!

 食事は運転手さんに任せたが、「休屋」でなく「子の口」観光船乗り場前の食堂に案内された。湖畔の食堂の中で唯一冷凍でなく獲れたての「ひめます」を使っているのでお勧め!といわれた。確かに刺身が絶品、塩焼きも“プリプリ”使いたくないありきたりの表現だが他に言葉が見つからない!??新鮮な川魚の特徴、「身の骨離れが良い!」

 食事が済んだらすでに運転手さんが店先に車を着けて待っていた。観光名所の「乙女の像」や「大畳石」など案内する意思はなさそう、すぐに乗り込んだので、「子の口」での湖の画像はこれしかない。


またしても画像が保存されていない 五智公園:新潟県上越市

2019-06-07 17:01:39 | 俯瞰(風景を上から見る)

2019・GW その5

 5月4日、桜は終わっていたが八重桜はまだまだ見頃だった。

 よみうりランドでの乗車は40年以上も前、それ以来機会が無かったゴーカートに満足した妻が戻ってきたので、新設なったと告知されていた展望台へ向かうこととした。「展望台」に対して妻は懐疑的、立木に遮られて展望のない展望台にしばしばがっかりの場合が多かったから・・・。

 この後緩い、時折きつい上り坂が続く。「八重桜ロード」と名付けられており、時期を過ぎたとはいえまだまだ見頃だったが???この後の画像、数十枚は撮っているはずが全く保存されていない。到達した展望台の姿は残っていたが・・・??????

 新設なので配慮されているのであろう、展望台からは一方向を除いて視界は良好、先ずは直江津港。 

 港の彼方トンガリは「米山」なのか?定かではない。

 市街地の向こうは、「頸城」の山々であろう。

 木の間からは日本海の姿も。

 視界のない方向には風車が・・・発電???白い花の名は知らない。

 帰りは下り坂、存分に八重桜を楽しんだが、紹介出来ないのが残念!!全て保存されていない訳ではなく、展望台以降、翌日の画像も残されている???


今になって気がついた みつまた・かぐらスキー場:新潟県湯沢町

2019-03-14 12:28:03 | 俯瞰(風景を上から見る)

 抜けるような青空が広がって、2日前に雪も降っていたのでコンディションもまずまずの状態で、駐車場には早くから車が押し寄せていたが、ゲレンデはそれほど混んでいるようには見えない。

 今年3度目のスキー行、正月は4泊4日、2月は2泊2日、3月も2泊2日、泊まりの数と日数が食い違うのは、いずれも行きは午後東京を発っているので移動日はスキーは出来ない。かっては夕方到着すれば夕食は後回しにして、ナイターに飛んでいったものだが、それも若い頃、子供たちと一緒の時代の思い出になってしまった。3度のスキー行、いずれも1日しかスキーには乗っていない。雪や雨降り、ガスって視界ゼロが重なって早めに帰京している。

 10日は日曜日、石打のゴンドラとチェアーが交互に混じってくると言う新しいリフトを体験したかったが、エレベーターに乗り合わせたスキー客から土曜日異常に混んでいたと聞いて、無難に過ごせるかぐらを選ぶことにした。先ずは広くて緩やかなみつまたゲレンデでウオーミングアップ。

 今年は3回3日ともみつまた・かぐらとなってしまったので、画像が相変わらず、少しは変化といつもと違う箇所で撮ってみた。

 ???谷川辺りの山並みをアップでと撮った1枚に???ゲレンデらしき姿があった。方角と広々とした斜面から見ると「岩原スキー場」か?

 その後ゴンドラに乗ってかぐらゲレンデへ上がった。やはり区切りが良いので「かぐら」高速リフトを下りた時の頂上や滑り降りた和田小屋辺りで写真は撮るので、今回はゲレンデ中間辺りで撮ってみた。下方向、上方向、ゲレンデ風景は変化が少ない!!

 ???此所でも“絵”になる遠くの谷川岳に連なる山並みを撮っている。その中にやはりゲレンデらしい姿があった。

 切り取って拡大してみた。Google mapで方向を確かめ航空写真とストリートビューで確認すると間違いはなさそうだった。手前正面が「神立高原」後ろ斜めに広がっているのが「岩原」のゲレンデのようだ。

 かぐらスキー場へ上がるようになって十年以上30年は経っているであろうか、今までこの2つのスキー場が望めるとは思っていなかった。実際気にもとめていなかったし、判っていても遙か彼方、衰えた肉眼では確認は出来ないであろう。デジタルカメラの性能が上がり、ディスプレーで拡大、トリミングするようになりやっと認識出来るようになった。防犯カメラやドライブレコーダーの進歩も同じ恩恵にあずかっている。


広大な緑が続いて・・・ さきたま古墳公園:埼玉県行田市

2018-10-04 14:27:04 | 俯瞰(風景を上から見る)

 緑のふた瘤の丘がある。考古学に疎くても、前方後円墳と判断出来る。この地区(関東?)では最大の「二子山古墳」とあった。

 24日、昼食後近くの水城公園に寄るつもりであったが、通り過ぎた時に駐車場も池の傍もかなり混雑しているのが認められたので、直接古墳公園にやって来た。駐車場は広々として、公園も何ヘクタールあるやら巡りきれないと思われるほどだ。

 案内板で所在を確認し、駐車場脇の「天祥寺」の境内を通って先へ進む。

 少し進んで現れたのが「二子山古墳」であったが、近くまで行っても単なる草山に過ぎないので、遠巻きに進む。白鷺であろうか、草を食んでいた。

 広い芝生広場の先に「稲荷山古墳」があった。円墓に見えたが後で案内図を見たら前方後円墳とあった。縦方向から見ていた。

 並ぶ位置に「丸墓山古墳」があり、階段が付けられていた。上がってみた。

 かなり高さがある。登って彼方の「二子山古墳」の形を見られないか!!

 前方後円墳、上から見なければその形は確認出来ない。残念!ほぼ同等の高さ、ヘリコプターかドローンでなければ見られない。ふた瘤の草山だったが、それでも円形と方形の形は想像出来た。???位置的に見ると「稲荷山古墳」であろうか・・・。

 頂上から反対方向に町が見える。図解版が備えられていて、地名、建物の名称が書かれていた。その中に「忍城」とあったが、さっき通ってきた水城公園の辺りらしい。目をこらすとそれらしく見えるが、ハッキリしない。カメラのズームを最大の望遠にして確認出来た。

 古墳を下りて戻る途中に「一元三流」と書かれた碑があった。裏へ回ってみると武道家「吉川栄」とあったが詳しくは判らない。

 傍らには、名残の彼岸花が咲いていた。

 名前の通り“彼岸”には必ず咲く。家のベランダのプランターにも咲く。今年は早めに咲き始めたが、満開はまさに“秋分の日”であった。


ガラス越しの田んぼアート 古代蓮の里:埼玉県行田市

2018-09-27 12:58:36 | 俯瞰(風景を上から見る)

 目の下に広がる田んぼに今年は「大いなる翼とナスカの地上絵」と題された田んぼアートが広がっている。

 9月2度目の連休、世間では3連休とあって高速道の渋滞はかなり激しい。連休に限らず、仕事をしながら聞いているラジオからの情報では、特に土曜日は昼過ぎまで毎週20kmを超える渋滞が続いている。そこで最終日24日月曜日の繰り延べ休日、渋滞の少ない東北道の近郊(埼玉県内)に照準を定めた。行く先は埼玉県行田市、何があるのかは判らないが何かある?webサイトでは古墳と古代蓮とあり、加えて田んぼアートも見頃とあった。先ずはJR駅前の観光案内所に向かい、お勧めを聞き案内地図を手に入れる。

 古墳公園を経て「古代蓮の里」に着いた。先ずは「古代蓮会館」入館して展望室に向かう。エレベーターで2階に・・・2階?高くても1階と2階しかない!上から眺めた田んぼアートと周辺の蓮田。ガラス越しで画像が冴えないが、地上からでは田んぼ絵は見えない。

 会館を出て案内図に従い園内を歩く。蓮の見頃は8月までとあって花はなく、葉もほぼ枯れていた。

 それでも川の流れや水性植物園を歩くと、都会にはない清々しさがある。そして逃げることのない“鳥”が・・・鷺の種類であろうか・・・知識不足!!

 季節が遅いので枯れ田はやむを得ないが・・・???駐車場から園内に入る所に広がる蓮田には1輪の花が!歓迎の意味で「造花」?よく見ると生花!!たった1輪だが、よく生き残っていた!!


茶室の接待と茶庭 足立美術館③:島根県安来市

2018-08-23 14:20:55 | 俯瞰(風景を上から見る)

2018夏旅 その3 茶室「寿立庵」

 いかにもお茶の世界への入り口にふさわしい茅葺き(藁葺き?)の門。茶室「寿立庵」のアプローチとなる。

 足立美術館の滞在時間を多めにとったのは今ひとつの理由があった。館内には二つの茶室があり、拝見するには喫茶しなければならない。当然それなりの時間を要するので余裕を見なければならないと考えた。先ずは枯山水の庭を眺め、傍らの茶室「寿楽庵」の玄関を入り時間を確かめると、すでに呈茶は始まっていた。受付の女性に内容を確かめると(入り口で受け取った案内書を確認しながら)流礼席(椅子席)で、白砂青松の庭を眺めながら・・・とのこと。特に茶室の由来などはなさそう・・・。

 それではと30分遅く開かれる茶室「寿立庵」もすでに開いている時間、来た道を引き返し、門をくぐり路地を行き玄関に着いた。

 茶室は裏千家先代家元千宗室宗匠の命名とあり、妻にとっては見逃せない!

 国宝でも重文でもないので寛容に撮影は出来た。

 床の先に、庭が覗いている。

 この庭は、茶席に上がらないとみることは出来ない。で、訪れ喫茶することにしたのだが、案内の女性は由来をマニュアル通りの棒読み、案内された隣の広間には床に掛け軸と花はあったが、風炉と釜の設えはなかった。よって点前はなく、点て出しの茶は当然のこととしても、せめてその雰囲気は演出しておくべきではなかろうか!

 この画像は退出間際に撮っているが、どこであったか記憶が無い。

 額縁絵になっていた。

 今考えてみた。整えられた庭はいずれも見事な姿を見せていた。が、仕組まれた方向、位置から遠目に、所により額絵のごとく切り取ってみる細工(喧伝している)が多くあった。そして遠くから眺めるだけの庭の散策は出来ず、余分な出費をしなければ全てを閲覧出来ない仕組みになっている。入場料2,300円(通常の他の美術館と比べると???)そして庭を正面から見るために喫茶1,000円、茶室・茶庭の観覧に1,500円。これが安いか高いかは判断出来ないが、訪れたことのある施設を振り返ってみた。(単純に比較は出来ないが)

 上野の国立博物館の入場に行列の出来るような企画展がおおむね1,600円前後、日本庭園と由緒ある茶室も5棟あり、春と秋と期間限定であるが自由に散策出来る。妻が好んで行く柏崎市の「木村茶道美術館」、展示品は少ないが茶席を含んで1,400円。ちなみに地元の茶道家のお手前があり、道具類は通常展示されている作品を取り合わせで使用する・・中には重文クラスや、人間国宝の作も含まれ懇切な解説もあり、手にとって拝見することも出来る。「松雲山荘」という日本庭園の中にあり、柏崎市の管轄であるので無料で散策出来る。紅葉の季節には臨時駐車場も出来る混雑となる。

 正午退出頃には前に進むのもままならないほどの混雑、庭は見事に作られているが近年の所詮作り物、観光バスとツアー客が多く、門前の土産どころが人を集めていた、つまり究極の観光地。そこで考えた。「世に三大がっかり名所」なるものがある。「札幌時計台」「高知はりまや橋」とあり三つ目は異論多数あり。そこで「足立美術館」を推薦しよう!!!