北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

意味不明の漢字「偃」 栗林公園:香川県

2008-12-20 13:56:37 | 思いでの写真館

1969四国の旅:その4

 1月の栗林公園、芝や草のたぐいはすっかり褐色に枯れていたが、常緑の松が多く植えられており、地面を見なければいつの季節か判断が付きにくい程であった。“一歩一景”といわれる変化に富んだ趣ある情景とガイドにあるように、広大な敷地に多くの池と趣の異なる庭が配置され、大名庭園の見事さが残されている。

 夕暮れも迫っており、一巡するのもやっとだった記憶があるが、それでも見所の南湖の偃月橋はしっかり撮し込んでいた。



 「偃」の字が読めず意味も不明で、あちこち調べてみた。「堰」と作りが同じであるからおそらく「えん」であろうことは推測出来た。「偃月橋は弓張り月(半月)が湖面に影を映す姿から名づけられた」とあり、別に「偃」は「伏せる」意とあって、半月が伏せた姿と理解出来た。稚拙なブログであっても、間違いは避けたいという意識は働いている。特に固有の名、地名は恥を晒すようで避けたい。各地の名所は、歴史的伝統を持つものも多く、物見遊山で行った旅では理解せず漫然と通過していた。ブログに載せる前に裏付けを取るようになって、思いがけない事実を知ることも多い。六十いや七十の手習いというところか。

 「和」の庭園が数多くあったが、「洋」の庭園も造られていた。この区画はいつの頃作庭されたのであろうか。“大名”の頃だとしたら、随分モダンな殿様だが・・・。




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