戯曲「王将」で有名な坂田三吉氏は、
大阪、堺の人だが、貧困の中に育ち、成人して目に一丁字も無かった。
やがて将棋で名を挙げ、
各界の名士とも交流を持つようになる。 . . . 本文を読む
「俥引きの三やん」こと坂田三吉が、
もし、将棋の内容より、
賭けに勝つことを第一とするような真剣師、
つまり、プロの博打打ちなら、ちょっとした技をつかったはずなのです。
例えば、 . . . 本文を読む
商品相場のように値段の動く処、
必ず、投機の対象となるのは、歴史が証明している。
古くは米相場がそうだったし、
一時は商品増場の花形だった小豆相場、現代では原油や稀少金属の市場。
いずれも、
本来は、米や小豆と云った現物を売り買いする市場に、
米も小豆も買う気はないのに、資金を持つ者が参入し売り買いする。
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博打の主催者が、手数料や利益として取る分を「テラセン」と云う、
その昔、
寺社へ町奉行の手出しができなかったころ、
寺に頼み込んで場所を借り、御禁制の博打を行うことがあった。
その時に出した礼金から「寺銭」と云うようになった。
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上方落語に「高津の富」と云う名作古典がある。
「高津(こうづ)」は、大阪市内にある高津神社、
「富(とみ)」は、「富くじ」のこと、
富くじは、今の宝くじと同じ仕組み、
当時は、神社や寺が発行し、利益は社殿の増修復などの費用にした。
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昔の大阪は商人の町、と云う事で、
商売の神様、「えべっさん」の人気は今でも高い。
ことに1月10日は「十日エビス」、
前日の9日は「宵エビス」、
11日は「残りエビス」として、各地の恵比寿神社へ御参りが群集する。
「えべっさん」は、
鯛と釣り竿を持っているのを見ても分かるが、本来は漁師の神さん。
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「犬が人を噛んでもニュースにならないが、
人が犬に噛み付けばニュースになる」と云う有名な言葉がある。
意外性こそがニュースの命と云うわけ。
処が
宝くじは、必ず当たるモノなのに、
その当たり方によっては、ニュースになることがある。
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大晦日に抽籤のあった
ジャンボ宝くじの結果が、正月の新聞に出ていた。
きのうは又、
「1等2億円が全国で68本出た」と云う報道もあった。
当たった人には御目出度いことだが、
この宝くじ、
胴元の国もひどいではないか、と思うほどに還元率が低い。
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きのう、テレビで、
昔の映画「浪花の恋の物語」を見ました。
放映があるのを知らず、
気がついた時には始まっていて、結局見たのは後半だけでしたが。
ただ、五十年前の公開当時に、一度、
劇場で見ているのと、原作が有名なので混乱はなかった。 . . . 本文を読む
NHKの正月番組と云えば、
昔は、三番叟や筝曲、三河万歳と云ったものが定番でした。
しかし、今は、
そんなモノ、何の事やら分からなくなって、姿を消した。
第一、三番叟(さんばそう)や筝曲(そうきょく)と云う字さえ読めない人が殆ど。
それはまぁ、いいとして、
それに代わる番組として目に付いたのが、「携帯大喜利」。
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この年末年始、
テレビはバラエティ番組が多いですね。
それも音楽抜きのお笑い系が全盛。
そう云う中で、
夕べ遅くに、珍しく一人芝居の番組をやってました。
実際にあった話を
役者さんが一人芝居の形で演じるオムニバス形式。
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